自己愛性パーソナリティ障害について
かつて、部下の奥さんが自己愛性パーソナリティ障害だったことで、様々なトラブルに巻き込まれたことがありました。
私自身は精神科医でもなんでもなく、専門家としての知見を持っているわけではないのですが・・・
どういうわけか、
学習障害(LD)
多動性発達障害(ADHD)
高次脳機能障害
自閉スペクトラム症(ASD)
を持つ部下(部下の親族含む)に遭遇する確率が高くて・・・
普通に業務への取り組み不十分に関する対策だけでなく、部下やその親族が起こすトラブル(喧嘩や訴訟、警察沙汰や金銭トラブル)で奔走させられまくってきました。
専門医ではないですが、専門医と対応策について話し合うことが多かったものですから、断片的知識としては一般人レベルを軽く上回っていると思います。(自慢したいわけではないです。むしろ、こういう経験値は積み上げたくなかった・・・)
ま、親父の方針で、来るもの拒まず去る者追わず、他所の会社でつまはじきにされ、役立たずの烙印を押されても、黙って引き取ってあげるという採用スタイルをとっていたものですから・・・
そりゃあもう、半グレから元ヤクザから色々な人が・・・w
ということで、色々な人を見てきたわけですが・・・
もっとも厄介に感じたのが
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)
に該当する人です。
俗にいえば、ナルシストですね。
以下、医学的な考察による特徴になります。
1)自分が重要であるという誇大な感覚
(例:業績や才能を誇張する、十分な業績がないにもかかわらず優れていると認められることを期待する)。
2)限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。
3)自分が“特別”であり、独特であり、他の特別なまたは地位の高い人達(または団体)だけが理解しうる、または関係すべきだ、と信じている。
4)過剰な賛美を求める。
5)特権階級
(つまり、特別有利な取り計らい、または自分が期待すれば相手が自動的に従うことを理由もなく期待する)。
6)対人関係で相手を不当に利用する
(すなわち、自分自身の目的を達成するために他人を利用する)。
7)共感の欠如:
他人の気持ちおよび欲求を認識しようとしない、またはそれに気づこうとしない。
8)しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む。
9)尊大で傲慢な行動、または態度。
この自己愛性パーソナリティ障害なるしろもの。
ある程度までは、普通に当てはまるんですね。
人間誰しも自分が可愛いですから、上記の傾向が1ミリたりとも存在しないよ、という人は少ないと思います。
が、過剰なレベルで上記に当てはまる人がいます。
そこまでいくと・・・というお話ですね。
で、この障害の何が厄介かというと、
会話が成立しない(聞く耳を持たない)
内省をしない(方向性がズレている)
という点です。
少しでも自分に不利な発言をされると豹変し、相手を徹底的に攻撃し始めます。
彼らとの会話を成立させるには、常に彼らに同情し、敬意を示し、称賛し続けなければなりません。
え? メンドクサイ?
はい。その通りですね。
でも、どういうわけか、彼らの周りには一定の割合で一緒にいようとする人たちが現れます。
元部下なんか、そうですよね。
奥さんにめちゃくちゃに虐げられ、迷惑をかけられているのに離婚しない。
なぜ、離婚しないの?
と、聞いたことがあります。
彼の回答は、下記でした。
俺以外に女房を守ってやれる人間はいませんから。
そう。世話焼き型の人間が自己愛性パーソナリティ障害にとって格好の餌食になるということです。
他にも、彼ら自己愛性パーソナリティ障害の人と相性が良い人たちがいます。
自己愛性パーソナリティ障害(ナルシスト)は、自分をやたら凄く見せたがります。
ということで、深く関わったことがない人から見た場合、
凄い自信家でやり手の成功者
に見えることが多々あります。
その結果、自己承認欲求が強く現状に不満がある人が、この人に認められたいと願い、付き従うようになることがあります。
うまくかみ合っているうちは、お互いがお互いを尊重しあうので上手くいきますが、少しでも話がすれ違うとあっという間に険悪な関係になることが多いです。
基本、自己愛性パーソナリティ障害の方がキレてしまうパターンが多いですね。
で、権威性が保たれている場合には、承認欲求が強い人の方が折れてひたすらに謝罪し関係修復に至ることが多いです。
他に関係性を維持できる人は、鈍感な人(度量が大きい人)です。
かなり理不尽な要求に対しても、それを受け入れ許してあげられる。
器の大きな人との相性は良いですね。
もちろん、許容範囲を超えるわがままを言いだすと、関係性がおかしくなっていくと思いますが・・・
最後が、打算的な人物ですね。
自己愛性パーソナリティ障害の人であっても、利用価値がある状態であれば、話をうまく合わせ、甘い汁の部分だけをかっさらっていくタイプです。
ある種のサイコパスと言ってもいいかもしれませんね。
さて。自己愛性パーソナリティ障害ですが、無自覚であることが多く、人間関係のトラブルはすべて他人のせいと考えてしまうので、厄介な症例になります。
誰かに指摘されて、自己認識を改める可能性もあるのですが・・・
基本、自らの欠点を認められません。
薄々感づいていたとしても・・・です。
となると、どうするのが良いか?
基本的には、内省に関するなにか? に触れさせるしかありません。
それも自然な接触という恰好で、です。
自己発見セミナーとか、歴史上の著名な人物による著作物とか、
ナルシストである彼らが素直に耳を傾けたとしても、自尊心が傷つかないぐらいのビッグネーム。
そういった人々の意見であれば、彼らも受け入れやすくなりますので。
でまあ、私らのような市井の一般人の場合、どうするべきか?
彼らとの関わりを断つ
これが一番です。
精神的に疲れることもなくなりますし、彼らにとって自身の存在感が薄れることは、自尊心を深く傷つけられることになります。
下手に関わって、同じ土俵で罵り合ったりしてはいけません。
彼らは、相手が同じ土俵で醜く罵ってくる相手を見て、地に落ちた存在として侮蔑し、優越感に浸ろうとする存在だからです。
同じ土俵に上がらない。
大事マンブラザーズではないですが、それが一番大事だと思います。
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しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。