今村聡子ヴィオラリサイタル
今日は仕事の呼び出しがあるかもしれないということで、
午前は家で待機していましたが、
電話かかって来なかったので、
よしっ、午後からクラシック音楽コンサートだということで千種駅のHITOMIホールへ行きました。

名古屋フィルのヴィオラ奏者の今村聡子さんのヴィオラリサイタルです。
今村さんのリサイタルは初めてになります。
愛知には4つのプロオーケストラがありますが、オーケストラ以外にも室内楽やソロリサイタルなどでも活躍する奏者が多くいます。
室内楽やソロリサイタルだと奏者の弾く楽器の音が直接聴けるのがいいです。

今日の曲目はシューベルト、ヒンデミット、ブラームスになります。
◼️シューベルト/アルペジオーネソナタ
アルペジオーネという楽器はギターの一種みたいですが、廃れてしまった楽器で、自分は見たことも聴いたこともありません。
この曲、チェロやヴィオラで演奏される場合が多いです。
自分は若い頃にマイスキー(チェロ)&アルゲリッチのCDを買って聴いていたので、チェロの方が馴染みがあります。
今日はヴィオラです。
ヴィオラの最初のメロディーが聴こえてくると震えるぐらいの感動があります。
この曲は日本の民謡にしてもいいぐらいの日本人の心にしみいる曲だと思っており、大切にしている曲です。
音楽ホールで聴けることがすごくうれしいし、今村さんのヴィオラがすばらしかったです。
またピアノの田中ゆりあさんもすばらしく、ヴィオラとピアノの会話、やりとりを楽しみました。
◼️ヒンデミット/無伴奏ヴィオラソナタ
シューベルトの美しいメロディー、歌を聴いた後はヒンデミットです。
ヒンデミットといえば、無調音楽、新古典派で、不協和音もありますが、そんなに不協和音は気にならないぐらいで、気持ちいい不協和音という感じです。
シューベルトとブラームスの間に刺激のある前衛的なヒンデミットを入れるというのは個人的には好きです。
今回はピアノ伴奏無しの無伴奏の方のヴィオラソナタで、ヒンデミットがヴィオラ奏者ということもあり、技巧的なヴィオラが聴けます。
第4楽章は激しくて高速ですごかったです。
◼️ブラームス/ヴィオラソナタ第2番
クラリネットソナタ第2番をヴィオラ用に焼き直した曲ですが、
晩年のブラームスの魅力を感じる曲のひとつですね。
晩年のブラームスというと力の抜きがすばらしいなと思います。
その中でも第2楽章の澄んだ哀愁はブラームスならではの魅力ですね。
クラリネットで聴くのと、ヴィオラで聴くのでは同じ曲でも全然魅力が違うので、2度楽しめる曲です。
すばらしいブラームスを聴けました。
◼️アンコール
アンコール2曲ありました。
最初がシューマンのおとぎの絵本の第4曲でした。
シューマンのおとぎの絵本はヴィオラとピアノのための曲なんですね。おとぎ話という曲もあるので、混同していました。
短い曲の中にもシューマンのロマンを感じました。
もう1曲アンコールがありました。
ブラームスっぽい曲で聴いたことがある曲だけど、
思い出すのに3分ぐらいかかりました。
たぶんFAEソナタのスケルツォですね。
この曲、ピアノパートも魅力ですね。
そういえば、ピアノの田中ゆりあさん、すべての曲で譜めくり無しで演奏しました。
タイミングとか合わせながら自分で譜めくりするので、かなり大変だったかなと思います。
ヴィオラという楽器は内声部なので、オーケストラや弦楽四重奏曲では脇役が多いですが、
ヴィオラリサイタルということでヴィオラが主役でヴィオラという楽器の魅力を満喫できました。
