【第9回】社労士試験に6ヶ月・600時間で一発合格!当時の「リアルな学習スケジュールと使用教材」を全公開
こんにちは。岐阜市の社会保険労務士です。
以前のnoteで、私が社労士試験に6ヶ月の猛勉強で合格した際のエピソードを書きました。ありがたいことに「もっと具体的な勉強法や、当時使っていた教材を知りたい」というお声を想定し、今回は私が資格学校のガイダンスで実際に配布していた**「社労士試験合格のための参考資料(リアルな勉強法・スケジュール・使用教材)」**を、そのまま全公開して深掘りしたいと思います。
これから社労士資格を目指す方はもちろん、難関資格に挑戦中の方の参考になれば幸いです。
■ 1.試験のリアルな概要と「足切り」の恐怖
まずは敵を知ることからです。社労士試験は、午前の「選択式」が80分、午後の「択一式」が210分という長丁場の試験です。 合格するには、**「総得点で70%以上」の獲得を目指す必要がありますが、最大の壁は各科目に設定された「足切りライン(基準点)」**です。
選択式:各科目 3点以上(5点満点)
択一式:各科目 4点以上(10点満点)
これを1科目でも下回ると不合格になります。ただし、試験の難易度によっては救済措置があり、私の受験直後の2010年試験では、選択式で「2点」や「1点」まで基準点が引き下げられた科目もありました。
だからこそ、私が受験生に必ず伝える「合格への3つのカギ」があります。 ① 7割以上の得点を目指す ② 足切りを避けるため、苦手科目を作らない ③ 午前の選択式を失敗したと思っても、絶対に諦めない
■ 2.私の学習スケジュールと「総勉強時間」
私は3月から本格的に勉強を開始し、試験までの約6ヶ月間で合格しました。 当時の具体的な学習時間の内訳は以下の通りです。
平日:2時間 × 5日 = 10時間
休日:6時間 × 2日 = 12時間
1ヶ月の勉強時間:22時間 × 4週 = 88時間
6ヶ月の合計:88時間 × 6ヶ月 = 528時間
これに直前期の有給休暇などを加え、最終的な総勉強時間は550時間〜600時間でした。
■ 3.【完全公開】当時実際に使用したテキスト・模試
「どんな教材を使えばいいか」とよく聞かれますが、私が当時使い倒した教材や講座は以下の通りです。複数の出版社や予備校を戦略的に組み合わせていました。今はyoutubeや他の動画媒体色々あるかと思います。それぞれミックスアップで良いと思いますが、敵は紙です。
書籍(テキスト・過去問)
社労士V、社労士六法、資格の大原(選択式トレーニング問題集)、うかるぞ社労士(選択式・択一式予想問題集)、佐藤としみの条文順10年分過去問題集。
DVD・予備校講座(すべてLECを活用)
改正法講座、重要事項総まとめ講座、白書対策講座、一般常識講座、澤井の100本道場、実戦答練、パワーアップ答練。
模擬試験(計11回受験)
LEC(3回)、TAC(2回)、DIEX(3回)、うかるぞ社労士(3回)。
■ 4.時期別の学習フロー「インプットの絶望から、アウトプットの鬼へ」
【3月〜5月初旬:インプット期】
『社労士V』と『社労士六法』を使って、約205時間をテキストの読み込みに費やしました。しかし、いざ過去問に挑戦してみると、悲しいくらいに知識が定着していなかったのです。そこで、LECの「重要事項総まとめDVD」に頼り、主要論点の定着を図りました。
【5月中旬以降〜直前:ひたすらアウトプット】
ここからはテキストを読むのをやめ、**「問題を解く → 間違う → テキストに戻る」**というサイクルだけをひたすら繰り返しました。 知識がゴチャゴチャになる箇所は、科目間の似ていて違う部分を比較する「横断学習」で整理しました。また、黙読するより動きがある方が定着しやすいため、「書く」「聴く」「しゃべる」「歩く」と五感を使って身体に覚えさせました。
■ 5.本番で勝つための「タイムマネジメント」
知識がついてきたら、最後はスピード勝負です。 本試験の択一式では、350肢(5肢×10問×7科目)を解く必要があり、1問につき1分40秒〜2分で解答するスピードが求められます。
私は徹底的な演習により、当初択一問題を解くのに4時間かかっていましたが、本試験では2時間で解答を終了できるようになりました。 そのための訓練が、以下のステップです。 「Step1:5肢を3肢に絞る → Step2:2肢に絞る → Step3:正解の1肢を抜き取る」。 このプロセスを、積極的に肢を切れるようになるまで徹底的に訓練しました。
■ 最後に
いかがでしたでしょうか。 現状を分析し、最適な教材(ツール)を選び、ひたすら泥臭く「間違えるサイクル」を無くしていく。このアプローチは、現在の私の社労士としての実務や、企業の右腕として経営改善を支援する上での大きな土台になっています。
現在、何かの目標に向かって奮闘されている方、そしてこれから社労士を目指す方へ、このリアルな記録が少しでもエールになれば嬉しいです!
