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超望遠で見るキャップ野球

はじめに

※メインは4-③実際に撮った写真について
      4-④写真まとめて見せます!
 です。他は基本補足になります!

皆さんこんにちは!北大キャップ投げサークルのたけのやです

私はたまに写真を撮ります。特に望遠レンズを使った撮影が好きで、どアップの写真を撮ることが多いです。(構図のテクニックが不要なので…)

代表作(?)です

今までは野鳥、風景が多かったのですが、せっかくだしキャップ野球を撮ってみようと思い、協力会員大会で撮影してきました!

優れたキャップ野球の撮影者は既に数多く存在しています。しかし、キャップ野球の撮影論、特に写真についての技術はあまり議論されていないように感じます。この記事をきっかけに、写真撮影についても技術トークができれば嬉しいです‼︎

※今回の記事では、カメラの説明はなるべく省いています。どうしても使わないと説明できない部分については本文で触れたつもりですが、あくまで蓋中心で書いたつもりですので、説明不足な点も数多く存在します。カメラについての本やサイトを併せてご覧いただければと思います。

早速ですが、私が普段使っているカメラ+レンズについてご紹介します。キャップ野球でいうと使用蓋+投げ方(弾き、フック等) だと思います。これらの組み合わせが違うと事情が大きく異なります!

私が使っているカメラはOM SYSTEM OM-1

レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 ISです。

1、使用カメラについて+高感度ノイズについて

まず、カメラ本体についてですが、こちらのカメラはマイクロフォーサーズという分類になります。μ4/3はセンサーサイズが小さく、特に暗所での画質に劣ります。

具体的には『高感度ノイズ』と言って、暗所での撮影で写真がガビガビになりやすいです。目安となる指標がISOです。この値が大きいほど、センサーの感度は高くなり、ノイズは出やすくなります。

もちろん良いところもあります。まず、望遠性能に長けています。センサーサイズの大きいカメラ(フルサイズ)に換算すると、2倍の焦点距離=望遠性能を得ることができます。

この本体に100-400mmのレンズをつけると、フルサイズ換算では200-800mmの超望遠となります!しかも、フルサイズに比べるとかなりコンパクトです!

2、使用レンズについて+F値について


M.ZUIKO100-400は焦点距離100mmから400mmをカバーする、望遠ズームレンズです。レンズ口径はそこまで大きくないので、取り込める光は多くないレンズです。

このレンズの明るさと直結するのが『F値』です。

取り込む光の量を調節する「絞り」という機能がレンズにはあります。

ざっくり言うと、絞りを開くとたくさんの光を取り込むことができます。絞るとシャープな像を得ることができます。このバランスを見て、シチュエーションに合わせて調節します。

3、協力会員大会について

ここからはタイムスケジュール順に当日の撮影を振り返ります。

朝8時に会場着、公園で腕慣らしにヒヨドリとジョウビタキ♀を撮影しました。距離がありましたが、なかなかいい写真を撮れました。

ジョウビタキ♀ 400(800)mm 1/250 ISO400
赤色が綺麗に出ています


その後、欠員補填で大会に飛び入り参加できることに!

飛び入りを承認していただき、暖かく迎え入れていただいた参加者の皆様には感謝しかありません…!

協力会員大会終了後、エキシビジョンマッチが開催されました。私は出場がないので、ここだ!と思い、カメラを構えました。試合時間は90分、手探りで撮り始めました。

4、撮影について

①撮影難易度が高い!

構えてすぐ、体育館の暗さに圧倒されました。プレーしていて全く問題ないし、かなり見やすい会場ではあったのですが、写真を撮るとなるとそれでも暗いです。

シャッタースピードを落としすぎると選手の動きでブレてしまうので、シャッタースピードは最優先。しかし、そうすると高感度ノイズで画像が目も当てられない惨状になりそう…

グラビアとかの撮影のとき、フラッシュ焚いたりライトで照らしたり、レフ板という光を反射させる板を置いたりしますよね。写真撮影には基本光が必要なのです!

暗い体育館、それに加えて私が使うのは暗所に弱いカメラと光をあまり取り込めないレンズ。相性はかなり悪いです。

さらに、選手は動きます。望遠だと画角も小さいので、選手を追うのが難しいです。特に、ピッチャーや打ちに行くときに大きく動くタイプのバッターは難易度が高かったです…

②対策

そうも言ってられないので、なんとかせねばなりません。

暗いという問題を解決するには、絞りを最大限開くしかありません。多少像は甘くなりますが、致し方なし。それでも望遠端でのノイズは危険域ですが、カメラの性能を信じることにしました。(一応、カメラにはノイズを軽減する機能:ノイズリダクションが存在します)

選手が動くのは割とカバーできました。予測できない動きをする鳥や動物と比べれば、選手は動きが規則的な分、ピントを合わせて置いておくことができました。

③実際に撮った写真について

実際に撮影した写真について振り返りながら紹介します。

100(200)mm SS1/160 ISO4000

個人的にはかなり悔やまれる一枚。フォームがきれいかつワインドアップの投手なので、絶対写真映えするはずなのですが、うまく撮れませんでした…。実際に見ているものの方が圧倒的にきれいというのは撮っていて歯痒かったです。広角端で明るいのだから、SSを上げるべきだったと思います。オートフォーカスの設定も間違えていたし。次はもっと上手く撮れるはず!

