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大川橋蔵・主演 銭形平次 第245話「長兵衛の災難」(1971)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ
脚本:高橋稔
監督:佐々木康


あらすじ

朝から大工の長兵衛夫婦の夫婦喧嘩が長屋を騒がせていた。
その理由は博打を打つ金のためであり、金貸しから十両の借金までしていることが明らかとなった。
その夜、その金貸しが殺され、死体の横には凶器のノミを手に立つ長兵衛が発見される。
早速長兵衛が逮捕されるが、事件当時は博打をしていたと無罪を主張する。
しかし、博打をしていたという部屋には人がいた痕跡はなく、証人として頼みにしていた夜泣き蕎麦屋も死体で発見される。
状況は長兵衛に不利になるなか、平次は僅かな手掛かりも見逃さず長兵衛の無罪を信じて奔走する。


紹介と感想

ギャンブル依存の男が殺人の罪を被せられ打ち首にされかけるという事件の顛末を描く今回。
状況証拠が真っ黒で新たな証拠が出て来ない状況だとしても、客観的な視点から無罪を信じて最後まであきらめない平次の姿が光ります。

大山克巳が生活の全てを博打に捧げる長兵衛の姿をコミカルさも交えながら演じていました。
この長兵衛、平次による調べの場面でも博打で儲けた話を楽しそうにするような男ながら、息子を大切に思っている様子などの人間味も表現されているため憎めない存在となっています。

お静に風邪を引きやすいんだから気を付けるように忠告を受ける平次の仲良しぶり。
平次とお静の仲の良さとは表現の方法こそ違いますが、長兵衛夫婦も彼らなりの愛情で繋がっているのが分かるのも良かったです。

あわや打ち首という状況でしたが、事件現場の些細な違和感も見逃さず走り回った平次のおかげで助かった長兵衛。
樋口様が上司としてあまりにも頼りになる存在であることが再確認できました。

果たして長兵衛は本当に博打から離れられるのか。
紆余曲折はありそうですが、平次や爲吉が側に居ればなんとかなると思いたいものです。
捜査物としても人情譚としても満足度の高いお勧めの一話となっています。

※2026年7月31日11時頃まで東映時代劇YouTubeチャンネルでも観れます※

アマプラの東映オンデマンドでも観れます。


キャスト

ゲスト 
   
長兵衛/大山克巳
小日向栄二郎/金内𠮷男
    お竜/渋沢詩子
    お徳/石井富子
   仁兵ヱ/東大二郎

大川橋蔵版レギュラーキャスト(当話出演者のみ)
 銭形平次/大川橋蔵
  八五郎/林家珍平
   お静/香山美子

 樋口一平/永田光男

   爲吉/神戸瓢介

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