色のない距離/CHROMA

あの雑踏の道を覚えてる
君の声が雨を切り裂いた
小さな火花がふたりの間に落ちて
何もかもが変わってしまった
世界は色を失っていった
街の灯りも薄れていった
それでも君と過ごした夜だけは
この血の中で燃えていた
抱きしめて
離れて
どちらでも今夜は痛い!
会いたい
会いたい
なのに言葉が胸で詰まる
会えないと言われるたび
ノイズが刃みたいに走る
押せば君を壊してしまう
引けば僕が壊れてしまう
どの選択も傷になって
鼓動のたびに迷っている
僕の世界を染めて
僕の世界を染めて
欲しがってはいけない光だった
ここにいて
今だけここにいて
たとえふたりが傷ついても
街はまた動き出した
人の波が戻ってきた
世界が鮮やかになるほど
僕は君を失っていった
君は電話できる距離にいるのに
踏み出すには遠すぎる
君の色だけが残る
モノクロの夜を僕は走る
チクタク、心臓が跳ねる
神経の中にネオンが走る
ひとつのメッセージ
返事はない
リズムの中で目が回る
近すぎる
遠すぎる
どちらも血を流している
君が欲しい
君を失う
この感情で息が詰まる
君と出会った日を後悔して
次の瞬間、その後悔を呪う
この痛みを知らない人生なんて
火のない人生だったから
会いたい
会いたい
それだけしか分からない
君の笑顔をもう一度見たい
手放してしまう前に
僕の世界を染めて
僕の世界を染めて
ふたりが知っていた色で闇を塗って
ここにいて
今だけここにいて
たとえふたりを引き裂いても
ここにいて
僕の世界を染めて
ここにいて
僕の世界を染めて
会いたい
ただ会いたい
それが僕の走り続ける傷
ここにいて
僕の世界を染めて
ここにいて
僕の世界を染めて
会いたい
ただ会いたい
たとえふたりが壊れても

