見出し画像

子どもが変わる!食卓と寝室から始める「集中力&自己肯定感」育成術

最近子どもたちを見て、「なんだか落ち着かないな…」「集中力が続かないな…」と感じたことはありませんか? 正直なところ、私自身も教師になりたての頃は、この子たち、どうすればいいんだろうと悩んだこともありました。実は、子どもたちの「イライラ」「ソワソワ」の裏には、子どもたちが日常的に触れているデジタルデバイスが大きく関係しているんです。



1.集中力はなぜ奪われる? デジタルが脳に与える「即時報酬」のワナ

昔は「テレビばっかり見てる!」と言われた時代もありましたが、今はスマホやタブレット、ゲーム機など、子どもたちは本当にたくさんの「画面」に囲まれていますよね。指一本で楽しい動画が見れたり、ゲームで敵を倒せばすぐ「やったー!」とご褒美がもらえたり。

最近、専門家の間ではこんな考え方が主流になっています。デジタル画面から入ってくる刺激が、脳の『報酬系』と呼ばれる部分を、過剰に活性化してしまう、と。どういうことかというと、ゲームのクリアやSNSでの「いいね!」のように、すぐに得られる快感が脳に強く刻み込まれてしまうんです。

そうなると、地道な学習や努力といった、結果が出るまでに時間のかかる「遅延報酬」への興味が薄れてしまう。脳が「すぐに楽しいこと」に慣れすぎて、じっくり取り組むことを「つまらない」「退屈だ」と感じてしまうようになるんですね。

私の学級でも、1日に長時間ゲームや動画を見ている子が多い時は、授業中に積極的に発言する子が減ったり、「つい隣の子とおしゃべりしちゃう」ことが増えたりしました。子どもたちの集中力は、気づかないうちにデジタルデバイスに「奪われている」のかもしれません。

【実践!明日の授業・家庭で使えるワザ】脳をリセットする5分間

  • 学校で実践! 授業の途中で子どもたちの集中が途切れてきたな、と感じたら、ぜひ「5分間の脳みそ休憩タイム」を取り入れてみてください。「みんな、ちょっと目を閉じてみようか」「窓の外の雲、どんな形かな?」と声をかけるだけでもOK。短い時間でも、脳の過剰な興奮を落ち着かせ、集中力を再起動させる訓練になります。

  • 家庭で実践! 保護者の方は、宿題中に集中が切れたら無理させず「5分だけ宿題から離れて、ストレッチしてみてね」と伝えてください。水を飲むのもいいですね。集中力が復活します。


2.対話が生まれる余白の時間:「静けさ」が育む心の豊かさ

「どうしてそんなに動画ばっかり見てるの?」と子どもに尋ねると、「だって、一人だと暇なんだもん」とか「なんか静かだと落ち着かないんだ」と返ってくることがあります。

いつもテレビやスマホの音が鳴っていることに慣れすぎて、静かな場所にいると、かえって「何か情報がないと落ち着かない」と感じてしまうのです。デジタル漬けで、脳が常に何か情報を求めている「刺激依存の状態」とも言えるでしょう。

本来、子どもたちは何もないところから遊びを見つけたり、自分自身の内面と向き合ったりする力を持っています。しかし、常に外部から刺激が供給される環境にいると、受け身の時間が長くなり、「自分の中から楽しさを見つける力」や「誰かに働きかける力」が育ちにくくなる傾向があります。

家庭で友達と遊んでいる時、同じ部屋にいるのに、それぞれが違うゲームで遊んでいる、というような場面が見られることはありませんか?このような「隣にいるのに会話がない沈黙」が増えることで、子どもたちは自然なコミュニケーションの機会を失い、相手の表情や仕草から感情を読み取るといった非言語的スキルの発達が遅れる傾向にあります。

【実践!明日の授業・家庭で使えるワザ】「話す前の一呼吸」を意識してみよう

  • 学校で実践! 授業中、指名する時や、子どもが発言をためらっている時に、すぐに助け舟を出さず、ほんの数秒「待つ沈黙」を意識してみてください。子どもが自分で考え、言葉を紡ぎ出す貴重な時間になります。

  • 家庭で実践! まずは週に1回でもいいので、夕食の時にテレビを消して、スマホも手放して食事をしてみませんか? 最初は少しソワソワするかもしれませんが、その静けさの中から「今日のご飯、美味しいね!」「学校でこんなことがあったよ」と、自然な会話が生まれ、それがコミュニケーションを育てることに繋がります。


3.見過ごせない寝不足のサイン:成長を阻害するスクリーンの光

今の時代、子どもたちも自分専用のスマホやタブレットを持っている子が増えましたよね。すると、リビングではなく、自分の部屋で夜遅くまで画面を見ている、なんてことも。これ、「ちょっと夜更かししてるな」では済まされない、結構深刻な問題なんです。

多くの研究で指摘されていることですが、寝る直前までスマホやタブレットの画面を見ていると、そこから出る「ブルーライト」という光が、私たちを眠くさせるホルモン(メラトニンと言います)の働きを邪魔してしまうと言われています。そのせいで、たとえ眠れたとしても、「ぐっすり眠る」ための深い眠りが十分に取れなくなってしまうことがあるのです。

ぐっすり眠れないと、体は休まらないし、脳も情報を整理したり、今日のことを覚えたりする時間が足りなくなります。だから、翌日の授業で集中できなかったり、なんだかイライラしたり、感情が不安定になったりすることも。

「なんだか落ち着かない」の原因は、もしかしたら「ぐっすり眠れていない」ことにあるのかもしれません。子どもたちが明日への活力を得て、健やかに成長するためには、何よりも質の良い睡眠が不可欠です。

【実践!明日の授業・家庭で使えるワザ】寝る前の画面オフ!「デジタルおやすみタイム」

  • 家族みんなでルール決め! 「夜は電気を消して寝る」のと同じくらい大切にしたいのが、「寝る2時間前には、すべての画面はオフ!」というルールです。家族みんなで「デジタルおやすみタイム」と名付けて実践しましょう。「家族みんなで」がポイントです。

  • 寝室はデバイスなし! 寝る部屋には、スマホもタブレットも持ち込まないようにしましょう。ぐっすり眠るための環境を整えることが、子どもたちの元気と成長の土台になります。「スマホのベッドはリビングのかご」と決め、「〇時になったらそこに置く」と約束するのもいいと思います。


最後に

「子どものために」と思って、たくさんの情報や便利なツールを与えている私たち。でも、知らず知らずのうちに、それが子どもたちの「落ち着き」や「健やかな成長」を邪魔しているとしたら、本当に悲しいですよね。

でも、大丈夫です! 私たち大人が少しだけ意識を変えて、ほんの少し行動を変えるだけで、子どもたちの様子はきっと変わってきます。今日ご紹介したヒントは、どれも明日からすぐに実践できることばかり。ぜひ、あなたのクラスや家庭で、小さな一歩を踏み出してみませんか? この小さな積み重ねが、きっと子どもたちの未来を明るく照らすはずです。


最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!

「面白かったな」「やってみようかな」と感じていただけたら、ぜひ「スキ」での応援をお願いします!「フォロー」までしていただけたら、跳んで喜びます!

いいなと思ったら応援しよう!