蒸留記録 vol 2 ヤブニッケイ(籔肉桂・薮日経)の蒸留
はじめに
今回は、ヤブニッケイの蒸留を行った。
私の普段生活している四国の海沿いエリアは、基本的に照葉樹林が優先する地域であり、樹種としては、カシ(アラカシ・シラカシなど)、タブノキ、シイ、タイミンタチバナ、ヤマモモ、ヤブツバキ、ウバメガシなどが生育している。
その中でも、精油が取れると言われる植物は限られるが、有望な樹種として、クスノキ科は我らの味方である。
多少内陸部に入った林内に多分に生息しているクロモジをはじめ、クスノキ、ヤブニッケイ、アオダモ、シロダモなど、クスノキ科の植物は、蒸留することで、精油と、場合によっては樟脳を得ることができる。
クスノキの中でも、精油にどの成分が多いかという種が異なるらしいので、それ以上のことは不明である。
今回は、道に倒木していた薮日経を回収し、蒸留した記録である。
ヤブニッケイは、クスノキ科の常緑樹で、楠科特有の三行脈が葉にあり、シロダモとよく似ていますが、シロダモが葉の裏が白いのに比べて、ヤブニッケイは、葉の裏が白くなく、葉を揉むとシロダモよりも甘い香りの強い種です。
ヤブニッケイについてより詳細に知りたい方は下記記事へ。
今回は、倒木した時期が分からず、ある程度葉が落ちかけている状態での蒸留となった。
基本的には枝葉を蒸留し、総量は3キロ弱となり、3回に分けて上流を行った。
いざ蒸留
蒸留前の状態

薮日経の蒸留 1回目
枝葉:855g
水:4L
天気:晴れ
気温:16度
湿度:43%
0分:蒸留開始、強火
1時間:水出てくる。冷却菅部に、樟脳のような物質が析出している。
90分:ほのかに油層あり。
120分:輸送あり。樟脳と思われるもので冷却菅が詰まっている。少し温度を高めで、冷却水を流す。
150分:油層増える。蒸留水も多い。
180分:油層はほぼ変わらず。
210分、蒸留終了。蒸留水2L オイル数ミリ程度か。150分からさほど変化がなかったので180分する必要はなさそう。

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