第8話|一輪ではなくなる日
最初は、気づきませんでした。
同じように、
小さな芽が、近くにあることに。
ふとした瞬間、
隣に気配を感じます。
「……ここにも?」
気づけば、
ひとつではなかった。
同じように、
風に運ばれ、
ここへたどり着いた存在。
言葉は交わさない。
けれど、確かにそこにいる。
孤独だと思っていた場所に、
同じように生きるものがいた。

私たちは時々、
ひとりだと思い込んでしまいます。
誰も分かってくれない。
誰も同じじゃない。
でも、
少し視線を広げると、
同じ場所で、
同じように生きている人がいる。
それだけで、
少しだけ心が軽くなる。
一輪ではなくなるということは、
弱くなることではない。
つながりが、生まれるということ。
🌿 この話が伝えたいこと
孤独は、見えなくしているだけかもしれない
🌿 人は、つながりの中で生きている
次回予告
これまで当たり前だと思っていた出来事に、
新しい意味が見えてきます。
次回:風は奪うだけではなかった

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