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気象庁データでジャガイモの植え付けなどに役立つ霜・気温などのグラフを作ってみた

気象庁の公開データという宝の山

気象庁には、各地域の最高気温・最低気温をはじめとした膨大な気象データが公開されています。過去50年にもわたるデータに誰でも自由にアクセスできるというのは、実はとても恵まれた環境です。これだけ豊富なデータを、さまざまな用途に活かせます。

ジャガイモの植え付けタイミング問題

毎年悩むのが、ジャガイモの植え付け時期です。

早く植えすぎると、せっかく出た芽が霜にあたって枯れてしまいます。そこからまた回復を待つことになり、肝心な生育のスタートダッシュを決められません。かといって遅すぎても成長期間が短くなる。
これまでも気象庁のデータは知っていて眺めながら勘で植え付け日を決めてきました。でも、もうちょっと自信を持って決められないかなと悩みがありました。

ナスなども同様で、低温障害にあうとかえって成長が遅れてしまいます。温度変化と作物の育成は、切っても切れない関係にあります。

一般的に「気温が5°Cを下回らなくなれば、霜はほとんど起きない」と言われています。この5°Cという閾値を、過去のデータをもとに確率として可視化できれば、より根拠のある植え付け判断ができるはずです。

作ったもの"hatakeForesight":霜・気温・降水の確率グラフ

今回、気象庁からとりあえず過去12年分ほどのデータを取得し、日付ごとの霜の出現確率を算出、合わせて気温の変化を移動平均として均してグラフ化するプログラムを開発しました。

霜発生確率と温度変化のグラフ

グラフの表示には一工夫しています。気温の確率曲線と「5°Cライン」を重ねて見やすくするため、確率50%の位置が5°Cと一致するようにスケールを調整しています。これにより「霜が降りにくくなる時期」を直感的に把握できるようにしました。

農業で気になる以下のデータも合わせてグラフ化しました。

・8〜10月の連続少雨日、降水確率
・月別の最高気温・最低気温の幅
・月別の降水量

意外な発見:「雨が少ない」のに「降水量は多い月」

グラフを見ていて驚いたのは、私の地域では8〜9月が年間でも降水量の多い月だということです。

昨年は「なぜこんなに雨が降らないのか」と感じた時期ですが、10年のデータを見ると、本来この月は雨が多いはずなのです。

どうやら、月の合計降水量は多いものの、降るときに一気に降るというパターンになっているようです。降水確率の数字自体はゼロになることはほとんどないのに、実感として「雨が少ない」と感じるのはそのためかもしれません。

開発手法:バイブコーディング × Claude Code

今回のプログラムは、話題のバイブコーディング(音声で指示を出して"雰囲気で"AIにプログラミングさせる手法)を全面的に採用して開発しました。使用したのは Claude Code と Opus 4.6 です。

気象データの活用は便利である一方、生データを自在に扱うにはそれなりの技術が必要です。バイブコーディングにより敷居はずいぶん下がりました。

GitHubで公開中

開発したプログラム "hatakeForesight" は GitHub で公開しています。農業や家庭菜園をされている方、地域の気象データに興味のある方は、ぜひご活用ください。
https://github.com/mshibatani/hatakeForesight

さらなる検討は続く: 不明なジャガイモの発芽までの日数

霜の降りるタイミングがわかったとしてジャガイモの発芽日数を引かなくてはならないでしょう。ここのところは、実は詳しく調べていません。まず品種によって異なるでしょうし。検索するとざっと2週間から1ヶ月と幅があり、これも地温と植えた深さに影響されるという。これについては、気温のグラフからも色々推察して検討してみて下さい。何かわかりやすい指標が出てくれば加えていきたいと思います。

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