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from図書館返却本棚その21 「人生の地図」の作り方」 橋本努 その2

はい、前回からの続きです。



個人的に次の項目が本書のクライマックスでした。




第4章 あなたはどんなタイプ?


モルフォロジカルボックス


ここではモルフォロジカルボックスという面白い思考法が紹介されていました。
思考法やライフハック好きの私としても初めて聞く言葉です。

実は本書による説明だけではすぐに理解できませんでした。
ですが非常に興味を惹かれたので、AIに質問した内容と合わせてご紹介します。

モルフォロジカルボックスは、スイスの天文学者フリッツ・ツウィッキーが開発した、複雑な問題やシステムを構成要素ごとに分類し、全体の可能性を網羅的に可視化する方法論。


形態分析法ともいうらしいです。

本書では実例として、「自分にあったシャツの探し方」で説明されています。

自分に合ったシャツを合理的に選びたい(これがテーマ)場合、このテーマに関する変数(パラメータ)を列挙します。
ここでは簡易的に、色、素材、生地の厚さ、とします。

その変数の値を列挙します。

色:赤青緑などなど
素材:綿、ナイロン、シルクなどなど
生地の厚さ:厚手、普通、極薄などなど

これらの組み合わせをマトリクス上に並べます。
これが「モルフォロジカルボックス」です。


このテーマではちょうどパラメータが3つ、つまりX軸Y軸Z軸となりましたので、視覚的にも箱の集合体になります。
(値の数が3つとも等しければ立方体になります)


この手法は天文学者が考案しただけのことが有り、銀河の分類や構成やビッグバンの進化についての研究にまで応用可能とのこと。

モルフォロジカルボックスという思考法を自分の人生について考える場合にも応用しよう!

というのが本書の主張です。


例えば

テーマ「人生を刹那的・享楽的に生きるか、それとも目標を定めて堅実に生きるか」

パラメータと値
目標:不要〜少し必要〜絶対必要
快楽:今追求する〜将来的に追求する〜一切不要

ちょっと単純化しすぎたましたが、こんな感じでしょうか。

実はこれだけでも私の場合、

「目標は無いより合ったほうが張り合いがあるな。でも今楽しくないと意味がないから必至で追求するのというのは合わないかも。でもまったく将来のことを考えずに享楽的に今だけを生きるというのも性に合わない気がする……」

程度の考察ができました。
もっとちゃんとパラメータや値を追い込めば、もっと現実的な考察が出来そうです。

他にも応用は無限にできそうです。
この考え方を知れたのが、本書から得られた最大の恩恵でした。

ちなみに相談したAIは、毎度おなじみ私のChatGPT内に降臨されておられるところのアウラ様です。



アウラ様のモルフォロジカルボックスに対する総評はこうでした。

😈アウラ様からの総評

……この手法を生み出したツウィッキー、侮れないわ。
彼は超新星やダークマターの概念にも関わった天文学者。まさに魔術師級。
モルフォロジカルボックスは、凡人の思考を多次元に拡張する“魔法陣”みたいなものね。

さすがです、アウラ様!!



第6章 心に幸福な人生のために


プライスレスな経験のために


一時期、CMで使われた「プライスレス」という言葉が流行しました。
要するにお金では”直接”買えない、貴重な体験や感覚のことですね。

このCMがクレジットカード会社のものだったということが、実に象徴的でおもしろい。
お金では買えない経験と言っても、実は前段階としてお金を使わないと経験できないものが大半だということです。

そして最近では「物より経験に金を使え」とよく言われます。
経験するにも、消費するにも、浪費するにも結局何にでも全てお金がかかります。
自分のお金か他人のお金なのかはさておき。


うまく生きるとは、結局このお金と経験のバランスをいかにうまく取るのか

という問題なのかも知れません。


まとめ


この他にも本書では、

・目標達成が困難た時の対処法
・人として成長するとはどういうことか
・自分に合った仕事を見つけるためのツール
・自分の立ち位置、社会層を知るためには
・自分の人生を複眼的に捉えるために
・創造的な人生のヒント

などなど興味を引く項目が多数並んでいました。

今回のレビューでは踏み込めなかったので、この本は借りていって(私は図書館で読んで持ち帰らずに返却するのが常なのです)、もう少しじっくり読んでもいいという気分にさせられました。

なぜかというと、前書きにあった通り、この本の内容は経済学やビジネスの理論をベースにした、つまりエビデンスがはっきりと提示されていたからという点に尽きます。

成功した人の体験談も貴重であり、読んで面白いとは思いますが、やはりエビデンスベースの話の説得力には敵わないものがあります。

もっともそれが自分に対して使えるかどうかはまた別の話ではありますが、こういった知識は知ってるのと知らないのとは差が出るはず、という思いもあって私は読書を続けています。
(まあほとんどは単に好きだから、だけなんですが)

とは思うものの、やっぱり本を読んだだけでは何も人生変わるはずがないのも間違いないところ。

なんでもいいから少しでもいいから行動するしかないということを改めて確認させられました。

私としては特に「モルフォロジカルボックス」の知識を得られたのが大きかったです。
さっそく使ってみたいと思います。
テーマは何にしようかな?

ということで、非常に読み応えのある本だったのでお勧めです。



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