【幸せな子育て】他人との比較をやめたとき、子どもの個性が才能に変わる!
「何で、うちの子だけできないかしら…」
お母さんが心配していたその子は、誰よりも熱心に虫の声に耳を澄ませていました。空の雲の形を図鑑で熱心に気が済むまで調べていました。友達が泣いていたらそっと背中をさすっていました。
そうした特別な一面に、保護者は気づいていないことがほとんどです。
もしかしたらこの記事が、あなたの子どもを見る目をがらりと変えるきっかけになるかもしれません。
1.集中力の「常識」を疑え
「うちの子、家だと集中力が30分も続かないんです」
この言葉を聞くたび、「またか…」と思ってしまいます。
6歳の子が30分じっと座る。これは、40歳の大人が3時間半の研修を受けるのと同じ感覚です。
教育現場でよく用いる数字があります。それは、子どもの集中可能時間は「年齢×2〜3分」が限界だということ。6歳なら12〜18分。それ以上は、もう脳が「助けて〜」と悲鳴をあげている状態なのです。
1年生に30分間同じことをさせるのは、集中力が切れて当然。それは計画を立てた大人の責任です。
小学校1年生の授業では、たいてい、45分を15分の3つのパートに分け、それぞれ違う内容の学習をします。子どもの集中が切れる頃に、学習内容を変えて、新しく意欲を掻き立てるのです。
ところで、アインシュタインは、今で言えばADHDだったと言われています。集中できる時間は極端に短かったそうです。でも彼は、後でこう言っています。
「言葉で考えるのが遅かったおかげで、頭の中で絵を描くように考えられるようになった」
私たちが「欠点」だと思ってることが、実はその子だけの「特別な能力」だったりする——。そう気づいたとき、子どもを見る目が180度変わります。
2.「好き」が生む学習革命
「また虫ばっかり...」 「お人形さんごっこはそろそろ卒業したら…」
保護者の方の嘆きも分かります。でも、ちょっと待ってください。
レオナルド・ダ・ヴィンチ、ニュートン、エジソン、夏目漱石、アインシュタイン、ジョブズ。時代も専門も全く違うこの天才たちに、実は共通点があるのです。
それは、みんな、一人でじっくり好きなことに没頭する時間を持っていた。
エジソンは母親からもらった化学薬品セットに夢中。アインシュタインは4歳の時、父親にもらったコンパスを見て「なんで針がいつも同じ方向を向くんだろう」と、ずっと考えていたそうです。
一つのことに夢中になると、なぜか他のこともできるようになる。これは脳科学で「認知転移」と呼ばれる現象です。
泥んこ遊びを例に見てみましょう。
泥の手触りで物の性質を学んでる(化学の入り口)
形を作りながら空間を理解してる(数学のセンス)
思い通りにならなくて試行錯誤してる(問題解決力)
この子たちは、遊んでいるだけに見えて、実は天才的な学習をしています。幼児期に「好き」を思いっきりやった子は、絶対に後で花開くのです。時期は違うけれど、必ずです。
3.比較という毒から子どもを守る
保育園、幼稚園、小学校。子どもにとっての小さな社会です。そして同時に、容赦ない「品評会」の始まりでもあります。
「田中さんはひらがなが読める」
「佐藤くんは逆上がりができる」
「でもうちの子は...」
子どもは、大人が思ってる100倍敏感です。その「違い」を、小さな胸で感じています。
でも、脳の発達は、本当に人それぞれなのです。言葉が得意な子もいれば、空間を把握するのが得意な子もいる。空間認知能力が高い子は、将来科学や数学で力を発揮することが研究で分かっています。しかし、幼児期にはそれが「見えない」。だから「遅れてる」と勘違いされてしまう。
私は何度も見てきました。6歳の時は「のんびりさん」だった子が、中学で数学の天才になったり、逆に早熟だった子が、思春期に伸び悩んだり。
成長には、それぞれの「時」があるのです。
せめて、家庭だけは「無条件の安全地帯」であってほしいと思います。
外で疲れて帰ってくる子に必要なのは、評価ではなく「おかえり。がんばったね」の一言です。この言葉が子どもの心に根っこを張らせ、強く育つのです。
4.愛情が育む学習の土台
「愛情って、結局受け止め方の問題ですよね?」
そう言われる保護者もいました。
でも違うのです。ジョン・ボウルビィという研究者が証明したのですが、子どもが健康に育つには、最低一人の大人との深いつながりが絶対必要なのです。これがないと、心や社会性の発達に問題が出ることが分かってます。
愛情を感じている子の脳では、すごいことが起きています。
オキシトシン(つながりを作るホルモン)がどんどん出る
ドーパミン(やる気のホルモン)が学習意欲を高める
逆に、叱られたり比較されたりすると、
コルチゾール(ストレスホルモン)が記憶力を下げる
つまり「勉強しなさい!」って怒鳴るより、「大好きだよ」って伝える方が、実は学習効果が高いということです。
皮肉ですが、これが脳科学の結論です。
5.「やってみよう」の心を育てる方法
「成功体験を積ませましょう」
教育本によく書いてありますね。でもこれ、半分は合っていて半分は違うと思うのです。
私が大切だと感じているのは、次の3つです。
自分で選んだ体験
自分で続けた体験
自分で終わらせた体験←成功体験
失敗してもいい。うまくいかなくてもいい。「自分で決めて、自分で続けて、自分で成功に導いた」という感覚が、一生の財産になると思うのです。
積み木を積んで、崩して、また積んで。 砂場で穴掘って、水入れて、また掘って。 同じ絵本を50回「読んで」と持ってくることもあります。
大人から見たら「時間の無駄」に感じます。
でも違うのです。子どもたちは、全部「研究」しているのです。
子どもは小さな科学者。仮説を立てて、実験をして、検証をしてる。その真剣さは、どんな大学の研究者にも負けません。
6.今日からできる5つのこと
時間を見るのをやめる:集中の「長さ」より「深さ」を見てあげてください。5分間の真剣な集中の方が、30分間のダラダラより価値があります。
比較をやめる:他の子ではなくて、昨日のわが子と今日のわが子を比べてみましょう。きっと小さな成長が見えるはずです。
「好き」を全力で応援する:それがあなたの理想と違っても、まずは子どもの「好き」を大切にしてあげてください。
愛情を注ぐ:条件つきじゃない愛情を、言葉と態度で示してください。
失敗を歓迎する:うまくいかなくても、「よく挑戦したね」と声をかけてあげてください。
おわりに:子どもを信じる勇気
私が数百人の子どもたちを担任して気づいたことがあります。
子どもは、信じれば信じるだけ応えてくれる。
時期は違います。道のりも違います。でも必ず、その子なりの花を咲かせてくれるのです。
今日から、お子さんを見るとき、「何ができてないか」ではなくて「何に夢中になってるか」を見てあげてください。
子育てに正解はありません。でも愛情だけは、間違いなく子どもを良い方向に導いてくれます。
あなたの愛がお子さんの心に届きますように。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!
「面白かったな」「やってみようかな」と感じていただけたら、ぜひ「スキ」での応援をお願いします!
「フォロー」までしていただけたら、跳んで喜びます!
読んでいてお気づきになられたことがあれば、ぜひ「コメント」で教えてください!
