from図書館返却棚その9 「0円で生きる」その1
毎度おなじみ、図書館の返却本コーナーから
ふと目についた本を読みながら同時に感想を書くという無茶をやるシリーズ
まあ無茶とかいいつつも大分慣れたのでなんてことないのですが。
それに最初から読む時間をある程度決めているので、全部読まないことが前提となっているという気楽さもあります。
さてこんな私が今回手に取ったのは
「0円で生きる」鶴見済
本来このシリーズにおいては、普段あまり読まないジャンルの本をなるべく読むというポリシーがある。
だが今回は最近マイブームとなっている「節約生活」というテーマに、どストライクとなる予感がするタイトルのこの本を読むことにした。
では早速前書きと目次から読んでいこう。
おっとその前に著者のことを少し知らねば。
ん……なんか見覚えのある著者名……
おおっと、「完全自殺マニュアル」の人だった!
これは節約とは別の意味で興味を惹かれる著者である。
(ちなみにこの本は読んでいない。死にたくなると悪いので。いやマジで)
それはさておき、本書の前書きに戻ろう。
資本主義は反撃を受けている
とある。
お金をたくさん持っていること、お金をたくさん使うことがエラいという風潮を作っている、つまりお金をたくさんかき集めたい連中への反逆の狼煙が上がりつつあるというのである。
そのための手段として世の中にある「無料」を使い倒すのが本書の趣旨だ。
簡単に言えばお金への依存度を下げる生き方を模索するということだ。
これはいい。
単純に「世の中値上げ値上げで嫌になったから節約で自己防衛したい」という私の願望とも一致するし、拝金主義を嫌悪するという志向(嗜好?)ともあっている。
では期待を持って本文に突入しよう。
ここからは、タイトル通りに「0円で生きる」ための知識、スキル、ライフハックが多数紹介されている。
そう、この本は心構え的なものを啓発する本ではなく、実用書だった。
ならばこれも例によって、目次を見て脳みそにずがーんと来たものを選んで読んでいくことにする。
第1章 貰う:不用品放出サイトを使う
0円といってまず思いつくのは、人から物を貰うことだ。
(病気や呪物などを除く)
知り合いから燃ええれば一番気楽だが、お返しなども考えなくてはならないことも多いだろう。
無論それが相互互助の社会を作る礎ともなるのだが、なんだか気後れする原因にもなる。
ならばもっとも気楽にものがもらえるのが「ジモティ」などを代表とする不用品放出サイトというわけである。
実は私は全然利用したことがなかった。
これはもうやってみるしかあるまい。
というかもうやってみたくてウズウズしている。
だがここは我慢して先に進もう。
この章の最後に
「贈与経済とはなにか」
というレクチャーが掲載されている。
ここでは贈与という形態が最も普遍的な経済の形であることが歴史とともに説明されている。
詳細は省くが、非常にわかりやすく有益なレクチャーだった。
第2章 共有する:自宅パーティー
自宅を飲み会や食事会の場所として共有するわけである。
要するに仲間とする家飲み、部屋飲みというところだろう。
残念ながら私にはそういう文化とは、今やあまり縁がない。
子どもたちが小さかった頃は同じような家族で集まって楽しむ的なイベントがないこともなかったが、今はもうない。
寂しいといえば寂しいが、面倒がなくて良いという感の方が強い。
だが家飲みは節約の王道だろう。
そもそも飲むなというのはなんか極端すぎて嫌だし。
ということで過去、ソバーキュリアンになろうとした計画は頓挫したわけである。
第2章 共有する:カウチサーフィン
海外に行って他人の家に無料で止めてもらうというシステムがあるらしい。
ただし泊まった人は他の人を泊める義務が発生する。
いわゆる「贈与・返礼の原則」に従う必要がある。
ううむ、それは困るし特に最近はなんか危険な気が激しくするので私にとっては現実的ではない。
英語力も必須だし。
だが無茶のできる若いときにやってみればよかったとは思わされた。
この章でのレクチャーは
「なぜ私有が行き渡ったのか」
これも実に興味深い内容だった。
……いかん、ここまででまだ半分である。
予想以上に面白すぎた。
いつもならここで返却するところだが、あえて借りていって続きを読むこととにする。
ということで次回に続く。
