選挙結果振り返り(2025 12.21投票)
(実質的に)今年最終の選挙でしたが、明らかに “失速” した政党がふたつあります。 それはドコか。 予想してみながら読んでみると楽しいかもです。
▼今週の参政党
◎千葉県・旭市議会議員選挙(定数20/23人)
現職17人、元職2人、新人4人が立候補し、党派別では公明が2人、参政、共産が1人ずつ立てた、女性候補6人の選挙は、元職1人、新人2人が落選。 女性候補は5人当選しました。
参政党は30代女性を擁立し、2位当選。 段々と政党支持率が下がる中で1か月ぶりの地方選。 何か変化が有るかと思いましたが、残念ながら地方における強さは健在のまま年を越しそうです。 また、今年ラストというコトからか神谷総統代表も応援に入った効果も有ったのでしょう。
代々続く農家の生まれで、農業の衰退を打破すると意気込んでいるよーーですが、まぁ、周りに迷惑をかけない程度に・・・

(今度こそ)今年の参政党選挙が終わり、地方議員は182人になりました。 爆増しましたね・・・
共産は、御年86歳の現職が出馬。 前回より少しだけ票を伸ばし2選を果たしました。 任期を満了したら、90歳。 そうですかそーですか・・・
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◎北海道・比布町長選挙
3期目を目指す現職に、町の元会計管理者が挑む一騎打ちは、現職が3選しました。
現職が積極的に更新しているSNSを見ても選挙のコトは一切載っておらず、ひたすら町の宣伝をしている点を見るに現職有利だと思われ、何ならワンサイドになると見ていましたが、現職勝利ながら得票率で5.8ポイント差と結構接戦になった印象です。 “現職批判票” 以上の支持が新人に乗ったのでしょう。
◎青森県・平川市長選挙
3期途中で現職が病気のため辞職。 次の座を前県議と農機具会社の元社長の一騎打ちで争う選挙は、前県議が市長初当選を果たしました。
前県議は市議2期を経て2023年に自民公認で県議に初当選したばかりですが、市長選に出てきました。 その流れと、元社長の公約に「市のPRをする『ユーチュー部』を市役所に作る」という「アレ」なモノが入っている点から、前県議が有利だと思われ、結果前県議が7割超の得票で当選したのでした。 41歳は県内最年少市長となります。
◎茨城県・龍ケ崎市長選挙
2期目を目指す現職に、元市議が挑む一騎打ちは、現職が2選しました。
現職には自民、国民民主、公明が推薦を出しており、「2期目を狙う」という構図も相まって盤石な戦いを繰り広げる一方、22歳も年上の新人は市長選5度目の挑戦という候補だったので実力差は明らか。 今回「ゴミ袋の値上げをしない!」というワンイシューで挑みましたが、得票率2割で惨敗でした。
◎茨城県・龍ケ崎市議会議員補欠選挙(欠員1/2人)
市長選に出るために辞職して空いた席を埋める選挙で、50代の元職と30代の新人による、女性候補同士の一騎打ちで争われ、元職が返り咲きを果たしました。
元職は市議を2期7年務めた後、2022年の県議選に挑みましたが次点で落選。 市議2期の実績をアピールし、自民系の支持を受けての当選です。
新人は千代田区の教育系企業に勤めながら市の市民委員をされている方。 元職より劣る知名度を21歳若い点でどこまで迫れるかでしたが、敗れはしたものの得票率4割という結果は1年4か月後の市議選に出るのなら “次” に繋がるものと思われます。
◎山梨県・富士川町長選挙
2期目を目指す現職に、元町議が挑む一騎打ちは現職が2選しました。
富士川町といえば、
2021年に前町長が官製談合で逮捕され辞職。 そのあとの町長選で当選したのが元県議の現職です。
県議時代は国民民主公認で当選していたので自民系ではなさそうですが、汚職のアトに首長になった人は基本的に強いです。 しかも「2期目を目指す・・・」となれば尚更でありまして。
