『不老不死の檻』5
秘密のアジトで
ジャック、サラ、リンダが集まっている。彼らはアーロンが広めた誤情報を打ち破るための計画を立てている。
サラが鋭いまなざしで口を開く。
「アーロンはメディアと政府の一部を操作して、自分の計画を正当化している。私たちが持っているデータを公開すれば、彼の嘘を暴くことができるわ」
ジャックは不安げに応える。
「しかし、公開するだけでは不十分だ。アーロンの影響力は強大だ。確実な方法で証拠を広める必要がある」
「それなら、ニューララインの中枢から直接放送するのはどう?セキュリティが厳しいけれど、ジャックの能力を使えば可能かもしれない」
リンダが相槌を打つ。
「その通り。ジャックがセキュリティを突破し、私がデータを放送する。これでアーロンの嘘は一気に崩れるはず」
「決まりだ。これが俺たちの最終ミッションだ。全員、準備を整えておこう」
作戦開始
夜の闇に包まれたニューラライン施設の外で、ジャック、サラ、リンダが潜入の準備をしている。
「リンダ、セキュリティシステムの状況は?」
「外部からは全く侵入できない。内部に入ってからジャックがシステムを無効化するしかないわ」
「大丈夫、私たちならやれるわ。行きましょう」
ジャック、サラ、リンダはセキュリティを突破し、施設内部に侵入する。ジャックはニューララインの能力を駆使し、警備カメラやセキュリティシステムを次々と無効化していく。
「これでセキュリティは一時的に無効化した。リンダ、データセンターに行ってデータを準備して」
「了解。ジャック、サラ、気を付けて」
ニューラライン施設の奥深くにある制御室は、無数のスクリーンとコントロールパネルで埋め尽くされていた。機械音が静かに響き、施設全体の監視と管理が行われるこの場所で、ジャックとサラは決定的な瞬間を迎えようとしていた。
サラは制御パネルの前に立ち、手早くキーボードを操作していた。彼女の指先が走るたびに、画面には内部データと記録映像が次々と表示されていく。ジャックはその隣で緊張した面持ちで見守りながら、周囲の動きを警戒していた。
「これで準備完了よ、ジャック。今から全世界にアーロンの真実を伝えるわ」
サラが言った。
ジャックは頷き、決意を込めて答えた。
「よし、始めよう。みんながこれを見て、彼の恐ろしい計画を知ることになる」
サラは最終的なボタンを押し、全世界に向けた緊急放送が始まった。施設内外の全てのモニターと通信デバイスに、制御室からの映像が映し出された。
「皆さん、これはニューララインの内部からの緊急放送です」
サラの声が響く。
「私はサラ・ウォーカー、ニューララインのリード研究者です。私たちが今からお見せするのは、アーロン・メイフィールドの真実です」
画面には、アーロンが秘密裏に行っていた非人道的な実験の映像が映し出された。被験者たちが苦しむ様子や、アーロンが冷酷に実験を指示するシーンが次々と流れた。ジャックはサラの隣で、その映像を見ながら言葉を続けた。
「私の名前はジャック・リード、ニューララインの元被験者です。私はこの技術によって回復しましたが、それは私が望んだものではなく、アーロンの計画の一部でした。彼は人命を軽視し、自己の野望のために無数の命を犠牲にしてきました」
一方、別の部屋で放送を見ていたアーロンは、激しい怒りと驚きで顔を歪めていた。
「何ということだ…彼らは私の計画を台無しにしようとしている!」
と叫びながら、ニューラライン施設のメインホールに向かって走り出した。
サラとジャックは放送を続けた。
「これはただの始まりです。私たちはアーロンの計画を阻止し、彼の行為を暴露するために立ち上がりました。皆さんの助けが必要です。彼の暴走を止め、人々の命を守りましょう」
放送が終わると、サラは大きく息をついた。
「これで全てが明らかになったわ。彼を止めるために、私たちは全力を尽くさなければならない」
ジャックは頷き、「ああ、これからが本当の戦いだ。彼がここに来る前に、次の手を考えよう」と言い、二人は制御室を後にして次の行動に移った。
アーロンを捕まえるのだ。
対決
ニューラライン施設のメインホールは、高い天井と壁一面に広がる最新鋭のテクノロジーで満たされていた。静寂が支配する中、巨大なスクリーンが施設の進捗状況を示している。その先には、アーロン・メイフィールドが冷笑を浮かべて立っていた。
突如、メインホールの扉が轟音と共に開き、ジャック、サラ、リンダの三人が姿を現した。彼らの足音が響き、周囲の静寂を破るように響いた。サラは真っすぐにアーロンを見据え、リンダは周囲の監視カメラを警戒しながら、ジャックは抑えがたい怒りを心に秘めていた。
アーロンは彼らを見て、怒りと軽蔑が入り混じった表情を浮かべた。
「お前たちは何をしでかしたのか、判っているのか? ただの反逆者どもが、私の進むべき道を阻むつもりか?」
ジャックは歩みを進め、アーロンの前に立ちはだかった。
「お前の冷血な実験、お前の野望はもう許せない。ニューララインの技術は人類のためにあるはずだ。お前の欲望のために、それを捻じ曲げることは許さない」
サラも慎重に声を上げた。
「アーロン、私たちはお前の計画の真実を知っている。研究の名の下に行われた残虐行為は、もう隠せない」
リンダは背後のセキュリティシステムを見つつ、冷静に語った。
「私たちは証拠を揃えた。お前の独裁を終わらせる時が来た」
アーロンは彼らの言葉を聞き流し、自信満々に微笑む。
「お前たちは無知だ。私のビジョンはこの世界を変える。そして、お前たちがその一部になっていることを理解する日も遠くない」
アーロンは警備員たちに命じた。
「奴らを捕えろ!」
続く
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