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BDの例の件と格闘技の予備知識

まず始めに、被害者は目を覚まして良かったし、後遺症の危険性はまだあるけども、死ななくて本当に良かったと思う

さて、最初にBDに関してです
若い方はわからないと思うが、昔TBSでTOKIOを看板にした「ガチンコ」という番組内に「ガチンコファイトクラブ」という企画がありました
全国からならず者を集め、ボクシングの素晴らしさを説くみたいな企画です
BDのモデルはこれでしょう

そのガチンコファイトクラブは実はやらせだったと後にバレます
ならず者もいたけど半数は劇団員だったみたいな感じで
つまりBDもほぼ同じです
劇団員は混じってないだろうが、どういう場かわかってて来てる
「あくまで本気になるのは試合だけだよ」とね
だからオーディションも計量後のフェイスオフも暗黙の了解でしょう
オラつくだけオラついて低レベルな喧嘩をしてチャンチャンって

ただね、こういう場には一定数馬鹿が混じります
必要以上にオラついて目立とうとする
結果、本当にイラついて手を出してしまう
起きましたよね?馬鹿が遂に混じって生死に関わる問題を起こした

格闘技にあまり興味がない人からしたらきっと不思議だったでしょう

たった一発のビンタで失神?と


ここからは多少格闘技の話になります
まず、計量後のフェイスオフ
あれは敬意を持った同士であれば変な乱闘になどならない
じゃあ敬意を持たない同士だから起きるか?と言われれば違う
フェイスオフ=計量後
つまり減量苦の人はストレスがマックスの状態なんですよね
普段は温厚でも相手の態度で激高するなんて普通にある

わからない方は調べてほしいですが、山中慎介さんというとてつもないボクサーがいました

山中さんは自身の憧れだった辰吉丈一郎さんのいた階級であるバンタム級に、デビューの2006年から引退する2018年までの12年間いたんです
何がすごいかイマイチぱっとしない人がいると思います
ボクサーは減量との戦いですが、同じ階級に12年いるとか基本無理なんです
例えば、走り込みで減量できてた人でも繰り返すと体は覚えるので反応しなくなって違う減量メニューにしないといけなくなるし、その次にやってたものもすぐ慣れてしまうとまた違うメニューにしなきゃいけなくなる
恐らくですが私生活でも徹底した食事管理と体重管理をしてたはずです
生きてるのにボクシングの為にうまいもんも食わず酒も飲まず過ごし、それを何年も続けるとか常軌を逸してると思いませんか?
憧れだった人がいた、守った階級に居続ける為にそれを実践してたんです

あとついでなので減量はなぜするの?というのも書いておきます
ボクシングに関しては階級が17個もあります
軽量級から中量級までは約2kg間隔で分けられて、中量級から重量級までは約3kg間隔に分けられます
仮にですが普段は66kgで生活をしてる人がライト級(61kg)で出る大きなメリットというのは、66kgのパンチを61kgの階級で使えるから、これは滅茶苦茶簡単な説明ですがそういうことです
なのできっと中には70kgから61kgまで落として戦ってた人はいたと思うし、なんだったら10数kgの減量をしてた人も過去にはいたでしょうね

山中さんの話に戻りますが、2011年にWBCを戴冠し2017年まで12度の防衛をしていますが階級変更は考えていなかったそうです
例えば井上尚弥さん
ライトフライ級(48kg)から現在はスーパーバンタム級(55kg)と約7kgも違う階級にいますが、ある意味これは当たり前なんですよ
前述したように体が慣れて体重が落ちず変更しないと戦えないから
山中さんがどれだけすごいかこれで少しは理解してもらえますかね?

その山中さんが引退のきっかけになったのは、井上チャンプが倒してくれましたが、ネリというメキシコの悪童のせいでした
13度目の防衛の掛かった試合に負けることになりますが、その後薬物検査で明らかに違反薬物なのにも関わらずWBCはネリを処分せず(WBC本部はメキシコなのでネリ優遇と当時は言われてました)再戦という措置が取られたのですが、今度はネリの1.3kgの大幅な体重超過でノンタイトル(空位)になり、ネリはどのみち王座陥落扱いで山中さんが勝てば戴冠という酷い条件の試合でしたが、結果的には負けてそのまま引退となりました
ネリ側の策略でした

その計量の時の山中さんを俺は一生忘れません
普段からオラつかない方なのに激高してたんです
減量でボロボロの状態だから声もかすれていました

減量、階級、これがいかにすごいことか少しは伝わりましたかね?

そしてBDの話に戻ります
冒頭に書いた「たった一発のビンタで?」というのは、減量が過酷であればあるほどたった一発とはなりません
やられた側はかなりきつい減量だったとなんとなくはわかります
だからこそです
階級のある格闘技というのは万全の状態で挑める選手など1人もいません
減量により内臓はボロボロで肌も水気を失い、何より減量により精神もボロボロなので

参考までにこちらの動画をご覧ください

これはあくまで昔のK-1でしかもヘビー級なので、お互いがそこまで過酷な減量などせず元気なのでこんな感じになりますが、これだって珍しいんです
それはなぜか
これは会見後のパーティーの一幕なので計量後とかではないということ
仮に計量後ならばスタッフが全力で止めるしその体制もある

俺がBDに言いたいのはビンタした奴も最低なゴミだけど、運営はもっとクソゴミという点です
BDは格闘技じゃなくて馬鹿を集めたお遊戯会なので、運営もお遊戯会なのはまぁ当然としても、命の危機が実際に起きたんだから会見し謝罪して、取るべき責任を負うのは当然ですからね

キックの武尊さんやRIZINの平本さんも言ってますよね
あんなのは格闘技じゃないし、格闘家を目指す子供には悪影響でしかないって
ほんとそうなんですよ、あれは格闘技じゃなくお遊戯会

俺が格闘技を見てきて思うのは、見る側のレベルが相当低いということ
例えばK-1なんてヘビーの迫力ある試合ばかりだったし、中量級では魔裟斗さんや小比類巻さんや武田さんなんかがいて、本当にハイレベルな戦いが多かったし、総合のPRIDEなんかも同じですよね
ヘビーも中量級も軽量級もハイレベルな試合が多かった
K-1もPRIDEも世界の中心で、世界中から強豪が列を作りレベルが保たれていましたから

今は仕方がないしレベルが低いとは言い切れないし思いませんが、注目する層が狭いので一部のマニアが見ているだけで、勝った負けただけでお祭りするし、SNSのせいで派閥で場外乱闘して「お前らが戦ったわけじゃねぇのに」という冷めた目で俺は見ています

マニアがコンテンツを潰す

これが綺麗に当てはまるのが今かと思いますね

さて、BDはどういう責任を取るのか
殴った奴は刑事事件が普通だと思うし、殴られた奴が何をどうかばおうが絶対に許されていいわけがないのでまずはそれ
あと、溝口さんと朝倉さんでしょう
まずは会見を開いて状況を説明して、被害者にどういう措置をし責任を取るのか、今後BDをどう運営していくのか、または閉めるのか、この説明は必須です

格闘技イベントではないので当たり前だと思いますが、みなさんはどう考えていますか?
格闘技の真似事をした集団の一人が一歩間違えれば死んでいた事実
軽く見てもらっては困ります

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