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スンスンのリングノート

クリスマスに夫からもらったパペットスンスンのリングノートを、2カ月ずっとただ飾っていた。書くのがもったいなかったから。

うちの夫は気がつかない個性の持ち主である。母の日も誕生日も気がつかない。子どもが小さいうちはスルーされ、最近は子どもたちが気にかけてくれるようになり母のイベントごとも開催されるようになった。ありがたいことである。

当然、このクリスマスのプレゼントも子どもたちの賢いアドバイスの結果選ばれたものでしょう、ええきっとそうに違いない。

パペットスンスンはかわいい。
大きくなったらパンになりたいらしい。ほわぁ~♪

ただの癒し系キャラかと思っていたけれど、この動画を見てからお気に入り度が増した。

黄色い花

大事にお世話をしていた花もいつかは枯れ、お別れがきてしまう。その悲しみに向き合うスンスンと、寄り添う仲間が描かれている。

この動画に出会ったのは、母の四十九日の頃だった。
あの頃の私は、とにかく母を亡くした悲しみのまま家族がへたり込んでしまうことが怖くて、
「寝て!食べて!学校(仕事)へ行く!」
とみんなの背中を押し続けていた。
葬式が済んだからって悲しい気持ちはなくならない。寝る前には子どもたちのベッドで、「あばあちゃんがいなくてさみしい・・」の話を聞き、3人で寄り添って語り合った。
けれど、どんなに悲しくても私たちは日々を生きて生活をまわしていかないといけないのである。なんでもない繰り返しだけど、日々の要素を一つ一つこなしていくことで、前へ進めるような気がしていた。
息を吸うように普段やっている、寝て、食べての繰り返し。だけどその頃の私たちにとっては必至に積み上げる、前を向くための大切な要素だった。

そんなときに出会ったスンスンのこの動画。スンスンや仲間の優しさに心を打たれることはもちろんだけど、食べて、寝てが描かれているのがよかった。
ただ月日が経つことを表しているだけなのかもしれない。「冬から春に変わったよ」の間を埋めるためのものかも。けれど私には、その繰り返しが、私たちが必死で積み上げている繰り返しが、きちんと先につながっているから大丈夫だと示してくれているようで。
「それでいいよ」と言ってくれている気がするのだ。

この動画、最後がいいのだ、最後が。
私たちも、ちゃんと前を向いて、進んでいきたい。



と、このようにお気に入りになったので、子どもたちはきっと
「おかあへのプレゼントならパペットスンスンだよ!」
といったに違いない。

優秀な子どもたちだ。私はこのリングノートのプレゼントがうれしすぎてずっと飾っていた。
でも、そろそろ、手に取ろうと思う。やることリストで埋めてしまうような馬鹿な真似はしない。スンスンなんだから、特別なことを書くんだ。
前を向こうと「食べて、寝て、仕事して、子どもを抱きしめて」を一つ一つ丁寧に積み上げた時間を忘れないように。


明日も会えるって素敵なことだ。
よかったら、またお会いしましょうね。

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