大人も引き込まれる📖 細部まで作り込まれた巧妙な絵本
外出先で大活躍!
マザーズバッグの必需品
マザーズバッグに常備しているのが、ビニール袋。
外出先でのおむつや、お菓子などのごみをまとめるのに使うほか、
公園でどんぐりや木の実を集めるときに非常に役立ちます。

収集タイプ :数追求型
どんぐりを見つけると、目に入るどんぐりすべてを拾わなければ気がすまなそうな様子のわが子。
ある時、公園でよその子が「きれいなの」だけを探している様子を見ましたが、わが子は割れてしまったのも汚れているのも関係なしに、とにかく数を追うタイプのようです。そっちか~と思いながら、割れていたり汚れがひどいどんぐりを、帰ってからこっそり捨てる母でした。
細部まで作り込まれた
『リスタクシー』の世界

さて、そんなわが子にぴったりかも、と思って手に取ったのがこの絵本。しかし、もしかしたら私の方がハマっている、というかツボっています。
リスが背中に背負う「車」で乗客を運ぶ「リスタクシー」の乗務員たちの1日を描いているのですが、ページごとの情報量がすごいんです!

たとえば、朝、乗務開始前の休憩室。壁には「キレイにつかおう!」の張り紙が。事務所には、ドングリの神様を祀っているのであろう神棚のようなものも…。この部分だけで私は、作者のもとやすさんは、もしかしてタクシー会社を入念に取材してきたのかな!?と想像してニマニマしてしまいました。
大人も夢中になる小ネタの宝庫

神棚のそばには「きょうのうんてんしゅ」と書かれたボードが掲げられており、1匹のリスが自分の名札を赤(休み)から白(出勤)に裏返したところのようです。読み込むうちに気が付きましたが、ここで「白」になっているリスさんたち全員のプロフィールが、絵本のとある場所に記されていました。設定が細かい!
読み聞かせが止まるほど魅力的な街並み
リス運転手たちが乗客を乗せていく街(64シティという)の風景も圧巻です。もう、すべてにツッコミを入れたくなるほど、小ネタがちりばめられているんです。
読み聞かせをしていてもついつい絵に見入ってしまい、ページをめくる手が止まるので、子どもに「(つづきを)読んで!」と言われることもしばしばです。
私のお気に入りはカンカンよこちょうのそばにある「ムーシーブロードウェイシアター」の看板。上演中の演目を見ると「ミンミンブーツ」「ヤンマ・ミーア」「ウェットサイドストーリー」だそう。どんなミュージカルなんだ。気になりすぎるじゃないか!

元ネタを知らない3歳児にはこのおもしろさはさすがに伝わらないよな…と思いながら1人でニマニマしていたのですが、わが子は「オケラのカラオケ」という看板を見つけて「ねぇ、『オケラのカラオケ』だって~」と笑っていました。「もじり」は3歳児にも伝わるのかもしれません。
繰り返し読むたびに深まる観察力
読み聞かせを重ねるうちに、それまでストーリー重視だった子どもの方も、絵の細部にまで目が向くようになっていきました。
観光名所のページで突然「おだんごカーだ!」と言いながら本を閉じようとするので何事かと思ったら、このページで描かれている「おだんごカー」なる、丸まったダンゴムシが引いてくれる人力車風の乗り物が、裏表紙にも描かれているのに気付いたようです。おぉ、それは私も気づいてなかったよ!

めくるたびに新しい発見があり、子どもとそれらを共有すると、「同じページを眺めながらもそこを見ていたのね」という別の発見もありました。
家にはすでに大量のドングリがあるのに、また公園で拾おうとするので、「リスタクシーに乗りたいの?」と聞いてみると「リスタクシーになるの!」と言っていました。そっちか~。
今回紹介した絵本はこちら👇🐿️🚕
『リスタクシー』
もとやす けいじ/作絵 校正出版社
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