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多職歴の50代会社員が語る「働きすぎない」健康術【後編】

はじめに


前編では過酷な労働環境から得た「心身のSOSサイン」の重要性を、中編では自分を守る盾としての「会社制度の能動的な活用法」についてお話ししてきました。
これらは、ストレスや過労から身を守るための必須の「防衛策」と言えます。

しかし、すり減るのを防ぐだけでは、人生を心から楽しみ、生き生きとドライブさせていくには少し物足りません。
私たちが本当に持続可能な形で働き続けるためには、すり減った心を急速に充電し、現実の枠組みから精神を完全に解放してくれる、自分だけの「攻めのライフスタイル」が必要不可欠です。

最終回となるこの【後編】では、50代後半を迎えた私の日常を支え、日々の生活に「なんか知らんけどうまくいく」という不思議な推進力をもたらしてくれている、私のディープな趣味と特技の世界についてご紹介したいと思います。




1. 音楽の世界への没入|仕事の雑念をリセットする「宅録/DTM」の聖域


仕事や日常生活がどれほど多忙であっても、私が毎日を軽やかに過ごせている理由。
それは、自分の中にいくつかの「ディープな趣味の聖域」を確立しているからに他なりません。
私にとって趣味とは単なる気晴らしではなく、ストレスを根こそぎ解消するための「強力なセルフケアツール」です。

その筆頭にあるのが、「ギターの弾き語りの宅録/DTM(自宅でのデジタル音楽レコーディング)」です。
自宅には、お気に入りのギターとともに、Macを中心とした宅録環境が整っています。
(ただし機材やソフトウエアは今のところ最低限のものです)

GarageBandという音楽制作ソフトを立ち上げれば、そこは自分だけの秘密のスタジオです。
好きな曲をカバーするためにギターを抱え、コードを奏で、声を紡いでいく。
そのプロセスに集中している間は、仕事の悩みや日常の雑念が嘘のように頭の中から完全に消え去ります。
録音し、ミックスして納得のいく音源ができた時の達成感は格別です。

気づけば心が軽くなり、不思議と前向きな活力が湧いてくる。
これこそがまさに、私の人生を好転させる「なんか知らんけど、すべてがうまく回り出す」瞬間なのです。


2. 1万冊のデジタル書庫への逃避|読書がもたらす視点の拡張


音楽と並んで、私の精神的な安全基地となっているのが、電子書籍(Kindleなど)を活用した「読書」の習慣です。

現在、私の電子書籍クラウドの中には1万冊を超える膨大な蔵書(大半はマンガですが)が収められています。
ジャンルはSF小説から歴史物、ビジネス実用書まで多岐にわたり、その日の体調に合わせて読む本を切り替えています。

例えば、仕事で行き詰まった時は、あえて広大な宇宙を舞台にしたSF小説を読みます。
壮大なドラマに没頭していると、「自分の今の悩みなんてちっぽけなものだ」と物事を俯瞰して見られるようになります。
また、実用書から新しい知識を得て仕事に活かすことも、脳の良い刺激になります。

読書は、凝り固まった思考を柔らかくほぐし、多角的な視点を与えてくれると同時に、現実のストレスから一時的に解放してくれる素晴らしい逃避行でもあるのです。



3. 朝のフィットネスルーティン|一日を支配するためのスタートダッシュ


心の充実を支えるのが音楽と読書であるならば、それらを乗せる「器」である身体の健康を支えているのが、毎朝の「フィットネス」です。
私は毎朝少し早めに起床し、その日の体調に合わせてメニューを選んでいます。

  • インクラインベンチとダンベルを用いたウエイトトレーニング

  • Nintendo Switchの「Fitboxing初音ミク」で本格的に汗を流す

  • ストレッチポールを使った入念な柔軟体操(これは主に寝る前の習慣)

メニューを選ぶと書きましたが、筋トレ、Fitboxing初音ミク、ストレッチポールは毎日やってます。
そのジャンルの中のメニューは日替わり、ということです。

重要なのは「義務感で自分を追い込まない」こと。
「やりたくない日はストレッチポールにただ寝そべるだけで100点」という緩やかなマインドが、習慣を持続させる秘訣です。

私は『Slay the Spire 2』のような思考型ゲームも大好きなのですが、ゲームで脳を刺激する時間と、フィットネスで肉体を動かす時間のバランスが、非常に心地よいシナジーを生み出しています。

朝の運動で身体を目覚めさせてから仕事に向かうと、一日の集中力が格段に向上し、理不尽なトラブルに対しても動じない心の余裕を手に入れることができます。


4. まとめ:「なんか知らんけどうまくいく」の正体


ご紹介してきた私の趣味たち――音楽、読書、ゲーム、フィットネス。これらは一見バラバラに見えますが、日常生活の中で歯車のように噛み合い、心身の健康を多角的に支えてくれています。

フィットネスで健康な肉体を作り、読書で視野を広げ、音楽で感情を解放する。
このサイクルが回っているからこそ、過密なスケジュールに直面しても「なんか知らんけど、最終的にはうまくいく」という軽やかなライフスタイルを維持できるのです。
その正体は、日々のセルフケアがもたらす「圧倒的な心の余白」に他なりません。

50代からの真の健康とは、自分の限界を見極めて線引きする勇気、制度を賢く使い倒すという選択、そして何よりも自分を夢中にさせてくれる趣味の力の三位一体によって生まれるものです。

会社のために自分をすり減らす毎日はもう終わりにしましょう。
あなたを芯からエンパワーメントしてくれる働き方と最高の趣味を、ぜひ今日からデザインしてみてください。


もちろん「毎日絶好調だぜイエーイ(^O^)v」
というわけではないですけどね。
まあまあな日々ができるだけ続けばいいなあ、みたいな(^_^;)


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