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「ただサーフィンして、ボードを作って、仲間と騒ぎたいだけ」50代後半からの生き方を再定義する【前編】

まえがき


50代後半を迎え、私は人生の岐路に立っています……というよりは、むしろ人生そのものを「再定義」する時期に来ていると感じています。

これまで積み重ねてきたキャリアや経験、そして心から愛する趣味が、この先の人生をどう形作っていくのか。
そんなことを考える中で、あるフレーズが私の胸に響きました。

経営学者・高橋勅徳さんの著書で紹介されていた、サーフショップを営む方々のモットー。

「Just want to surf, make boards, & party.」

(ただサーフィンして、ボードを作って、パーティーがしたいだけ)

という言葉です。

以前、noteの書評記事でも紹介しましたが、その後もこの言葉だけがずっと頭から離れません。


このシンプルで力強い言葉は、私の生き方、これまでの仕事、そして趣味、さらには未来への指針と深く重なるものがありました。

今の私は、この「波に乗り、道具を作り、仲間と祝う」というサイクルを、自分の人生における仕事と趣味のなかに落とし込み、新しい生き方として発展させられないかと、真剣に考えています。

本記事(前編)では、一見バラバラに見える私のキャリアをこの思想で振り返ってみたいと思います。





職人のような手触り感:多様なキャリアを貫く私の流儀


私の職歴を振り返ると、一見すると脈絡のない多様な道を歩んできたように見えるかもしれません。
工場の生産管理、写真関係、保険営業、建設・解体会社の経営アシストなど、様々な業界を経験してきました。

しかし、これらの経験を貫く私なりの「一貫した流儀」があったとすれば、それは「自分が『面白い』と感じること、そして『役に立てる』と思えることを追求する」という精神でした。

保険営業では人との信頼関係を築くおもしろさに惹かれ、写真撮影では一瞬を切り取る創造性に没頭しました。
建設・解体業の経営アシストでは、経営者のアシストという仕事に責任を感じつつ、Webサイトやチラシ制作などのクリエイティヴ活動にもっともやりがいを感じました。

これらの経験を経て、50代後半に差し掛かった今、私は地方都市で経営者のアシスト担当社員として働きながら、パートで保育士も務めるという、さらに一風変わった働き方を選んでいます。

なぜ、このような選択をしたのか?

それは、一つの組織や肩書に自分を縛り付けることなく、複数の場所で自分の力を発揮したいという思いが強くなったからです。
(実はもっと簡単に「飽きたから」という言葉でも説明できるのですが、ここでは上記のように少しかっこつけさせてください。笑)

会社員としての仕事は、これまでの社会人経験で培ったスキルを活かし、生活の安定した基盤を提供してくれます。
一方でパート保育士は、子どもたちの成長に寄り添う喜び、そして全く異なる価値観や視点に触れる機会を与えてくれます。

これはまさに、特定の業界に依存することなく、自分の人生というノートを、多様な経験の記録で満たしたいという、私の内なる欲求を満たす選択でした。
この多様なキャリアパスは、私にとって単なる職務経歴以上の意味を持ちます。

それは、人生のどんな局面においても、自身の興味や価値観に正直であり続けること。

そして、その時々の環境に合わせて、自分自身の役割や動き方を柔軟にしなやかに更新していくことの大切さを示しているのです。


私にとっての「サーフィン、ボード作り、パーティー」とは?


ここで、冒頭のサーファーたちの言葉に戻ります。

彼らの生き方は、私の目にはこう映ります。

  • Surf(サーフィンする): 自分の大好きなことに没頭し、その瞬間を味わうこと。

  • Make boards(ボードを作る): 自分の経験やこだわりを形にして、誰かに届けること。

  • Party(パーティーをする): それを通じて仲間と出会い、喜びを分かち合うこと。

彼らにとってのサーフィンが、私にとっては「日々の趣味や読書」であり、ボード作りが「noteやYouTubeでの発信」であり、パーティーが「そこから生まれる繋がり」ではないか、と気づいたのです。

では、私の人生を豊かにしている「趣味」の数々が、どのようにこのサイクルにつながっていくのか。

後編では、その具体的な試行錯誤と、50代からの新しい生き方のビジョンについてお話しします。

👉 【後編へ続く】


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