そんな中で現職に挑む新人は(合併前を含め)通算4期町議を務めた方で、町長選挑戦は2度目。 選挙事務所には中谷真一衆院議員や永井学参院議員など、自民の国会議員からの為書きがズラリと並んでいるので党派性バチバチの選挙になる、と思うのですが、出陣式の映像を見ると現職がステージトラックトレーラー(山梨の選挙ではよく使われがち)に支持者をズラリと並べてマイクを握っていたのに対し、新人は選挙カーの前で独りきり・・・
そこで見えた光景通りの結果となり、現職が7割弱の得票で当選したのでした。
◎静岡県・富士市長選挙
3期務めた現職が出馬せず、次の座を元市議の60代女性と50代男性と30代女性、そして元中学校教師の4人で争い、元中学校教師が初当選を果たしました。
50代の元市議は通算6期務めた市議を辞しての出馬。 出陣式には自民の細野衆院議員や国民民主の田中健衆院議員が駆けつけておりゴリッゴリの組織戦を展開していましたが、元中学校教師の勢いに押され失速。 高市政権誕生で上昇気流に乗っているハズの自民や「178万円の壁」を破ったコトで勢いに乗っている国民民主が応援していたのに落選したのは、本人にとっても政党にとっても想定外だったでしょう。
一方、唯一の非政治家だった元中学校教師ですが、それが故のしがらみの無さをアピールし市民の支持を集め、自民系の一部の支援も受けて後半戦にかけて多党相乗りの元市議を追い抜き、当選まで突っ走ったのでした。
60代の元市議は2003年から5期務め2023年の市議選には出馬せず、今回市長選に挑戦。 立憲の支部長が応援を受けていましたが、次に紹介する市議補選を含めた顔ぶれの中で埋没。 そして30代の元市議は1期途中で市議を辞しての出馬で、海外5か国で仕事をしてきた経験のアピールや、告示日に馬に乗って市内を歩く文字通りの「出馬」をしたり、電動キックボードで市内を回ったりと型破りな選挙運動を展開して注目を集めたものの、やはり市民の評価は厳しく供託金没収ラインを超えるのがやっとという結果でした。
先週の伊東市長選で自公推薦の元市長が国民民主が公認したものの党派性を薄めて戦った元市議に敗れた流れが、この選挙にも来ていたようです。
◎静岡県・富士市議会議員補欠選挙(欠員2/5人)
市長選に出るために辞職して空いた議席を埋める選挙で、国民民主公認の40代女性、元市職員の60代男性、理学療法士の60代女性、観光団体職員の40代女性、政策シンクタンク研究員の20代男性の5人で争い、20代男性と60代男性が当選しました。
政策シンクタンク研究員の候補は、25歳。 しかも東京大学大学院在籍中の方です。 昨年開催された「富士の山ビエンナーレ2024」で事務局長を務めるなど既に市内で活動をしており、政策シンクタンクに入っているコトもあり、まだ若いながら市議としての素養は備わっているようです。
告示前はビラを市内に一斉配布するなど強力に運動していたものの選挙期間はその組織力の弱さからか他陣営に比べおとなしく見えましたが、その “キャラ” が受けて44%の得票で断トツの1位。 彼の存在は市長選の結果にも(当選候補と “共闘” したワケじゃないですが)影響を与えたと思われます。
2位当選した市職員だった候補は町内会長や市スポーツ協会副会長を務めている方で、市役所で長年勤めた経験から自信を「即戦力!!」とアピール。 自民系の支持を受けていたコトで票を集め、2位に滑り込みました。
まさかの落選となったのが国民民主公認候補。 フリーアナウンサーで男女共同参画を目指すNPO法人の副代表を務めている方で、静岡なので当然かもしれませんが、榛葉幹事長も複数回入っておりチカラが入っていたのは明らか。 選挙期間中に「178万円の壁」が自民と合意し、まさに「対決より解決」を実践できたのいうのに、、、 この結果は厳しいですね。
観光団体職員の候補が4位に入り、最下位となったのが理学療法士の60代候補。 2年前の本選に出馬するも次点で落選し、二度目の挑戦となる今回は自民の細野衆院議員や若林洋平参院議員の応援が入っていましたが、最下位で落選。