400(800)mm 1/160 ISO8000

こちらは狙い通りの一枚。望遠端でSSも遅く、像が甘いですが、ISOを気にするとこれが限度だったと思います。構えが好きな打者なので、そこをしっかり撮れてよかったです。バットが構図のアクセントで使えることに気付かされた一枚です。

250(500)mm SS1/320 ISO20000

私は思い切ってシャッターを切るのが苦手なタイプです。が、珍しくここはいけました。サインで悩んでいるというのが一目見てわかる写真になってよかったです。ISO20000はかなりヤバいですが、思ったよりもいけてますね。次回はもっとカメラ本体の耐ノイズ性を信頼してもいいかもしれません。

200(400)mm 1/160 ISO12800

ふとシャッターを切ったらいい写真になった一枚。アンダーが赤でコントラストが効いていて、立体感を生み出しています。何よりもすばらしいのは、“蓋を握って投げようとしている”というのがよく分かる点です!キャップ野球のピッチャーというのが一目でわかる、いい写真になりました。

400(800)mm 1/160 ISO16000

撮影条件が厳しく、撮り始めの頃の写真なので、カメラ設定もけっこうひどいです。しかし、それでも目の留まる写真になったのは被写体のおかげだと思います。望遠端でうまい具合に収まってよかったです。

200(400)mm 1/160 ISO12800

上手く撮れたポートレート。守備陣やベンチとの会話の雰囲気まで切り取ることができた一枚です!が、これ一枚見せられて、キャップ野球の写真だとは思わないでしょう…
あと、SSを上げれば画角ももう少し寄ってもよかったです。色々と考えることが多い一枚です。

300(600)mm 1/160 ISO10000

こちらもポートレート。当日の会場はかなり冷え込んでおり、守備はかなり寒かったです。しかし、体育館の照明は暖色系なので、写真に撮ると寒そうな感じが伝わらないんですね…
全体的にかなりオレンジがかっている写真が多いので、次撮るときはホワイトバランスを考え直したいです

250(500)mm 1/160 ISO10000

できることはやったと思える一枚です。新バットを画角に収めつつ打者をなるべくアップで撮ることができました。反省点はSSを一段上げてもよかったかもしれないな、というくらいです。
選手を撮る角度についてですが、背側からというよりは正面側から撮る方が基本良いと思います。もちろん背番号を見せたいときなど例外もありますが…

100(200)mm 1/320 ISO25600

背中のロゴを中心に撮ったパターン。投手は距離が近いので、背中側の写真ならかなり撮りやすいです。反省点は握っているであろう蓋がギリギリ見えないところ。これが広角端なので、投手が腕をもう少し上に上げるタイミングを狙うべきでした。

100(200)mm 1/320 ISO10000

打者が投手側にバットを傾けるルーティンを狙って撮りました。が、絶対もっと寄るべきでした。トリミングすればいいのですが、やっぱり撮って出しでいいのを出したいですよね…
先述した通り、背側でないバージョンも絶対あった方がよかったです。
構図を考える力の不足を痛感しました。

150(300)mm 1/160 ISO5000

試合前に撮れた、どちらかというとおもしろ系の写真です。バットがうまい具合に目線になっていますね。
しかし、ネタに見えて学ぶことも多い一枚です。輪郭もしっかりとしており、ボケやノイズも少なく、角度も打者の正面側です。フルサイズ換算300mmくらいがベストな焦点距離な気がします。SSはもっと上げていいですが…

④写真まとめて見せます!

③では、特によく撮れたものや反省に使いやすいもののみ紹介しました。
もちろん他にもたくさん撮ってます!
たとえばこんな写真

150(300)mm 1/160 ISO8000
もっとSS上げておけばよかったです
100(200)mm 1/160 ISO4000
背番号ありのユニフォームでも撮ってみたいです
190(380)mm 1/160 ISO10000
次はもっと寄った写真も撮りたいです
250(500)mm 1/320 ISO25600
背景もっとボカしたい!→無理でした の一枚です
100(200)mm 1/320 ISO10000
ウィルキンソンのロゴがちゃんと見える!
200(400)mm 1/160 ISO12800
捕手撮るときの構図は反省だらけです…
250(500)mm 1/320 ISO25600
もっと寄れたはず…
200(400)mm 1/160 ISO25600
まじで光が難しかったです。

5、ふりかえり

①悪かった点

家に帰って、写真を整理して思いました。「これ、何の写真かわからなくね?」と。

私たちは選手について知っているので、これは誰の写真だとすぐに分かります。しかし、外から見ると、ただのポートレートでしかないのです!バットを構えていたり、蓋を持っていたりしないと『キャップ野球』に見えないのです!!

私が使う望遠レンズのよさ=プレー中近づけない選手に極限まで近づけるということの意義は、身内で楽しむ以外の意味はないように思えます。

広報として使うなら、やはりタカサキさんやぽーさんくらいの画角、焦点距離がベストだと思います。アップの写真が欲しければトリミングしてもいいですし…

②良かった点

もちろん良かった点も存在します。まず、プレー中の選手のポートレート(?)は私にとっては普通に嬉しいです。界隈の外の人にとっては無価値でも、内輪では十分楽しめます。

望遠レンズでしか出せないボケというものはやはりあるので、キャップ野球ではこういう写真も撮れるのか、という視点が得られたのもいい点だと思います。

加えて、撮影開始時点で想定していたよりもいい写真が撮れたのも個人的によかった点です。修正力が多少は身についたでしょうか?今回の教訓をもとに、次回は最初からもっと良い写真を撮影できるはず…

6、おわりに

私は普段人間を撮ることも少ないですし、そもそもカメラを始めたのも大学からです。もっと詳しい方は競技者の中にもたくさんいらっしゃると思うので、ぜひご指導をお願いします!!

直接蓋とは関係ない内容ではありますが、今後も競技をさまざまな形で楽しめればと思っています。

ご精読いただきありがとうございました!


(他にも撮った写真を共有したいのですが、共有用ドライブに上げようとするとエラーが出てしまいます…
解決方法をご存知の方いらっしゃいましたら教えていただけると助かります。)

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