【#153】石川県・加賀市議会議員選挙レポート(2025 10.5)
加賀市長選のレポートを先に出させていただきましたが、加賀市に行った本来の目的は市議選でした。 参政党の “聖地” と呼ばれる加賀市でどのような選挙をするのか。 そして、“聖地” 加賀市はどのような街なのかをこの目で見るために。
「市議選レポート」となっていますが内容の殆どが参政党絡みです。 候補の演説、そして神谷代表の演説の模様は勿論、“聖地巡礼” も敢行しました。 参政党に(私と同じようなスタンスで)興味のある方には是非とも見ていただきたいレポートです。
◆立候補者(定数18/21人)

林 茂信 (75) 自民 現 5期目を目指す
山口 忠志 (64) 自民 現 6期目を目指す
林 直史 (61) 公明 現 6期目を目指す
上野 清隆 (51) 無所属 現 2期目を目指す
川下 勉 (78) 自民 現 6期目を目指す
前田 正 (77) 無所属 新 塗装業
辰川 志郎 (76) 自民 現 4期目を目指す
中谷 喜英 (69) 自民 現 5期目を目指す
植木 陽佑 (35) 参政 新 農業
東野 真樹 (51) 自民 現 3期目を目指す
若林 高 (52) 無所属 現 2期目を目指す
荒谷 啓一 (65) 自民 現 2期目を目指す
林 俊昭 (76) 無所属 現 6期目を目指す
福永 哲也 (57) 国民 新 農業
南出 貞子 (76) 自民 現 3期目を目指す
一色 眞一 (75) 共産 現 2期目を目指す
稲垣 清也 (54) 自民 現 5期目を目指す
中川 敬雄 (60) 自民 現 3期目を目指す
髙橋 菜見子 (41) 無所属 新 元教師
上田 朋和 (45) 無所属 現 4期目を目指す
辻 裕行 (57) 自民 新 初当選を目指す
現職16名、新人5名が立候補し、党派別では自民が11名、公明、国民民主、参政、共産が1名ずつ立てた、女性候補2名の選挙です。
(女性候補の少なさよ・・・ サスガ保守王国)
◆前回(2021年)の選挙結果(定数18/21人)
[当]上野 清隆 (47) 無所属 新 2,518票
[当]林 直史 (57) 公明 現 2,401票
[当]東野 真樹 (47) 自民 現 2,200票
[当]稲垣 清也 (50) 自民 現 2,109票
[当]荒谷 啓一 (61) 自民 新 2,008票
[当]髙辻 伸行 (55) 自民 現 1,968票
[当]林 茂信 (71) 自民 現 1,942票
[当]若林 高 (48) 無所属 新 1,796票
[当]南出 貞子 (72) 自民 現 1,701票
[当]上田 朋和 (41) 無所属 現 1,573票
[当]中川 敬雄 (56) 自民 現 1,480票
[当]林 俊昭 (72) 無所属 現 1,377票
[当]山口 忠志 (60) 自民 現 1,356票
[当]中谷 喜英 (65) 自民 現 1,253票
[当]一色 眞一 (71) 共産 新 1,152票
[当]川下 勉 (74) 自民 現 1,144票
[当]今津 和喜夫 (67) 自民 現 1,130票
[当]辰川 志郎 (72) 自民 現 1,099票
-------------------------------------
[落]山崎 大助 (25) 無所属 新 769票
[落]森口 喜康 (58) 無所属 新 581票
[落]乾 浩人 (51) 無所属 元 375票
前回は現職14名、元職1名、新人6名が立候補し、党派別では自民が11名、公明、共産が1名ずつ立てた、女性候補1人(!)の選挙で、元職1名、新人2名が落選。 女性候補は当選しました。
今回は国民民主と参政の候補が加わるコトで有権者の投票行動に変化が生じるのか。 そして何より、12年ぶりに市長選とのダブル選挙となり確実に投票率が上がると予想され、それがどう影響するのかが注目です。
