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【習慣化する技術4−2】焦らずに「少しずつ」を積み上げる(実践編)

はじめに


前編では、脳の仕組みから見た「スモールステップ」の有効性と、筋トレの基本原則である「プログレッシブ・オーバーロード」を習慣化に応用する理論について解説しました。

後編では、私が日々の生活の中でこれらをどのように実践し、記録し、そして停滞期と向き合っているのかという具体的な中身を公開します。




note執筆におけるスモールステップ


私のnoteでの執筆プロセスは、驚くほど小さな一歩から始まります。
まずは知識管理ツールのObsidianを起動すること、そして1行だけ書くこと。

たったこれだけが、毎日継続するための入り口です。
500日という連続投稿記録も、この極小のステップの積み重ねに過ぎません。

ちなみに最初期はGoogle Keepを使って書いてました。
Obsidianよりももっと気楽なメモアプリです。

ここで重要なのは、投稿という行動そのものをゴールに設定し、その後の結果には執着しないことです。
スキの数やPV(ページビュー)を気にしすぎると、それは自分のコントロールできない「外的な要因」に振り回されることになります。

まずは公開できた自分を最大限に評価し、数字の多寡は一旦脇に置いておく。
この割り切りが、執筆のハードルを低く保つ秘訣です。


数値で見るプログレッシブ・オーバーロード


習慣を確実に成長させるためには、感覚ではなく記録に頼るのが正解です。
私は毎朝のインクラインベンチとダンベルを用いた筋トレにおいて、種目、重量、REP(回数)、セット数のすべてを毎回細かく記録しています。

例えば、先週よりも重量を1kg増やす、あるいは回数を1回だけ増やす。
こうした具体的な数値の更新こそが、まさにプログレッシブ・オーバーロードの実践です。

また、Nintendo Switchの「FitBoxing feat. 初音ミク」をプレイする際も、難易度とプレイ時間を記録しています。

記録を読み返すと、1ヶ月前、3ヶ月前の自分よりも確実に負荷に耐えられるようになっていることが一目でわかります。
この「成長の可視化」は、何物にも代えがたいモチベーションの源泉となります。



プラトー(停滞期)との向き合い方


どれほど順調にステップを重ねていても、必ず「成長が止まった」と感じるプラトー(停滞期)がやってきます。

現在の私の状況で言えば、筋トレはまだ発展途上の段階にあり、少しずつ負荷を更新できています。
一方で、FitBoxing初音ミクに関しては、設定できる最高難易度でのプレイが頭打ちになってきました。
加えて、同じ曲、同じパターンの繰り返しに少々飽きを感じ始めているのも事実です。

このような時、無理に同じ方法で突破しようとする必要はありません。
負荷の種類を変えるか、あるいは種目そのものを刷新するタイミングだと捉えます。

現在、この停滞をどう打破するか検討中ですが、noteの連続投稿という大きな目標が一段落した際には、また全く違う新しいジャンルの挑戦を始めたいとも考えています。

停滞は終わりではなく、次のステージへの移行サインなのです。


焦りをコントロールする「腹八分目」の技術


最後に、継続において最も重要な「焦りのコントロール」について触れます。

調子が良い日は「もっとできる」「もっと負荷を上げたい」という誘惑に駆られます。
しかし、そこで全力を出し切ってはいけません。あえて「腹八分目」で止めること。
これが、翌日の「やりたい」という意欲を維持するための高度な技術です。

余力を残して終えることで、脳には「これは楽しい、もっとやりたい」というポジティブな記憶が残ります。
逆に、限界まで追い込んでしまうと、翌朝の着火時に「昨日のあの苦しさをまた味わうのか」という潜在的な拒絶反応が生まれてしまいます。

焦らず、急がず、しかし確実に。昨日の自分を「ほんの少し」だけ超え続ける。
その微細な積み重ねが、1年後に振り返ったとき、自分でも驚くような高い場所にあなたを連れて行ってくれるはずです。




次回は、習慣化の天敵である「完璧主義」をどういなし、継続の防波堤を築くかについてお話しします。

 

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