理学療法士として包括医療の大切さを切々と訴える姿は迫るものが有ったのですが・・・ 市長選同様、コチラのレポートも後日掲載します。
◎広島県・竹原市長選挙
3期目を目指す現職に、元市議が挑む一騎打ちは、元市議が初当選を果たしました。
現職には自民、立憲、国民民主、公明に連合広島が推薦を出す相乗り候補。 対する新人は1期3年務めた市議を辞しての出馬でした。
組織力を見ると現職が有利に見えますが、選挙公報(PDF)を見ると現職の政策がどこか抽象的に見える一方、新人の政策がより具体的な項目を並べていたので、“ヤル気” の差が結果として表れたのでしょうか。
ただ、新人のSNSを見ると四方八方に問題を提起する、、悪く言えば “楯突く” 方のようなんので市長になったら無駄に議会と対立しそうな気がしますし、何より新人の政策に書いていた「〇〇ファースト」という文字が市民にウケたとするならば(この人が排外主義的主張をしているワケではない)・・・ 日本の選挙、チョロくなったなぁと感じずにはいられません。
そうじゃないと信じたいですが・・・
◎沖縄県・南城市長選挙
現職の失職に伴い行われる選挙で、前県議と元県議の一騎打ちで争われ、元県議が市長初当選を果たしました。
市職員に対するセクハラが第三者委員会で認定されたのちに市議会から不信任が可決。 それに対し逆ギレのように市議会を解散し当然ながら市長否定派が多数当選となり、辞職届を出すも議会が不信任可決を優先したため無事に失職となった、古謝景春 “前” 市長によるゴタゴタの、決着戦です。
当初、前職は出直し選挙に挑む気マンマンでしたが、自民系の県議が辞職して出てきたコトで、同じ自民系として勝ち目が無いと悟ったか出馬しませんでした。 ちなみに本人は「家族の反対が…」と述べ、弁明に家族を持ち出すというダメ政治家のテンプレを披露して市長から降りたのです。
そんな市長選、自民系の前県議に対するは、元維新、というか、“あの” 下地幹郎氏の側近だった人物で、市議を3期、県議を2期務め、2024年の県議選には出馬せず(←何か理由が有った気がするのですが思い出せない…)、今回の市長選に出馬してきました。 元々前職が不信任されず任期を全うした場合に来年2月に行われる予定だった市長選に出馬予定だったようです。
とはいえ自民、国民民主、公明推薦の元県議が優勢だと思っていましたが、元県議が得票率9.2ポイントもの差をつけて当選しました。
まさかこのような結果が出るとは思っていませんでしたが、そもそも前職のセクハラ問題を2年も引きずった原因は、不信任決議案は昨年3月から4回出されて、第三者委員会でセクハラが認定されたアトに出た3回目の不信任決議もても反対し、被害者に直接 “口止め” をする音声が流出した4回目で、やっと自民が賛成にまわったから。 つまり、問題を大きく、長引かした原因は自民に有り、それを市民は許さなかったのでしょう。
ただ、自民系が負けたからって「オール沖縄の反撃だぁ!」となるのは早計も早計で、沖縄県政のにおいて、いわゆる「オール沖縄」と自民に挟まれる維新は、公明と同じく「中立」と言われる勢力であるというコト。 そして、
「オール沖縄」の中核的存在である社大党(沖縄社会大衆党)の元委員長が自民系候補の応援にかけつけたというコトが起きており、来年9月の県知事選まで、まだまだ波乱は起きそうです。
と、いうワケで、(実質的に)今年最後の選挙で痛い目に遭ったのは、富士市と南城市で首長を誕生させらられなかった自民や、与党と組んで政策を実行できた直後の選挙で負け散らかした国民民主のダメージは、、、 相当なモノだと思われます。
以上です
当選された皆様の御活躍をお祈り申し上げます
「選挙結果振り返り」テーマ曲
ギターパンダ / 選挙に行ったけど
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