大阪へつながる『森は海の恋人』の理念
5月10日、大阪府高槻市の高槻森林観光センターで開かれた第13回うなぎの森植樹祭に、当法人理事長の畠山信がお招きいただきました。
主催は、NPO法人大阪・うなぎの森植樹実行委員会です。淀川のウナギを思い、その水源域にあたる高槻の森を育てていこうという取り組みで、森と川と海のつながりを大切にする活動として続けられています。
この植樹祭には、生前、畠山重篤も参加させていただいておりました。気仙沼で始まった「森は海の恋人」の理念が、大阪の地で受け止められ、淀川のウナギを思う活動として継続されていることを、当法人としても大変ありがたく受け止めております。

今年11月には、大阪を舞台に、天皇皇后両陛下ご臨席のもと、第45回全国豊かな海づくり大会の開催が予定されています。豊かな海を考えるうえで、森と川を含む流域全体の視点は欠かすことができません。その意味でも、大阪で海づくり大会が開かれる年に、うなぎの森植樹祭へお招きいただいたことは、たいへん意義深い機会となりました。
大阪の町とウナギは、食文化としても深く結びついています。2022年には、道頓堀川でもニホンウナギの生息が学術調査で初めて確認されました。都市の川にも命が息づいていることを知ることは、身近な水辺の環境を見つめ直すきっかけになります。
一本の木を植えたからといって、すぐにウナギが増えるわけではありません。しかし、森を育て、川を思い、海に届く水の流れを考える人が増えていくことは、流域の未来を支える大きな力になります。
「森は海の恋人」の理念が、淀川のウナギを思う活動として大阪の地に根づき、次の世代へ受け渡されていくことを願っております。高槻の森で植えられた木々が、これからも多くの方々の手で育まれていくことを、心より祈念いたします。
