ソーシャルワーカーの「別に言わなくてもいいか…」は、チームで共有したほうがいい
みなさんこんにちはKeiです。
救命救急センターが設置されている病院で医療ソーシャルワーカーとして働いている社会福祉士8年目です。
社会福祉士取得後、最速で認定医療ソーシャルワーカーと救急認定ソーシャルワーカーを取得しました。
ソーシャルワーク関連のブログやX (フォロワー2,000人以上)などを発信しています。
本日は、『ソーシャルワーカーが失敗するときに必ず表出する感情』というテーマを深掘りします。
ソーシャルワーカーの感じる「別に言わなくてもいいかな…」はチームで共有した方がいい。
— Kei@社会福祉士 (@kei5850) February 19, 2026
この違和感は、問題の“芽”が見えているサイン。
一旦「誰の問題か」に立ち返る。
・本人を「誰が支えるか」
・同意を「誰が引き受けるか」
・費用を「誰が負担するか」
迅速な情報共有でトラブルを予防する。 pic.twitter.com/I6Xqn5jraR
「別に言わなくてもいいか…」が起きる瞬間
日々のソーシャルワーク実践で、こんな瞬間があります。
なんとなく引っかかる
「これじゃない感」が強い
うまく言語化できない
クライエントとの面接や、毎日の連絡調整、上司への報告や、組織とのやりとりで体感するこの感情は、心の中でつい以下のように処理してしまいます。
「別に言わなくてもいいか…」
ソーシャルワーカーをしていると、誰もが経験する感覚だと思います。
クライエントの表情
沈黙の長さ
返答の温度
話題の逸らし方
物事に取り組む姿勢
明確な事実ではないけれど、どこかにズレを感じる際に、もやもやしたまま不完全燃焼となります。
しかし医療の現場では、エビデンスを基準に判断する文化があります。
「なぜそう思うのか」と問われたときに説明できないことは、共有しにくかったりするのです。
その結果、“曖昧な情報”は切り落とされます。
ここで重要なのは、私たちは「何も感じなかった情報」を省いているのではない、という点です。
「違和感があったからこそ、選別した」という事実がめちゃくちゃ重要です。
もし本当に何もなければ、人は「言うか言わないか」を迷いません。迷いが生じた時点で、すでに情報は存在しています。
つまり、「別に言わなくてもいいか」は情報不足ではなく未整理の情報があるサインなのです。
#迷ったら発信するのが吉
このときに消えた情報は、あとからネガティブな形で現れます。
退院直前のトラブル
家族の強い不満
想定外のサービス中止
これらは突然起きた問題ではなく、最初からあった違和感が、言語化されなかっただけです。
「別に言わなくてもいいか……」が表出する原因
医療の現場には複数の主語があります。
医師の主語は「安全性」
家族の主語は「生活の持続」
本人の主語は「納得感」
同じ退院の説明でも、見ている対象は別です。
医師:帰宅可能
家族:生活が回らない
本人:帰りたくない
誰かの思考が間違っているわけではなく、このズレが、違和感として表れます。
しかし、なかなか言語化することができません。
なぜなら「何が問題か」ではなく「誰の問題か」が決まっていないからです。
たとえば「長男と同居を予定」という情報は、一見すると支援体制が整っているようにも見えます。
しかし「10年会話していない」が加わると意味が変わります。
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