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昨日見た夢

※画像はイメージてす。

夢の中の私は中学2年生で、ダサい緑色のジャージを着て、林間学校に行くところだった。
実際には車山高原に行ったはずだが、夢の中では見たこともない細長い公園に集合した。その公園はすっかり葉が落ちた木々に取り囲まれ、中央に蛇行してる細長い遊具があって、ちょうど人が1人通れるような通路状の遊具だった。その細長い遊具には左右あちこちに階段と滑り台が着いていて、上から見るとちょうどムカデのような形状だった。

その通路部分に、なぜかみんな、各自が持ってきた布団をぎゅう詰めで、1列に敷いて寝ることになった。屋根もない、雨が降ったらどうするんだろう?みんなが敷いた布団に埋め尽くされた通路を、それぞれが靴を脱いであちこち行ったり来たりしながら、持ち寄ったお菓子を開けて食べたり、水筒のお茶を飲んだりしている。遊具をおりて、枯れた木の枝を集めてキャンプファイヤーに興じる者もいる。なぜか引率の教師は一人もいない。

ふと、ここで場面が変わった。氣がつくと私は大きなお寺の御堂のなかで横たわっていた。ちょうど立派な仏像と装飾に囲まれた本堂の真ん前、座敷中央である。まるで蓋のない棺桶みたいなところで仰向けに寝ていて、自分はなぜここにいるのかきょろきょろしていると、フォロワーのわんこ番長が現れた。

元子さん、氣がついた?みんなもう寝るところだよ

いや、氣がついたけど、なんで私はここにいるんだ?御堂の外を見た。日はすっかり落ちている。夜9時くらいだろうか。例の細長い遊具があって、ここは公園ではなく大きな寺の境内だったのだと理解した。みんなそこでさっき敷いた布団のなかに入ってはいるが、起きてるらしく、掛け布団がむくむく動いたり、手足が出たり入ったりしている。お喋りを楽しんでるのだろう。ヤンキーみたいな同級生たちはタバコを吸ったり、ピアスの開けっこをしたり、酒を飲んで騒いでいる。
キャンプファイヤーの火は昼間みた時よりよほど大きくなっていて、メラメラ燃えているさまが少し怖かった。ときどき、「ドーン!」というよく分からない轟音と、下卑た笑い声が聞こえてきた。

わんこ番長に、なぜ私たちだけ御堂の中で寝られるのかと聞いたら、あの人たちと違って私たちは愚かではないからよ、とわんこ番長は答えた。

ところで、元子さんのお子さんはさっき寝かしつけたわよ、と言われた。私は、あ、そうですか、ありがとうございますと答えた。トイレにきたくなったので、私は1人で廊下に出た。

そこで、なんだか様子がおかしいと思った。あれ?私は中学生なはずなのに、なんで子どもがいるんだろう?あれ?なんでnoteで大人になってから知り合ったわんこ番長が、ここにいるんだろう?愚かって何。愚かではないって、何。

心臓が早鐘を打って、すぐさま元いた本堂にかけ戻った。わんこ番長の姿はない。薄暗い室内で金色に輝く立派な仏像が気味悪かった。そして、私の子どもが青い顔をして仰向けになって横たわっていた。

私は急いで子どもを抱き抱えようとするも、まるで氷の塊のように重く冷たく、抱き上げられなかった。胸の辺りに耳をあてると、心音は聞こえた。でも酷くゆっくりだった。

その子は、間に合わなかったの。

突然後ろから声がして、振り返るとわんこ番長が立っていた。よく見ると、彼女の膝のあたりからつま先にかけて、うっすらグラデーションがかかり、向こう側の景色が透けている。足が、無い。幽霊か。

生きてるけど、生きてないの。間に合わなかったけど、本人に罪はないの。だからね、この子のためにも私たちのためにも、あの愚かな人達が寝たら、儀式を始めようと思うの。

わんこ番長は悲しげに、かつ恐ろしげに微笑んだ。そして、部屋の照明がふっと落ちた。屋外のキャンプファイヤーの炎も、同時に消えた。

私は怖くなって子どもをひしっと抱きしめた。冷たい。冷たい。でも死んでるわけじゃない。生きてるんだよ。私の子だ。



ここで目が覚めた。がばっと起きると隣には我が子がすやすや寝ていた。ああよかった。夢か。

安堵して子どもの体に触れたら、何やら冷たく濡れている。敷布団には、臭くて黄色い世界地図を描いた状態で。