世の中、些細な事から始まるもんさ
僕も一丁前のロックスターのように、「〇〇を聴いた瞬間、雷が打たれたような感覚を覚えたんだ」とか言ってみたい。
でも僕が初めて買ったCDは、Something ELseの『502』なのだ。この事実はもう、忘れようがない、アルバムタイトルは忘れていたけれど。いや、サムエルがダサいとか、雷を撃たれるようなバンドじゃないとか、そんな事を言いたくない。言いたくないのだが、これが同じ1999年のアルバムで、Rage Against The Machineの『The Battle of Loss Angels』とか、Blurの『13』とか、レッチリの『Californication』とか音楽やってる仲間に言われると、なんか肩身が狭い。洋楽だからってわけでもない。単に今も語られるバンドだからかな。サムエルよ、何故もっと長く活動してくれなかった。
でもね、この502、個人的には入門CDとして本当に良かったと思う。このアルバムはそれまでのベストアルバムのようなCDだが、それでも色んな要素が詰まっている。そして、ラストチャンスまで売れなかった彼らの良い曲を濃縮したアルバムなので、一つのアルバム作品として聴いても素晴らしい。最初の曲として、デビュー当初の気負いが見える「悲しきノンフィクション」や、のんびりした「反省のうた」、変化球みたいな「レコード」、爽やかさで最後を締める「旅に出れば」など、今でも口ずさめる。それくらい聴き込んだ。
きっと今聴けば当時にはない発見があるだろう。ただ今や僕の手元にはないCDだ。思い出してみて、帰ったら早速Amazonを覗いてみようかなと思う。
