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“Takeumaって何?”に即答できるか──通訳案内士試験にもIELTS スピーキングにも通じる英語力

高いレベルの英語力を考えたとき、決まり文句や定型表現だけでは太刀打ちできない場面に出会った際、どう英語を組み立てて状況を切り抜けられるか、そして相手にきちんと理解してもらえるか──そこが大きな分かれ目になるのではないでしょうか。

特にIELTSや通訳案内士などのスピーキング試験ではこのスキルがないと高いスコアを獲得できないでしょう。

では、そんな力が問われる具体例を一つ。

          What is “Takeuma”?
          (竹馬って何ですか)

日本で生まれ育った人であれば、この言葉を聞いた瞬間、頭の中には自然と映像が浮かぶはずです。問題は、そのイメージを英語でどう表現するかです。会話がこうして“creativeな領域”に入ってきたとき、英語力の本質が試されます。英語のインタビュー試験では、そういう問題を出して試してくるわけです。

実は「竹馬」を表す英語表現はあります。

             hand-held stilts

通訳案内士の試験に出てきそうな単語ですね(大昔ですが、私が受験した時は「靴ベラ」が出ました)。これを知っていれば一言で済みます。ただ、知らなかった場合、あるいはこの言い方をしても相手がピンと来ていない様子なら、描写するしかありません。どう説明しますか?

例えば、こんな具合はどうでしょう。

Takeuma are common childhood toys.
They consist of two long bamboo poles, each with a foot support attached.
You hold onto the upper ends of the poles and rest your feet on the footplates.

(竹馬は一般的な子どもの遊び道具です。2本の長い竹のポールから成り、それぞれに足を置くための踏み台が付いています。ポールの上の方を握り、足を踏み台に乗せて使います)

まず最初に common childhood toys と大枠で説明し、「竹馬とは何か」を一瞬で伝えます。たった三語ですが、ここで相手の頭にイメージが立ち上がる。この全体像描写がとても重要です。

次に、consist ofを使って構造を説明します。
何から成り立っているのかを具体的に示すことで、イメージがさらに鮮明になります。

最後に使い方の説明です。
hold onto(しっかり握る)、rest your feet on(足を〜に置く)といった動作表現を使い、実際の使い方を描写します。

このように、

  1. それが何か(全体像)

  2. 何でできているか(構造)

  3. どう使うのか(動作)

という大きい枠から詳細へ、「ホップ・ステップ・ジャンプ」の流れで説明すると聞き手は無理なく理解できます。

英語圏で育った人が思い浮かべる stilts は、日本の竹馬とは少しイメージが異なります。だからこそ、こうした補足説明が必要になるわけです。

こんな簡潔で的確でそして無駄のない英語が、すっと口から出てくる人。そういう人こそが、IELTSや通訳案内士のインタビュー試験で高いスコアを獲得できる人とも言えるでしょう。

そして、日本に興味を持つ海外の人ほど、日本文化についてよく質問してきます。皮肉なことに、これは日本人英語学習者が最も苦手とするタイプの質問でもあります。

自戒も込めて──
こんな英語を、考え込まずにスラスラと言えるようになりたいものですね。

というわけで、今後教えることになりそうなので、どんなテストか体験するために初めてIELTS(Academic)を受験してきました。


年齢もあるのでしょうか、午前中9時から12時までノンストップで、Writing+ Reading+Listeningの3セッションを一気にやるこのテストに集中力が持ちませんでした。最初のWritingで全エネルギーを使い果たしてしまい、Readingの途中であきらめてしまいました。とりあえず今回は正答数とバンドスコアの関係を調査したかったので、ReadingとListeningでは、それぞれ5割、6割正解して、市販されている公式ガイドのスコア表と合っているかのチェック。

問題1問ごとに難易度は異なるものの、受験生の弁別結果を基に、毎回難易度の一定性を保ってあると書かれていたので、本当に正答数だけを基にスコアを算出しているのか。TOEIC L&Rのように、item analysisを使ってもうひと手間かけているのか、その辺りも見極めたいと思いました。

Writingセクションでは、定番のIntro-Body- Conclusionの型とワンパラグラフには一つのアイディアという鉄板のルールを敢えてはずして、パラグラフ内にプラスとマイナスというような相反する見解を入れて書いてみるとどうなるか。採点はあくまでも型に固執しているのか、多少の揺れは許容してくれるのか、この辺も実験してみました。

今度教えるクラスの目標が5.0~6.5あたりなので、まずは全体の6割くらいを正解するとバンドスコアがどれくらいになるのかも調査してみました。果たして予想通りの結果がでるか興味津々です。

このテスト、体力とか集中力も含めた総合力で臨まないと単なる英語力だけではそれ相当のスコア獲得は難しいですね。その分、午後のSpeakingでは、午前中のうっぷんを吐き出す形で、しゃべり倒してきましたが(笑)。Do you like rain?の質問には驚きました。別に好きでも嫌いでもないですが、外出したくなくなるので、とりあえずあまり好きじゃない(I'm not a big fan of rainy days.)と答えておきましたが。warm-up後の一発目はこんなのから聞いてくるんですね。

p.s.
試験当日の会場では、持ち込み制限から指紋・写真登録まで管理が徹底されすぎていて正直ヘキヘキしました。ここまで厳格なんだと。あれダメ、これダメですから。今まで受けた試験の中で断トツ1位です。試験が始まる前のここですでにかなりエネルギーを使ってしまいました。こういうの年配者にはやめて欲しいですぅ。ふう~。



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