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5分でわかる!スクリーンタイムとADHDの関係性──福井大学の論文で大事な3つのこと

「テレビばかり見てると馬鹿になるぞ」

昔はそんな乱暴な発言がありましたね。

はい、皆さんこんにちは、ぱぱおです。

先日、子供のスクリーンタイムとADHDの関連について、福井大学の研究者が関わった論文が発表された、というニュースを見かけました。

こんなタイトル見たら、ちょっとドキッとしませんか?

その福井大学の論文を読んでみまして、ふむふむ、と思うことがあったので軽くまとめてみました。


▼ 論文の概要

・研究期間
 約2年間の縦断研究

・被験者数
 約10,000人(アメリカの大規模小児縦断研究データ)

・年齢
 研究開始時点で9〜10歳の子ども

・調査内容
 ・スクリーンタイム(TV、ゲーム、スマートフォンなどを見てる時間)
 ・ADHD症状の強度(保護者評価)
 ・脳構造(MRIによる皮質の厚み・体積)

この子たちを2年間追跡調査して、スクリーンタイムが子供の脳とADHD症状にどんな影響を与えたか、というかなり規模の大きい研究で、データ量という点では信頼性の高い研究ですね。


▼ この論文で確認されたこと(研究結果)

論文では、以下の点が示されています。

  • スクリーンタイムとADHD症状のあいだに、統計的に有意な関連が確認された

  • スクリーンタイムが長い子どもほど、前頭葉や側頭葉など一部の脳領域で、皮質の厚みや体積と関連が見られた

  • 脳全体の皮質体積が、スクリーンタイムとADHD症状の関係を部分的に媒介している可能性が示された


▼ この論文で立証されていないこと

一方で、この研究には因果関係が証明できていない部分もあります。
論文では、次のような点については立証されていません。

  • スクリーンタイムがADHD症状を直接引き起こす原因であるとは示していない

  • スクリーンタイムによって脳が損傷したり、不可逆的な変化が起きるとは書かれていない

  • ADHD症状が先にあり、その結果としてスクリーンタイムが長くなっている逆の可能性(逆因果)も否定していない


▼つまりこの論文は何を言ってるのか

この論文の中で言われていることは、つまり大きくこの3つ。

①スクリーンタイムが長い環境で育つ子どもに、注意や行動特性、脳の発達と関連する特徴が見られることに有意な関連が確認された。
②ただし、スクリーンタイムが長いことが直接の“原因”なのかどうかは、まだ言い切れない。
③脳の皮質容積の減少がADHD症状の関連性に寄与している可能性はあるが、その理解を深めるのはこれから

今後もスクリーンタイムとADHDの関連性、そしてADHDの根底にある神経メカニズムの解明に頑張るよ、という感じですかね。

なお、心配になった親御さんもいらっしゃると思いますが、論文の最初に「ADHD症状の増加(β = 0.032、p = 0.001)」という記載があるので、統計学的には「有意な関連がある」と判断されているものの、影響の大きさとしてはごく限定的であることが分かります。

実際、論文中でもこの効果量は 小さいと表現されています。

この数値から読むに、

  • 関連は確認された

  • しかし、その影響は一人ひとりの子どもにとって明確な変化として実感できるほどの大きさではない

という位置づけの結果だと読み取れます。


▼ これを読んで僕が思ったこと

ここからは、論文の内容ではなく、論文を読んだ僕個人の受け取り方です。

この論文を読んでまず真っ先に思ったのは「昔は『テレビばかり見ているとよくない』的なことが言われてきたけど、「環境が発達に影響する」という感覚自体は、完全に的外れではなかったのかもしれないなぁ~」と感じました。

だからと言って「スクリーンタイムは危険!テレビもスマホも悪!!見せたら再起不能へ一直線!!!」…とは思いませんでした。

現代はスクリーンタイムなしでの生活はあり得ないでしょう。

今回の論文では、9〜10歳の子どもを対象とした分析において、スクリーンタイムが長くなると皮質の厚みが薄くなる関連が示されました(ただし影響の大きさは小さい β = 0.032)。

ここで大事なのは、スクリーンに向かうことができる「余暇時間」をどう活用して脳を育てていくか、ということかと思うんですよね。

スクリーンタイムで遊ぶ時間、
スクリーンタイム以外で遊ぶ時間、
そして脳を休める時間。

こうした時間のバランスをどう作るかを考えていくことが大事なのかなと。

僕は、娘とテレビやYOUTUBE、ゲーム、料理や遊び、いろいろなことで笑って学んで、たくさんの刺激を作っていきたいなって思っています。


▼ 最後に

この論文は、親を責めるための研究でも、子どもや親を怖がらせるための研究でも、「もう手遅れだ」と言うための研究でもありません。

統計的な有意差はあれど、その影響は小さく、スクリーンタイム⇔ADHD症状の悪化という直接的な因果関係も立証されていません。

ただ、子どもの発達は、環境の影響をまったく受けないわけではないという事実を、冷静に考える材料を与えてくれる研究だと思います。

この研究自体も、著者らが『因果関係は断定できない』『効果量は小さい』と明記しており、“スクリーンタイム=ADHDの原因”や“脳が壊れる”といった話ではないと繰り返し述べています。

「じゃあ、どう工夫しようか」
「どうやって“できた”を増やそうか」

そんな視点で受け取り、子供の時間の使い方を考えることがずっと健全だと思いますので、一つの知識として参考にしてみるといいかなと思います。


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皆さんのご家庭では、スクリーンタイムとどう付き合っていますか?

『うちはこう工夫してるよ!』というアイデアや、この記事が少しでも安心に繋がったら、ぜひスキやコメントで教えてください。

明日もまた、いい一日になりますように。


記事で紹介した内容は超要約で、要点だけ抜粋していますので、気になる方は論文原本を読み込んで見てください。(最近は勝手に英語→日本語に翻訳してくれるから便利ですね)


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ぱぱおさん|障害を持った娘と一緒に歩む日々。娘のできた!をみんなのできた!に|MTLand ここまで読んでくれてありがとうございます!チップは全額娘のために使わせていただきます♡