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【創作大賞感想】はそやmを何年かけても応援する。

 はそやmにしか書けない。読みながらずっとそう感じていた。私は、はそやmが描く令和の万能ヒーロー骨皮筋衛門が好きだ。去年も感想を書いた。だから、今年も書いて何年かけても骨皮筋衛門を応援すると、その感想文を書こうとしていた。

 だけど、はそやmからマァァァァァム!のリクエストが来た。作者からリクエストをいただくなど、読み手としては、そんなに嬉しいことはない。私は、マァァァァァム!を読むことにした。

 読みやすくて優しい文章だから感情が持っていかれる。ファンタジーの世界に入るのに、愛情の深さばかりが伝わってくる。描こうとしている平和や愛情は、戦争と対峙していてとても分かりやすい。戦争は、今でも現実に起きている。平和というものを確かめるために、誰かが戦争を起こしているのではないかと思うくらいだ。

 残された人達が、再び平和を考えて立ち上がるのは、どこか歪んでいる世界そのものだと思う。

 はそやmは、優しい文体で、誰にでも読みやすく物語を紡ぐ。大きなテーマに、「人として」のテーマを入れ込む。

 平和だとか、愛などをテーマに壮大に語る物語は、意外と読み手を置いていってしまい、大事なことなのに、物語だけが進んでいきやすいものだと感じている。

 だけど、やはり、はそやmは違う。

 ファンタジーに、エンタメを織り込んで、ストレートに伝えてくる。

「綺麗な人で良かった」
「今まで一度も言われたことない!」
「それは幸いだった」

本文より抜粋

やるせなさは時に人を笑いたい気持ちにさせてしまう

本文より抜粋

「僕がいないと食べられないものね!」

本文より抜粋

「いいかい?こういう大人にならないために本はしっかりと読まないといけないんだよ」

本文より抜粋

 こういう、セリフや言い回しは、単体で読むと響かないが、はそやmの物語の世界に入り込むと、素直に受け止めることが出来て、笑いと涙が出そうになる。この、はそやmの文体と表現は、「素直に感情を受け取っても良いのだよ。」と読み手に安心して思わせてくれる。

 私は、はそやmの描く世界観が好きなのだと思う。

 はそやmは、人は物語を素直に受け取る力を最初から持っていると信じている気がする。

 言葉の力がそのまま伝わることを、知っているか、本気でそうだと願っていると感じる。

 無駄がなく、ストレートなセリフをそのまま受け取りたくなるのは、はそやmが人間を信じていることが根底にあるからこそだと思っている。

 普段なら、「そこまで思わない」となる大きなことでも、なぜだか必要以上に心に訴えられて、こういう世界になって欲しいと考えてしまう。

 物語は、妻と家族が戦争にいってしまった夫を探し出す物語だ。主人公のボン(マム。子供達からは、そう呼ばれている)は、分かりやすい。強い、優しい、愛情深い。そのマムを母に持つ子供たちもマムの背中を見て、それぞれの個性を持たしている。

 それでも、居ない夫のことを家族全員が家族として、考えて進んでいる。全員が思いやっている。

 マムが、本気で夫アグを好きだと信じているからだ。

 ファンタジーの世界の要素は、オヤチャイ、オチャカナと野菜やお魚が、生き物として意思を持ち始めているところにある。そんな設定も、受け入れるどこから、そうだろうなと当たり前のように、この世界知っていたよ。と読み手の私も納得していってしまう。

 男や女であること。たびたび、そこも突いてくる。時代が変わったんだよ。と登場人物達も伝えてくる。

 強いとか、弱いとか。そんなことを競うより、愛情の深さを考えて生きていこうよと教えてくる。

 予想外のことが起きることが、本当のドラマではなく、予想出来ることを、分かりやすく描くことこそが本当のことだと、楽しんでいる様子が伝わってくる。だから、感動出来る場面で、素直に感動してしまい、台詞や場面に、感情がこみ上げて来てしまう。

 エンタメを信じている人が、そばにいるのは嬉しい。物語と関係ないのに、自分が肯定される気になる。

 声を大にして、伝えたいことをストレートに伝えることをカッコ良いと思えてしまう。

 この先も、はそやmのエンタメは続くのだろうし、続くことを願っている。同じ道を進んでいるように思えるのが本当に嬉しい。

 だから、何年かけても応援する。ずっと応援していく。楽しいや、面白いの先をこのまま見せていって欲しい。

 描くテーマが壮大なモノほど、身近にそれを増幅させるスイッチは、いっぱい潜んでいて、生活や暮らしを大切にすることで、笑えると教えてくれる。

 くだらないけど、最高ですよ。

 と、会ったときに絶対言える人がいることが、どれだけ私の中で助けになっているか。表現の方法は違うけど、やっぱり同じ道にいる気がしてならない。

 はそやmの作品は、これからも読み続けます。

 その、ワケの分からない愛しい頭の中を、これからも全力で描き続けて欲しいです。

 

 

 

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