身近にいた非接種者
前述したが、1月に帰省した。そして、本当なら2月にも帰省するはずだった。なのに、陽性者が出たとかで姪の保育園が閉鎖することになり、私は帰省させてもらえなかった。ちなみに、姪を含む、兄家族は両親と同居している。
先週になり、母から連絡があった。ほとぼりもさめたし、3月だし、三連休の頃、帰省してこいとのことだった。我が子は自分の祖父母やいとこに、いつだって会いたがっている。私はさっさと仕事を片付けて、会いに行くつもりで準備を進めていた。
ところが、今朝になって姉から電話があった。姪と兄が熱を出しているという。こんなときに元子を呼ぶのはまずいが、言いづらいな…というわけで、母は姉を介して私に連絡してきたらしい。ちなみに、姉は実家の近くに住んでいる。
あーあ。またか。帰省できないのか。こうやって我が子の楽しみは、いつも直前になって奪われるんだよな…。腹が立つ。
じゃあ行かないほうがいいか、としぶしぶ姉に伝えると、姉が「うちにくる?」と言った。さらに、こんなことも言い出した。
「なんか、おかしいよね。最近になって、小さい子がコロナで死んだとか。前は言ってなかったのに」
ん?なんか、コロナ脳っぽくないこと言い出したぞ。どうした、姉よ。
「そうやってワクチン打て打て言ってんのかなーって思う」
姉は尚も言う。そう。そうだよ。まさにその通りだよ。世の中の報道はおかしいんだ!
「義母(姉の姑)がさ、前は2回打ったら、もう打たないって言っていたんだよ。なのに3回目打つ氣でいるんだよ。変だよね。言ってること変わってる。こっちは肩身狭い思いしてんのにさ」
「え?肩身狭いって何。お姉ちゃんって、打ってないの?」
私はすかさず聞いた。確かに去年の6月の半ば、私は両親だけでなく、姉にもワクチン打つなと説得した。兄は私のことを完全に無視していたし、義姉はすでに打った後だった。
だけど、このとき、姉は私の意見を素直に賛同しているわけでもなかったし、なるべくワクチンの話題をさけてるようだった。だから、私も聞けなかった。姉は明るくてユーモアがある人だけど、私と違って協調性豊かで大人しいから、同調圧力に負けて打ったんだろうと思っていた。
「うん。私と子どもは打ってないよ」
姉が答えた。
驚いた。でも、そういえば私たちと公園に行くときは、マスクを外していたな。お店に入ると付ける。それってつまり、コロナに対する疑惑はあるけど、コロナが怖くないとも言い切れない、さらにマスクは外したいけど人目が怖いってことか。そしてワクチンだけは、踏みとどまってくれていたのか。
過去にシェディングについて姉へ話したら、「そういうものが存在するって証拠はあるのかな」と、疑わしそうにしていた。証拠はないよ、と私は答えた。
姉は旦那と違って私の話を頭から否定したり、バカにするような人ではない。だけど、私の話す内容があまりにも信じがたく、葛藤してるようだった。そして、ワクチンへの危機感を声高に叫ぶ私を、恐れているようでもあった。私を落ち着かせようと、さも理解者であるかのように「そういう考え方もあるよね」というスタンスを保ち、「聞くフリ詐欺師」に成り下がっている女に見えた。つまりは本質的には完全無欠なコロナ脳だと、姉のことを勝手に見なしていた。でも、そうではなかった。
「私は元子みたいに、よく分かんないし…調べてないけど、直感でおかしいと思った。テレビ見てると、片側の意見しか流れてないから。旦那は会社で働きにくくなるからと打ったけど」
そうだったのか。
確かに義兄(姉の旦那)は、ワクチン推進派なんだろうなという言動だった。↓
姉の周りには非接種者がいない。普段から色んな人に、なんでワクチン打たないのかと詰め寄られているようだった。話を聞いてて、涙が出そうになった。私と子以外に、打たない選択をした人がいたなんて。きっと、勇氣が要る決断だったに違いない。
これから周りの洗脳が解けなくても、姉と甥は生きててくれる。甥はもう大きいけど、幼い頃から変わらず私を慕ってくれている。1月に帰省した時もほぼ毎日、私と子に会いに来てくれて、去り際に「おばちゃんに会えてよかった」と微笑んでいた。
少なくともこの2人はワクチンで死ぬことはない。生きづらい世の中を、一緒に生きてくれる。そう思ったら、涙があふれて止まらなかった。
