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【台湾教育】台湾教育の「熱」と「補習班」の存在

台湾の民間教育企業への訪問

台湾の教育

台湾の教育は日本と似た「6・3・3・4制」を基本としている。
内容は以下の通りだ
義務教育(国民教育)
小学校6年間、中学校3年間の計9年間が義務教育です。2014年からは「十二年国民基本教育」として、高校・義務教育レベルの3年間を含めた12年間の教育課程が整備されています。

  1. 高等中等教育(高校レベル)
    普通型高級中等学校(普通高校)と、職業教育を主とする技術型高級中等学校(職業高校)に分かれます。

  2. 高等教育(大学・大学院)
    大学、独立学院、専科学校などがあります。近年は少子化の影響で大学の統合や再編が進んでいます。

補習班の存在

台湾はアジアの中でも教育熱心な社会であり放課後には皆「補習班」と呼ばれる学習塾に通う。また、デジタル教育やSTEM教育にも力を入れている背景がある。
台北駅近くでは補習班で埋め尽くされた補習街などもある。

デジタル教育の先進性

台湾のIT大臣として知られていたオードリー・タン氏の主導もあり、台湾のデジタル教育、主にプログラミング教育やリテラシー教育はかなり進んでおり、メディア・リテラシーなどを義務教育に組み込んでいる点は世界からも注目されている

2030 バイリンガル国家を目標

台湾政府は「2030年までにバイリンガル国家になる」という目標を掲げている。算数や理科などを英語で教えるCLIL(内容言語統合型学習)を導入する公立学校も増えてきており、民間企業もその分野での教材開発に力を入れている

台湾民間教育企業【鎮麟升學中心】

台北駅近くの路地にある鎮麟升學中心を訪問した

鎮麟升學中心が入る雑居ビル 台北駅からは5分ほど


ビルの一角にあり、そこまで大型ではないが、広告や合格実績などが多く並んでおり、熱と賑わいを感じた。
一階エレベーター前ではテレビーモニターで広告も流していました(その広告は↓)


中の撮影は許可をもらえなかったが、パンフレットともらい、すこしだけ中の様子も伺うことができた。

入ってすぐのところにはミーティングの席のようなものがいくつかあり、コーチひとりに対して7名ほどの学生が囲っていた。


かなり熱心なコーチングを受けていた。何より子どもたちは相当一生懸命に紙に書き込んでおり、熱心さも伺えた。なにより印象的だったのは顔と紙との距離が相当近かったことだ。一瞬だったが、あのとき目にした光景からは台湾の教育熱を感じる瞬間でした。

中には集団授業用の教室がいくつかあり、メインは対面の集団授業のようでした。受付では公式BGMがずっと流れていました。

ちなみに実際の受付周りの様子はこの台湾で放映されている番組で見られます
メディア露出も多いようなのでマーケティングもかなりうまく行っているのではと思います

台湾の小学校への訪問:教育と歴史の交差点

塾での熱気を感じた次は、現地の公立小学校を訪れました。


校門をくぐってまず感じたのは、初めて来た場所なのにどこか懐かしい、不思議な既視感。 日本の学校との共通点が多く 特に印象的だったのは、手洗い場や廊下の掲示板です。歌川広重の絵画作品などが飾られており、台湾の子供たちが日本の象徴を身近に感じている様子が伺えました。

日本統治時代と台湾教育の関係

なぜこれほどまでに似ているのか。その背景には、1895年から1945年まで続いた日本統治時代の歴史がある。現在の台湾の小学校の多くは、当時設立された「公学校」を前身としており、 近代教育の基礎が日本統治時代によって築かれたという歴史的経緯が、今もなお校舎の佇まいや教育現場の細かな作法の中に息づいている。 最先端の「デジタル・バイリンガル教育」と、日本由来の「伝統的な学校風景」。この二つが共存している点に、今の台湾教育のユニークさと深みを感じる訪問となりました。

今回の訪問を通じて

台湾の教育現場には「未来への猛烈なスピード感」と「日本との深い歴史的な繋がり」が共存していることを強く実感しました。塾で机に向かう子供たちの熱量、そして日本の面影を残す小学校。

特に感じたのは日本とは違う教育への熱です。
受験戦争のせいともいえるのか、子どもたちは相当な時間を学習に費やしているのだろうが、少なくともそれはやがて国を支えるものに繋がってくる。日本にはない熱気を感じた。

私たち日本の教育関係者にとっても、台湾のこうした姿勢から学べることは非常に多いのではないでしょうか。  台湾の教育の「今」を肌で感じた今回の経験を、今後の自分自身の活動にも活かしていきたいと思います。


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