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M.R.LABO業務紹介:マーケターとしての心構え~スマホ病からの脱却(1)

 今回の記事は、業務紹介というより、企業のマーケティング活動に携わる者としての「矜持」というか、必要になってくる「心構え」といったことなどについて述べたいと思います。


マーケターとは?

 まずはじめに、企業のマーケティング活動に関わる人を「マーケター」(もしくは「マーケッター」。私自身、どちらも普段は使いませんが)と呼ぶ場合、「マーケティング・プランナー」という言葉との違いを押さえておきたいと思い、ChatGPTに聞いてみました。マーケティング・プランナーという言葉も、かなり曖昧な使われ方をしていると思いますが、私自身どちらかを選べと言われれば、こちらの方がしっくりくるため、一般的にはどう捉えられているのかを聞いてみたというわけです。
 で、さすがChatGPT。ちょっと感動すら覚えるような(!)回答をしてくれましたので、まずそちらを紹介します。

[マーケター(Marketer)とは?]
 マーケターは広義のマーケティング業務全般を担う人です。商品やサービスを「売れるようにする」ための戦略を立て、実行するのが役目です。

[マーケティング・プランナーとは?]
 マーケティング・プランナーは、マーケティング施策の「企画」に特化した人です。マーケターの中の「プランニング(戦略立案)」にフォーカスした専門職ともいえます。

 ということですが、私などはこの回答を見た時に「(広告業界一筋何十年の)オッサン代理店マンが答えてくれているのか?」と一瞬思ってしまいました。表現するために選ばれた単語が、あまりにもオーソドックスだったためそう感じたのだと思いますが、たぶん、両方とも最近は使われること自体が少ないため、昭和の匂いがするような「模範回答」(苦笑)になったのだと思います。
 もうひとつ。一般的な企業内において「マーケティング・プランナー」というポジションがあるところは少ないと思います。ですので、どちらかといえばプランナーという場合、広告代理店やコンサルティング会社など外部委託先に所属する専門家の肩書のひとつと考えてもよいかと思います。

たぶん、あなたもマーケター

 言葉の使い方にこだわっても仕方ありませんので、ここで「マーケター」という場合、「マーケティングの仕事に携わる人すべて」というように定義したいと思います。
 マーケティングというジャンルは、企業活動のなかでも主要な業務を占め、非常に広い分野にまたがっています。一般企業でいえば、市場調査などを行うそのものズバリの部署から、広報部や宣伝部、販売促進部などが含まれることは皆さんもご存じの通りですが、意外と忘れられがちなのが、研究設計部門や商品開発部門の人たちです。また、営業部や販売部の人たちも
(自分たちは意識していないかもしれませんが)マーケティングという大きな枠組みの中で活動をしていますので、当然マーケターの一員となります。
 マーケティングの入門セミナーなどを行うと、「全然別の世界のモノかと思っていた」とか、逆に「営業と同じだと思っていた」という話を参加者からよく聞きますが、自社の商品やサービスを「もっと売れるようにするため」の活動全体を指すのですから、企業のなかでも管理部門や生産部門以外の人々のほとんど皆んながマーケターということになるのです。

マーケターとしての心構えとは?

 電車やバスに乗ると、ほとんどの人がスマホを見ているという光景はすっかり普通のことになりました。ある統計によると、そのうち4割近くの人がSNSを見たり投稿したりしているということですが、ほぼ同じくらいの割合の人はニュース等で情報収集もしているということです。(個人的な感覚では、ゲームをしたり映像を見ている人がもっと多いように思いますが…)
 マーケターとして、いつ何時も情報収集に前向きな姿勢でいることは、すばらしいことです。(私もスキマ時間ができれば、いつもPCでニュースサイトを閲覧しています)
 ただ、PCやスマホでいつも見ているニュースや情報サイトに表示される記事は、レコメンド機能によって「ユーザーの閲覧履歴に合わせて操作されている」ということを忘れてはいけません。
 つまり、あなたが多く見たのジャンルのニュースが、上位に表示されてくるため、ニュース記事の表示傾向に偏りが生じるのですが、これはマーケターにとっては致命的ともいえる状況におかれていることになります。
 「自分の仕事関係で関心のある情報が優先的に表示されるのなら、探す手間が省けてむしろ良いのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、その逆です。マーケターは、つねに幅広い情報に接し、その中から使えそうなものを見つけ、自分なりにアレンジして仕事に生かしていくことが求められるからです。
 つまり、たとえニュースサイトを見ているとしても、通勤中にスマホだけを見ているのでは、マーケター失格です。スマホでの情報収集を否定するわけではありませんが、それだけではダメです。
 車内でどんな人がどんな行動をとっているのか(例えばJKはどんな話をしているのか、いま何に関心が向いているのか)、車内広告はどんなものが多いのか、車窓から見える街の様子はどうなのか(ビルや店舗、屋外看板の移り変わり)などなど。いつも目にする何気ない光景や声(音)には、何か仕事(マーケティング活動)につながるヒントがあったりするものです。
 つねに目を光らせ、耳をそばだて、ある時は嗅覚や味覚も効かせて、感性を研ぎ澄ませておくこと…それがマーケターとしての心構えなのです。

 とはいえ、いつもいつもピリピリしていたら、身も心も持ちません。広く情報に接するように心がけ、普段から自然にそうなるような習慣が身につくよう、いつもとは少し違った行動をまずはしてみるとるいうことです。スマホはポケットにしまって。


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