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年間4,000冊の絵本をよんで気づいた “読み聞かせの効能”

「子どもには絵本を読んであげるといい」と、育児書やネット、先輩ママから耳にすることはありませんか?
私も出産前からその言葉を何度も聞いてきました。けれど実際に*なにがどう「いい」*のかは、はじめのうちは漠然としていて——。

気がつけば、わが家は絵本と暮らす日々。年間に読んだ冊数は約4,000冊にのぼります。
普段の読み聞かせはもちろん、朝ごはんを食べながら、外遊びの前後、ちょっとした空き時間にも絵本。気づけば絵本は、生活のあちこちにしみ込むように存在していました。

そんな日々を積み重ねるうちに、「絵本ってやっぱりすごい」と実感することがいくつもありました。
ここでは、4,000冊の絵本と過ごして感じたメリットを、わが家のリアルな体験とともにご紹介します。



① 楽しみの幅がふえた

公園に行く、YouTubeを見る、おもちゃで遊ぶ。子どもの毎日は楽しいことでいっぱいです。
その中に「絵本を読む」が自然と加わったことで、遊びの選択肢が一段と豊かになりました。

たとえば雨の日。以前なら「何して遊ぼう?」と悩む時間がありましたが、今は迷わず絵本の棚へ。
ページを開いた瞬間、世界が広がり、部屋の中でも海の底へ、宇宙へ、恐竜の時代へ——。
年4,000冊もの物語に触れたことで、子どもたちは“本を開く=わくわくする体験”と認識しているようです。



② 話題がふえた

「ねえ、この前読んだあの絵本ではこう言ってたよね」
日常の会話に、絵本の世界が自然と登場するようになりました。

夕食を食べながら、道端で見つけた虫を観察しながら、ふとした瞬間に絵本で出会った言葉やキャラクターが話題にのぼります。
子どもからそんな言葉が出ると、「ちゃんと聞いて、覚えてくれていたんだ」と胸が温かくなります。
親子で共有できる“共通のストーリー”があるだけで、何気ない会話もぐっと豊かに。



③ 気持ちをクールダウンできる

子どもが癇癪を起こした時、あるいは私自身がイライラしてしまった時。
そんな空気をふわりとやわらげてくれるのも絵本でした。

「一冊読もうか」と声をかけてページを開くだけで、さっきまでの張りつめた空気が少しずつ和らぎます。
物語に集中するうちに、親も子も呼吸が落ち着き、気持ちがクールダウン。
短いお話でも効果は抜群で、親子の“リセットタイム”として、絵本は何度も私たちを助けてくれました。



④ 気持ちの逃げ場ができた

失敗した、怒られた、思うようにいかなくて落ち込んだ——。
そんな時にも絵本は、そっと心を受け止めてくれます。

登場人物が同じように失敗しながら立ち上がる姿。
もっと大変な目にあっても元気に乗り越えていく姿。
それらを目にすると、子どもだけでなく私自身も「大丈夫」と背中を押される気持ちになります。

絵本は、言葉を超えた“心の避難場所”として、家族に寄り添ってくれる存在だと実感します。



⑤ 親が「当然」と思ってしまうことも、丁寧に教えてくれる

車のウインカーの意味、パンツのはき方、雨が降る仕組み——。
大人にとって“当たり前”すぎて改めて説明する機会が少ないことも、絵本は面白く、しかも分かりやすく伝えてくれます。

「そうか、子どもにとっては初めてなんだ」と、親の私がハッとさせられる瞬間も多々。
知識だけでなく、ものごとをゼロから説明する大切さを、絵本を通して学んだ気がします。



⑥ 親の成長にもつながった

たくさん絵本を読むことで、子どもだけでなく親も成長します。

言葉のリズムや表現の豊かさに触れるうちに、親自身の語彙力や伝え方も自然と広がりました。
以前ならつい怒ってしまった場面でも、別の言葉で伝えられるようになったと感じます。

「怒る」より「伝える」。
絵本から得た表現力は、親子関係そのものをやわらかく変えてくれました。



絵本は、親子で育つ時間そのもの

4,000冊という数字は、ただの通過点にすぎません。
大切なのは“数”よりも、絵本を介して親子で過ごした無数のひととき。

笑ったり驚いたり、時には泣いたり。
その積み重ねが、子どもにとっても親にとっても、心の栄養になっています。

「絵本はいい」と言われる理由を、私は日々の体験を通して少しずつ実感してきました。
これからも絵本とともに、親も子も一緒に育っていけたらと思います。



※この記事は、わが家での体験をまとめたものです。絵本との付き合い方は家庭それぞれ。
それでも、どんな家庭にも「一冊から始められる豊かさ」があると信じています。

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