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社会主義って、まだ生きてるの?──村山富市さんを見送って

元首相の村山富市さんが、101年の生を全うされた。
難しい時代に、理想と現実のはざまで責任を引き受けたその生き方に、静かな敬意を覚える。

村山さんといえば長い眉毛と社会主義。
でもよく考えたら、社会主義って何?
「怖い国のやつ」くらいのイメージしかない。

いまの日本で、社会主義なんて言葉を口にすることはほとんどないけど。
その考え方は、本当に過去のものなんだろうか。
ちょっと、あらためて見直してみようと思う。


社会主義って、どんな考え?

始まりはシンプル。
働いてるのに報われないの、なんかおかしくない?
この違和感が出発点だった。

自由競争が進むと、置き去りになる人が出る。
だから社会全体で支えようぜって話。
優しさじゃなくて、仕組みで助ける。
めちゃくちゃまっとう。

でも、この人たちの特徴がある。
理想の話が大好き。
議論も大好き。
どうあるべきかで3時間は軽くいける。
この理想と議論こそ社会主義の燃料。
※僕の偏見です


共産主義とは兄弟みたいな他人

社会主義と共産主義はよく混同される。
けど実際には、目指してる山がちょっと違う。

共産主義は、みんなで財産共有して平等に暮らそうという理想の山。
社会主義は、いや現実そんな簡単に変わらんし、不公平減らすとこからでいいんじゃという地に足ついた登山口。

だから社会主義は、理想を語りながらも現場で手を動かす。
革命より現場の泥仕事タイプ。


理想が強いと、現実が止まる

理想があると議論が生まれる。
議論が長いと、だいたい何も決まらない。
社会主義もこの罠にハマった。

平等を守るための話し合いが長すぎて、決められないまま時間が過ぎる。
派閥を嫌いすぎて、異論を言いにくくなる。
団結が建前になり、空気が固まる。

でも、それもまた人間っぽい。
正しいことをしたい人ほど、止まっちゃう。


成功したの?って話

正直、社会主義を国全体でやった例はほとんど失敗してる。
旧ソ連とか東欧とか。
最初はみんなで平等に生きようって話だったのに、気づいたら「上が決める社会」になってた。

理想を守るために、異論をつぶすようになる。
「団結のために黙っとけ」ってやつ。
そのうち反対意見が全部“敵”扱いになって、誰も止められない“正義の暴走、独裁モード”に突入。

結果、支え合いのはずが命令社会になった。
平等のために自由を殺す。
理想が強すぎると、社会は息苦しくなるって話。


でも、全部がダメだったわけじゃない

北欧の国々は、社会主義のいいところだけをうまく使った。
スウェーデンやデンマークでは、教育や医療をみんなで支えつつ、働く自由もちゃんとある。

資本主義と社会主義のハーフ。
理想を現実に合わせた調整型の社会主義だ。

結果、格差は少なく、安心して暮らせる。
つまり、失敗の反省から生まれた成功例。


日本も実はその仲間

教科書には「日本は資本主義の国」って書いてるけど、中身を見るとけっこう社会主義っぽい。

保険証も年金も税金での支援も、どれもみんなで支える仕組み。
自由に働いていいけど、困ったときはハロワと失業保険で助ける。

つまり日本は、自由と支え合いのハイブリッド社会。
理想は語らないけど、ちゃんと仕組みでやってる。


おわりに

社会主義という言葉は、もう時代遅れに聞こえる。
でも、その中にあった“人を支える仕組み”という発想は、今の社会で生きて成熟している。

助け合うこと。
分け合うこと。
支え合うこと。

それはもう思想じゃない。
社会を動かす仕組みそのもの。

社会主義は静かに生きてた。
名前を変えながら、今もちゃんと現役でした。


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