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うそをはく(471)巻かれたほうの煙に成る実

尋ねられたら困る事だけを集めた奇祭が笹の葉の数だけ発見された。

チケットレスの奇祭がほとんどの中、一際目を引く金箔折の券面から発せられる反射光で目眩ましを食らったパンダがバック宙を始めてはや三年の月日が経とうとしている。

パンダが虎ならバターになるところだがパンダは虎ではないので、すだち果汁になった。

とうとうすだち果汁になってしまったかつてパンダだった筈のすだち果汁は、親の顔が見てみたいと憤慨してしまって、収拾がつかないので親の骨格見本を見せたところ腰を抜かして、それからしばらくして旅に出た。

果汁は果汁なので、移動手段は徒歩なのだけれど、実質川だ。すだち香る川なので、名を橘燻と言った。イブッシ〜の愛称で親しまれる橘燻であったが、如何せん旅途中の流浪の身なので、愛称が土地に定着する頃には居なくなってしまう。

ちぎり絵を得意とする虎がサンドイッチを持ってイブッシ〜を訪ねたところ、イブッシ〜は甚く感動してそのまま帰らぬ人もとい帰らぬ川となってしまった。

虎の地元には今もイブッシ〜が蒸発した影響ですだちの香りが立ち込め、ハムで大賑わいになっている。ハムだけに。

イブッシ〜が立ち寄った土地の人々が虎の元を訪ねても、虎は固く口を閉ざし、ししゃもを咥えたまま、今年も黙々、笹の葉の数を数えている。


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