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「生きててもしゃーない」*20代の私*が整骨院で突きつけられた言葉


20代前半の頃、私は整骨院で受付と診療補助の仕事をしていました。
​毎日たくさんの患者様とお話しする中で、今でも忘れられない言葉があります。
​それは、70代後半の患者様がぽつりとおっしゃった、、、
「今日はな、朝から眼科行って、昼は耳鼻科行って、夕方やっとあんたんとこや。病院ばっかりで、何も楽しいことないわ……」と。

​戦後の苦しい時代を生き抜き、今の豊かで便利な日本を築いてくださった世代の方です。その言葉はあまりにも衝撃的でした。
大変な世の中を生きてきて、人生後半で、こんな悲しい言葉が出てくるのか…と。

​「何も楽しいことがない」
「生きててもしゃーない」

​その言葉を聞いた瞬間、胸がキュッと締め付けられるような、切なさと悲しさが押し寄せてきたのを覚えています。

​また別の日には、ご主人を亡くされた80代の女性がこう話してくださいました。
「おかず作っても、1人分って難しいんや。もう3日も同じもん食べてる。飽きてしゃーないねん」
​20代前半だった私にとって、それは「年を重ねる」という厳しい現実を突きつけられた瞬間でした。


「自分たちもいつか、こんな風になってしまうのだろうか……」と。
​さらに、痛みを少しでも和らげたくて、何軒もの病院をたらい回しにされた末に私たちの整骨院へたどり着く患者様も少なくありませんでした。
​体に痛みを抱え、病院をハシゴするだけで一日が過ぎていく毎日。
そこに「生きがい」や「楽しみ」を見出すのは、どれほど難しいことか。
​そんな患者様たちの姿を見ているうちに、私の頭の中にふと、ある想いが浮かびました。

「もしも一つの場所に、このような方々の『辛さ』や『孤独』を丸ごと解決できるような、ビルがあったらどうだろう?」

​心がパッと明るくなって、身体も痛みから解放され、笑顔で帰れるような場所。
そんな夢のようなことを考えていた矢先——

​私の目の前に、まさにその「理想のビル」を彷彿とさせる、ある出来事が起こったのです。
続きはまた次回へ


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​次回は、私の大きな転機となった「あるビル」との出会いについてお話しします。

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