Claude cowork奮闘記㉑。ウェブサイト(DNS)の不具合をClaudeが原因特定から解決まで自律的にやってくれた話
こんにちは。合同会社マルセロ 代表の駒瀬です。経営者、事業責任者に対する事業及びマーケティングの伴走コンサルティング、壁打ち、月額制顧問等のサービスを提供しています。
1.事件の経緯
先日、Google Search Console(GSC)から、「ホームページがインデックスに登録されていません」というアラートが届きました。自社サイト(marcelobusiness.com)が、Google検索の対象になっていない、という意味。
そう言えば、先日、会社名でエゴサーチした際、検索結果に表示されず、あれ?と気になったことを思い出しました。そこで、インデックスされていない可能性に気づけなかったのは反省点。
「GSCのガイドに沿って課題を特定し、修正する」というのが従来のやり方。ざっと、2時間くらいはかかりそう。
そこで、迷わずClaudeくんにぶん投げました。
GSCからアラートが来ているので、課題を特定して、解決して!
2.Claudeがサクッと原因究明
時間にして3分くらいでしょうか。下記の課題特定がスラスラと表示されました。
これを見て、マニュアルを見ながら自力で解決できた気がしない。Claudeに頼んで正解!と思いました。
まず、アラートを受けてサイトのHTMLを取得したところ、<meta name="robots" content="noindex, nofollow"> タグを発見。これがインデックス拒否の直接原因だと分かりました。サイトがGamma製なので、次はGamma側の設定を疑いました。
※ウェブサイトは、Gammaで作成し、DNS設定でデフォルトのgammaドメインを自社ドメインに変更して運用。
Gammaの「ウェブ上で見つけやすくする」トグルを確認すると、既にONでした。つまり設定自体は正しい。ここで「設定はONなのになぜnoindexが残るのか」という矛盾が生まれ、別の原因があると判断しました。
念のため再Publishして、再度、HTMLを取得。それでもnoindexは消えず。さらに、Gammaの独自サブドメイン版(gamma.site)も確認したところ、そちらにもnoindexが付いていました。
「設定ON+再公開済み」でも両ドメインでnoindexが消えない——これで、原因はGammaの設定より下のレイヤー、つまりドメイン側にあると絞り込めました。
決め手は、Gammaのサイト設定画面に出ていた「DNSの問題が検出されました(CNAMEレコードが sites.gamma.app を指すよう www を編集してください)」という警告でした。
実際に dig でDNSを引くと、www のCNAMEが www.sites.gamma.app(余計な www. 付き)を指しており、Gammaが求める sites.gamma.app とズレていた。
Gammaはドメインの正当性を確認できないと、そのドメインでインデックス可能な版を配信しない——だからトグルをONにしてもnoindexが付き続けていた、と因果がつながりました。
要は「HTMLでnoindex確認 → Gamma設定はON(矛盾)→ 再公開しても消えない・別ドメインも同様 → 原因はドメイン層 → GammaのDNS警告+dig照合で確定」という切り分けです。
3.「DNS設定変更は、私にはできない」と言われた
では、「DNS設定を変更して」とお願いしたところ、
DNSレコードの変更はサイトの公開設定に関わる操作なので、勝手に実行できません。
以前の私なら、「え!!!!できないの。自力でやるしかないのか」と諦めていました。
1年前、ウェブサイト公開時に、Geminiに教えてもらいながら、初めてのDNS設定に挑んだ、苦い記憶が脳裏をかすめます。設定したつもりが、反映されずという状態に陥り、解決に3日以上かかった苦い記憶。
また、これやるのか。。。
そこで、「待てよ」と。
Claudeが言ってる「できない」は、能力ではなく、権限のことなのでは?と思い至り、こう提案しました。
必要な変更をClaude側で実行し、反映の許可を私に求め、私が許可を与えるという進め方はできますか?
速攻で、「それなら、できます」と返って来ました。
「よっしゃ!」と一人でガッツポーズ。
4.DNS設定変更
そこからは、実にスムーズでした。
DNSはSquarespace(旧Google Domains)で管理しています。ログインの本人認証だけは私が行い、あとはClaudeくんが該当レコードまで自律的に到達。
修正値を入力した状態で、実行の許諾を私に求めます。
保存の直前で止めています。変更内容は、www のCNAMEを `www.sites.gamma.app` → `sites.gamma.app` に修正する、この1点のみ。他のレコード(メール関連など)には一切触れていません。保存してよろしいですか?
「お願いします」と返信し、保存完了。
その後、DNSの伝播確認、Gamma側の「DNS問題」警告が消えたことの確認、再Publishまで。noindexの解除自体はGamma側のキャッシュ反映待ち(最大24時間)なので、翌朝に自動でチェックする定期タスクも設定してもらった。
5.DNS修正の具体手順(同じ症状の方へ)
Gamma×独自ドメインで「インデックスされない」場合、同じ原因かもしれない。参考までに手順を残しておきます。
症状:独自ドメインのGammaサイトがnoindexのままインデックスされない。Gamma設定の「ウェブ上で見つけやすくする」はONで、再Publishしても変わらない
Gammaのサイト設定 →「公開とドメイン」を開き、独自ドメイン欄に「DNSの問題が検出されました」の警告が出ていないか確認する
出ていれば、その指示内容を読む。私の場合は「CNAMEレコードが `sites.gamma.app` を指すように www を編集する」だった
現状のDNSを確認する。コマンドなら `dig www.(自分のドメイン) CNAME`。私の場合は `www.sites.gamma.app` を指していた(正しくは `sites.gamma.app`。余計な `www.` が付いていた)
DNS管理画面にログイン → 対象ドメインのDNS設定 → カスタムレコード → `www` のCNAMEを編集 → 向き先(エイリアスデータ)を `sites.gamma.app` に修正 → 保存
伝播を確認する。`dig @8.8.8.8 www.(自分のドメイン) CNAME` で `sites.gamma.app` が返ればOK
Gammaに戻り、DNS警告が消えたのを確認 → もう一度Publishする
noindexの解除はGamma側の反映待ち。数時間〜翌日にもう一度確認する
ポイントは、Gammaのトグルだけ見ても解決しないこと。警告が出ていたら、DNSの実レコードまで見に行く必要があるという学びを得ました。
6.一連のインシデントから得た示唆
状況を説明して、Claudeにぶん投げれば解決するということ(笑)
最大のポイントは、「できません」で諦めず、「できません」の中身を深掘りすることが肝要ということ。「能力がない(物理的にできない)」なのか「権限を勝手には行使できない」なのかをクリアにする。
これを意識することで、AIエージェントでの解決の幅が広がること間違いなしです。
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