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我が家の花火はなんだかアレだけど毎年これでいいのかもしれない

私「ねえねえ、週末、花火大会だって。」

夫「ふーん。」

これは、判を押したような毎年のやりとりである。

私「ねえねえ、今週末、花火大会だって。」

夫「うん、聞いてるよ。」

なるほど、今年もどうやら例年通りのようだ。


私は、大きい花火大会のある地区に住んでいる。
残念ながら家のベランダからは、モワモワした光しか見えないのだが。
数年前、花火大会の日に歩き回って、
家から200mくらいの住宅街に、花火がよく見えるところを見つけた。
そこから花火を見ているのは近所の住人だけで、
うそみたいに視界がスコーンと開けて遮るものない。混んでいる会場にいかなくとも、ばっちり花火を楽しめるのだ。


さあ、花火大会当日。
花火開始の19時30分、我々夫婦の花火大会が始まる。

ヒュゥゥゥ ドーン


音と同時に、ダッっと外に飛び出す私。
手にはスマホと扇風機を持っている。
Tシャツにハーフパンツの装い。おっと、玄関先で、虫よけスプレーもシューとやった。

200m歩いたのち、穴場スポットに到着。
やっぱりよく見える。
はぁーきれいだなー。

ブオォー(扇風機)


…15分経過。
あ、暑い。

ブオォー(強)

会場から、協賛の会社を紹介しているアナウンスが流れている。

もう…無理だ。

私はきびすを返し、足早に家に帰った。

夫「おかえりー暑かったろ。」

夫ははじめから家にいる。
私と同じ花火を、YouTubeで見ている。

いや。見てはいない。
携帯をいじりながら、申し訳程度に、テレビ画面でYouTube中継を流してくれている。

夫は、屋外で仕事をしている。
1秒でも長くクーラーのあるところにいたいらしい。
私もそうしてあげたい。

私「この時間でも、15分が限界だわ。」

夫「だよな。あ、あずきバー買ってあるよ。」

私「食べる!!」

私はこのあと、クーラーのきいた室内で、
YouTube花火とあずきバーを堪能した。


これが、我が家の花火大会スタイル。

外と中、
時間差で音が鳴り響いていた。

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