医療ソーシャルワーカーは「頑張っている」のに、なぜ評価されないのか?
〜8月29日 06:30
みなさんこんにちはKeiです。
救命救急センターが設置されている病院で医療ソーシャルワーカーとして働いている社会福祉士8年目です。
社会福祉士取得後、最速で認定医療ソーシャルワーカーと救急認定ソーシャルワーカーを取得しました。
毎月5,000PV以上のソーシャルワーク関連のブログやX (フォロワー1,900人以上)などを発信しています。
本日は『医療ソーシャルワーカーは「頑張っている」のに、なぜ評価されないのか』といったテーマを深掘りします。
誤解のないように、最初にお伝えしておきます。
これは、特定の医療ソーシャルワーカー(以下、MSW)や、特定の病院を批判したい話ではありません。
誰かを断罪する意図もありません。
当記事で扱いたいのは、個人の能力や努力の問題ではなく、構造の問題です。
MSWの求人に人が集まらなくなった
「かつては『MSWになりたい!』と手を挙げてくれる人がたくさんいた」。
そう話していたのは、先日受けたスーパービジョンのスーパーバイザーです。
社会福祉士の存在が認知されておらず、診療報酬にも明記されていなかった過去でも、大きな病院であれば「募集人数1人に対して20人以上が殺到する」こともザラにあったのだとか。
それが現代では、「なかなかMSWのなり手がみつからない」という声が聞こえてくるようになりました。地方の病院は、募集しても応募すら来ない現実もあるようです。
過去には「募集人数1人に対して20人以上が殺到する」ほどMSWの評価が高かった事実が確かにあります。
社会福祉士の働き方は、時代の流れで多岐に渡るようになっているため、就労先の選択肢が増えて相対的に分散されてしまったのでしょうか。
「MSWって頑張ってるよね」は社交辞令
他職種は、MSWの実践に対して「頑張ってるよね」「大変そうだね」と声をかけてくれます。一見するとリスペクトしてもらえているように見えます。
しかし、実態は「(難しそうなことしてるし)頑張ってるよね」「(患者や組織の間に挟まれて)大変そうだね」の意味合いであり、決して、社会福祉士の専門性をリスペクトしている声かけではないことを認識しておく必要があります。
#だって「ソーシャルワーカーって何する人?」の質問に答えられないやん?
実際、業務量は多く、調整業務は複雑で、感情労働の負荷も大きいですし、現場で真剣に働いている人ほど、その大変さを実感しているはずです。
#MSWに限った話ではないけどね
しかし、ここにひとつの違和感があります。
それは、「頑張っていること」そのものが、評価の根拠になってしまっているという点です。
忙しさや献身は、尊いものですが、「頑張っていること」は、本来、職業的価値を説明するための材料ではありません。
なぜなら、「頑張っている」は主観であり、比較や再現ができないからです。
#「頑張っている」で診療報酬の点数化はされないよね
結果として、MSWの価値は、組織の中で構造的に説明されないまま、「いてくれると助かる人」という、曖昧な位置づけに留まってきました。
経営・数字・交渉から距離を取ってきたツケ
この曖昧さを生んでいる大きな要因のひとつが、経営や数字、交渉から距離を取ってきた姿勢です。
医療や福祉の世界では、「お金の話をするのは品がない」「支援を数字で語るべきではない」といった空気が、今も少なからず存在します。
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7月30日 06:30 〜 8月29日 06:30
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