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振られて泣いて、出会えたZINEフェス

やっぱり、別れがあるなら出会いもある。
年明け、初めて付き合った彼に振られていなければ、今回とても幸せで有意義な経験になったZINEフェスを経験することはなかった。

振られてから沢山泣いていた私が、なぜ5ヶ月後のZINEフェスに初出展を決めたのか。
振り返ってみる。

振られた時のnoteがこちら⬇️


1月に彼と別れた後、「もっと良い人いるよ!」とまわりから言われるのが怖かった。

「もっと良い人(つまりは次の彼氏)に出会えるまで、あなたの別れは"正解"にならないよ」という暗示にかけられているような気がして。

今回の別れが伏線になり、未来でめでたく回収されるためには、やっぱり「次の人」が必要不可欠なのだろうか。
25年間彼氏がいなかった私に、すぐ「次」が現れるとは思えない。そもそもその次の人に、私の傷を癒す任務を与えてしまって良いのだろうか。
元彼理由の傷を、未来の大切な人に手当てさせるのはなんだかとても気が引けた。

失恋は時間が解決する、とよく言うけれど、何よりも「今」を楽しく生きたい。
ただ普通に過ごして、少しずつ傷口が治っていくのを待てるくらいの優しさと根気を、私は持ち合わせていなかった。
「次の人に頼らず、自分の力でこの別れを正解にする」
元彼のことを思い出し、何度も泣いた中で決めたこと。
その正解にする手段として選んだのが、今回(6月東京開催)のZINEフェスだった。

さて、それにしてもなぜZINEフェスだったのか。
それには大きく2つの理由がある。

①失恋という負のエネルギーを使って、音楽作りをしている私の推し(向井太一)に憧れたから。

②私の文章の師匠こと、よさくさんが以前出展しており、とても楽しそうでキラキラしていたから。

①は度々私のnoteに登場している、シンガーソングライターの向井太一(最近TAILに改名したよ!)の存在である。
彼は自分の失恋の経験や、恋愛の辛い過去をよく曲にする。
彼曰く、
「いい曲が書けるなら失恋すらおいしい!」
「失恋したら3曲くらい歌詞をダーッて書く」らしい。
なんだそれ、羨まし過ぎるだろ。
自分の個人的な辛い記憶が曲になることで、他の人の心を動かしたり、活動の幅を広げたりできるんだなんて。
どんなに心が痛む失恋も、彼の手にかかれば素敵な表現の種へと変貌するわけだ。
私もそんな風になれたら、この傷を「次の人」頼みにせず癒すことができるのでは…と思った。

とは言え私に音楽の才能はない。
さてどうしたものか…と思考が停止した時に出てきたのが、noteやラジオ活動を応援している「よさくさん」の存在だった。(理由②)
私はよさくさんの考え方や感性、文章のファンだ。

そんなよさくさんは、ZINE作りやイベント出展を始めた時からより自信をつけ、とてもキラキラしていた。
「作ったZINEが手に渡った時、自分を丸ごとを肯定してもらえた気がする」というような事を言っていたのが、とても印象的だったのを覚えている。
以前出展されていた文学フリマに遊びに行ったことがあり、会場に自分が立っている姿は不思議とイメージ出来た。

私は文章を書くのが好きだし、ちょっとしたデザインも好き。お客さんと対面で話したり、ブースのディスプレイを考えるのも得意な方。
これは…?ZINE作って売るしかない!!
そう思った。

そこからは準備準備準備!
あっという間に本番を迎えた。

友達と一緒に出展したよ!

作成・販売したのは、恋人ができたら叶えたい事をまとめた、「いつかのデートリスト その一部、」というZINE。
サイゼの間違い探しや異国料理巡りなど、「いつかやりたいデート」を11個紹介する、妄想の一冊だ。

「振られたのにデートリスト作るの辛くなかったですか?」と何回か聞かれたが、不思議とあまり辛くなかった。
いつか絶対に実現するぞ…みたいな鉄のような意志があるせいかもしれないが笑、何よりも「恋愛に憧れている私」を認めたい、という想いが強かった。
私が恋愛に憧れを持っていることが、別れを引き起こした原因のように感じてしまい、気を病みすぎていた。(でも現実問題18歳の時に結婚式のバイトをした時からの憧れなので、今さら治せないのである。)

イベントが始まるやいなや、
「SNSで見ました〜!買います!」と言って即決して下さる方、「めちゃくちゃ好きですー!」と言って購入して下さる方が現れ、驚きと嬉しさで終始てんやわんやだった。
友人も沢山来てくれて、幸せってこんな重なることある…?と、かえって冷静になったりもした。

そして、予想してなかったサプライズも起こった。
TBSの朝のニュース番組に取材を受け、私のZINEの内容と作った経緯がガッツリ紹介されたのだ。

noteに初の顔出し…!実はこんな顔です🫢
どひゃ〜!!!🫣🕺

驚き過ぎて腰を抜かした🤸‍♂️なにごと!?!?

📚

今回のZINEフェスを通して、自分の発信を受け取ってくれている人は確実にいる、ということを実感した。
よさくさんが言っていたように、自分の作ったZINEを手に取ってもらえると、自分自身が肯定された気持ちになる。
恋愛に夢みる私は、ここにいて良いんだ。私の描く世界に「なんかいい」と思ってくれる人がいるのかもしれない。
そう思うことが出来た。

来て頂いた方、手に取って頂いた方、応援してくれていた全ての人!
本当にありがとうございました。


そして、ZINEフェスが終わってからというものの、元彼が脳内を支配する時間は嘘のように消えた。

1月に振られて5月までは沢山泣いていたのに。
何故かもうなんにも悲しくない。

あまりにも意味不明な別れだったため、もう少し一緒にいたかった気持ちは勿論ある。
でも今回沢山の人にZINEを手に取ってもらえて、他の出展者の人とも繋がりができ、テレビにまで出られたことは、きっと「今」だから生まれたことなのだ。

彼に振り解かれた手で、宝物のような景色を掴むことが出来た。

これで良かった。
別れは正解になった。

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