ブランド・リノベーション #1 ブランドとは[其の壱]
はじめに
今回から、ブランディングをテーマにした記事を投稿します。
「ブランド・リノベーション」という言葉は私が独自に提唱しているもので、一般的には「リ・ブランディング」として使われている言葉の概念に近いのですが、事業継続など少し広い要素も含んでいますので、あえて使っている次第です。
これからその中身について、基礎的な知識も含めて5~6回くらいのシリーズにして紹介したいと思いますので、ご興味がある方はお付き合いいただければ幸いです。
ブランドの起源
ブランドとはそもそも何なのでしょうか? まずはその起源から見ていきます。
ブランドは、昔の牛飼いが自分の牛と他人の牛を区別するために押した「焼印」が語源だと言われており、当時は単なる目印としての役割があるだけでした。
それが中世になって経済活動と結びつき、職人やそのグループが生産したモノを他者がマネすることのないように商標(トレードマーク)化したことが、現代のブランドの元だと言われています。

ブランドは何にでもある
もともとは他と区別するための単純な手段だったものが、ビジネス活動と結びついて、価値を表現するようになり、差別化するための手法となったわけですから、ブランドは高級品だけのものとは限りません。
どんな企業や製品・サービスにも必ずあるもの ― それがブランドなのです。
ただ、「偽ブランド品」というものも世の中に存在するように(それだってブランドではあるので)、当該ブランドが世の中でどのように評価されているかは別の話になります。「ウチの商品にもブランドがあるんだ!」と喜ぶのは、まだ早いのです。
ブランドとブランディングの違い
「ブランディング」とは、ブランドを守り、育てていく活動全般のことで、それを具体化して計画・運用・管理していくことが、「ブランド・マネジメント」に他なりません。
したがって、人々に好感を持たれ、それが継続・拡大しているブランドはブランディングに力が注がれ、ブランド・マネジメントがキチンと行われているということの証左になるのです。
今回はここまでにしますが、次回はブランドを構成する要素などについて見ていくことにします。