それではここから、参政党を中心に話を進めていきます。 まずは選挙中に報じられた “聖地” をめぐる話について。
◆POINT
・選挙の最中に炸裂した「現代砲」
市議選が始まって二日目の9月29日に発売された週刊現代に「加賀 参政党の聖地を訪ねる」というタイトルの記事が載りました。 詳しくはリンク先を読んでいただくとして、内容としては、
2022年3月に北陸中日新聞が報じた記事と、2024年2月に週刊文春が報じた記事をまとめたようなもので、文春報道以降に起きた出来事の記述を除けば新情報が入っているワケではありません。
選挙の最中に報じられるというタイミングの良さに「現代砲」だと一部で話題になりましたが、結論から言うとこの記事が選挙に与えた影響は殆ど無かったと思われます。 その理由として「加賀プロフェクト」について上記記事を参考に時系列で並べると、
2020年7月
・神谷宗幣氏、家族を連れて加賀市に移住
2020年9月
・「一般社団法人 てくてくの杜」が、認可外保育園「加賀キッズスクール てくてくの杜」を開園
2021年2月
・コワーキングカフェ「いいオフィス加賀 by PLORK CAFE」をオープン
・自然農場ファーム「にちにち好日」をスタート
2021年8月
・旧黒崎小学校で「一般社団法人 てくてくの杜」がフリースクールを開設 ※市の施設(=市の財産)である小学校を民間に “無償で” 貸与していることが問題だと議会で取り上げられる
2021年12月
・市が「旧看護学校生徒宿舎」活用事業者に「一般社団法人 てくてくの杜」を選定
2022年2~3月
・市民団体が旧看護学校生徒宿舎の貸与を批判。 議会でも問題だと取り上げられる
2022年7月
・参院選 神谷氏は街頭演説で「加賀でフリースクール、保育園を作っている」などと発言。 参政党、比例で1議席獲得。 神谷氏が参院議員に
2023年4月
・高校生や大学生を対象にした私塾「加賀塾」を旧看護学校生徒宿舎で開設 神谷氏が取締役を務める「イシキカイカク株式会社」が共同事業者に名を連ねる
2024年1月
・加賀塾代表が辞任(※代表の母が急死)。 加賀塾は2期生の募集を中止
2024年2月
・社団法人 てくてくの杜から市へ、加賀塾で使用していた旧看護学校生徒宿舎の次年度契約は更新しない意向を相談
2024年3~4月
・旧看護学校宿舎から退去し、加賀塾が活動休止
2025年8月
・神谷氏、東京移住を発表(家族は加賀市に残る)
・コワーキングカフェ「いいオフィス加賀 by PLORK CAFE」閉店
このようになり、 2024年から加賀プロジェクトは事業を縮小しています。 そのため加賀市に与える影響も小さくなり、市民の間で話題に上ったり問題視されるコトも少なくなっていたからです。
とはいえ「加賀プロフェクト」が加賀市内で複数の事業を展開できたのも、神谷氏と仲の良い宮元陸市長の影響力によるものなのは明らかでありまして。 選挙となり市長選が12年ぶりに行われ市議選に参政党公認候補が出るとなれば、「現代砲」の影響は無くとも話を蒸し返される状況になっていたのも、事実。
市長選が予想外且つとんでもなく面白い選挙だったためそちらを先に記事化しましたが、当初のメインは市議選取材。
「検証・参政党」というシリーズ記事を不定期で書いていて、2023年5月から地方選の戦績をチェックし続けている私としては、“聖地” 加賀市で参政党候補がどう戦うのを見てみたい。 そして、「加賀プロフェクト」とはいったい何なのかを現地で見てみたいと思い、長野県南部からクルマで6時間(下道)かけて取材に行ったのです。
◆“聖地巡礼” してみた

加賀プロジェクトのHPを開くとこのようなトップ画像が出てきますが、各施設のMAPは掲載されていません。 なので、各施設を実際に回って規模などを体感して来ました。
まさに、聖地巡礼です。
ここから先は
もし宜しければサポートをいただけると大変嬉しいです! いただいたサポートは今後の取材費として使わせていただきます。
