アビシニアン
数年前から、アビシニアンという種類の猫を飼っている。
猫と暮らすのは初めてのことで、当初は色々と戸惑うことばかりであったが、いまだに驚くことは、何と言ってもその「脈絡のなさ」。
とにかく、本当にいろんな行動が突然なのだ。
私もモノカキの端くれとして、時には脈絡をあえてすっ飛ばすような展開で緩急を作ろうと努力したりもするものだが、全く猫には敵わない。
このあたりのセンスを発揮すればさぞ面白い文章が書けるのではないかという期待はあり、猫自身もモノカキ業そのものに興味はあるようでキーボードによく乗ってきたりはするのだが、惜しむらくは我々と言語が共通ではなく、「っっっっっっっっっp」などとタイピングしてしまう。
しかしそれでも、フィクションに対する好みはあるようで、一緒にドラマを観ていたりしても、食いつく作品と食いつかない作品がある。
君、何を基準にしているんだい?
