元カレのマネージャーになってみた話 第2話
なにこの状況。
彼氏、浮気相手(?)と3人ですき家。
結局朝飯に同意してしまい。こんな状況。
なぜって?嫌なことは食べて忘れるタイプ。
2人は朝しか食べられない定食みたいの食べてたけど、私は牛丼大盛り豚汁をがつがつ食していた。
「ユウトくん、この子怖いんだけどっ」
「今日どうした?いつもミニじゃん」
「食わなきゃやってられん!!!ってか、ユウトこの状況はどーゆーこと?説明してもらえます?」
「えーと、うーん。3人で仲良くご飯♡」
「…じゃなくて!まじで!ユウト、これは浮気だよね?」
「浮気ってかさ」
「俺、ナオに付き合おうなんて言ってないしね」
な、なんですとーーーー!?
うん。まあ確かに付き合おうって言われてないかも。
って!!!!
とほほ…
あー。泣ける。
「てかユミ(ギャル)とも付き合ってないから」
「えっ!そうゆうかんじ〜ぃ?」
「いっぱいいるよ。遊んでる女の子。20人ぐらい」
に、20人!?嘘だと言って。
「無理!本当最低!」
「ユミ降りま〜す!その一部から。メンドイの嫌だしぃ、帰るぅ〜!!最悪なんだけどぉ〜!!!」
ユミは1,000円を置いて帰って行った。
「私もやめるよ。この関係」
まずい。泣けてきた。
こんな奴の前で泣くもんか。我慢しろ。
「ナオ…牛丼多かった…?」
ズコーーーーーーー!!!
涙が一気に引っ込んだ。そして怒りがふつふつと湧いてきた。
「今日ね、仕事クビになったんだよ!!それで慰めてもらおうと思ったら、ユウトが浮気してて、浮気っていうか、その、そのクズ男!!!!!!」
「クズ男!?ひどくない!?」
クズ男が効いたのかボソボソとユウトが自分語りを始めた。
「俺ね。2年前に結婚してたんだ…」
-2年前-
ユウト25歳。
親友のタクヤと遊び呆ける毎日。
タクヤとは高校生からの付き合いで、何をするにもいつも一緒だった。
お互い彼女がいてよくダブルデートをしていた。
しかし。
ほぼ毎日顔を合わせるうちにお互いパートナーが入れ替わってしまったのだ。
ユウトの彼女がタクヤの彼女に。
タクヤの彼女がユウトの彼女に。
ユウトと彼女(タクヤの元カノ)は一気に盛り上がってしまいそこまま交際半年程でスピード結婚した。
結婚すると妻が「女の連絡先全部消して」「女と喋らないで」「女がいるところにはいかないで」
などと過度な束縛をしてきた。ユウトは妻が大好きだったから「わかった」と言われた通りにしてきたが、事件が起こる。
ある日仕事が終わって家に帰ると、妻が泣いていた。
「スズキ カオリってだれよ!!!!!!!!!」
「ズズキカオリ…カオリ!あー!職場のパートのおばちゃんだよー!」
「昨日携帯見たの。そしたらスズキカオリから、明日8時半からになりましたのでよろしくお願いしますって!!!!!」
「そうだよ!同じグループのシフトは正社員が勤務時間を把握するのは仕事の一部だよ?」
「女の連絡先は消して!って言ったのに!!!!」
「職場の人の連絡先は消せないよ」
「でも嘘ついたじゃん!!!!女の連絡先は消すって言った!!!」
すると妻は泣きながら、クローゼットからユウトが大切にしていた古着を切り刻み始めた。
「次はあんたを切り刻む!!!!」
その姿を見たユウトは怖くなりもうダメだ。やっていけない。
と思い家を飛び出した。
そのあとは大変だったが、お互いの親の仲介もあり離婚することができた。
「そういうことがあってさ、もう俺1人の人と付き合ったりするのやめるって決めたんだ!」
「それは大変だったと思うけど、そうだとしたらちゃんと相手に付き合う気はないと言うべきだと思う。卑怯だよ」
「それは…」
「ほら。なにも言えない」
「そうだよね。卑怯だよね…俺!今遊んでる子にちゃんと説明する!!!付き合う気はないって。新規の子にも」
「うん。そうした方がいいと思う。ってことで私食べ終わったから帰る。申し訳ないけど私遊びは嫌だから、もうユウトとは会わない。ごめんね」
「えっ…!ちょっと待って!!!!お願いがあるんだ。」
「俺が女の子と遊ぶ日のスケジュール管理してくれない…?」
「は!?ぜっっっったい無理。ごめん。無理」
「今ナオは仕事ないんだよね?」
「無職だから暇だと思ってんの!?いい加減にしてよ」
「お金払うから!だからバイトだと思ってやってくれない?」
確かに今私は無職になった。生活費に困る。一人暮らしも続けたい。
「すぐ辞めてもいいから!!」
「ごめん。元彼のお世話係なんてやだよ。」
「お世話係…それだとなんか嫌な感じだよね…じゃあさ、俺のマネージャーってどう?」
「マネージャー…」
「ナオだからお願いしたいんだよ。俺のことこんなに怒ってくれるなんて…ナオしかいない!」
「わかった」
「本当!?!?!?ナオ!ありがとう!」
「しかし!!!次の仕事見つけたらすぐ辞める!あと、いくつかルールを作らせて」
「おう!了解だぜ!」
その時ちょっと面白いかも?と思ったのと、どうせすぐ次の仕事見つかるし、それまでのお小遣い稼ぎぐらいにしか考えていなかった。
そうしてナオは元彼のお世話係…マネージャーになったのだが…
