私が夢中になるとき 春を求めて 高菜を探して 物産館めぐり
高菜の季節がやってきた。
春になったけど、まだひんやりする。
そんな時期に、九州では、高菜は摘まれ、高菜漬けとなる。
阿蘇をドライブすると、あった、あった、高菜の束!
道の駅や、物産館、道端のお店の軒先に積まれている。
その地域や店で漬けられた、高菜の新漬けも、売られていたりする。
いつでもあるわけではない。見つけたら、その時に立ち寄ろう。

阿蘇地方では、細長い野沢菜のような「阿蘇高菜」が主に
栽培されている。熊本地方や福岡県で見られるような、葉が
扇状に広がった「三池高菜」ではない。

持ち帰った阿蘇高菜の新漬けを、
細かく刻んで、ご飯に混ぜる。
たかな飯のできあがり。


それから、買ってきた阿蘇高菜の束も、1本1本きれいに洗って、
細かく刻んで、天然塩をまぶして、もみこむ。
アクをふくんだ青汁が出てきたら、ぎゅっとしぼって、保存袋へ。
これは、私流、即席漬け。
丁寧に漬ける人は、高菜を束ごと、漬けておられることだろう。


高菜を刻む途中、根元に近い部分を、生のまま齧ってみた。
あまい。蕪のような、菜のかおりと、新鮮なあまみがあった。
調子にのって食べていると、ピリリと辛みのあるものも。
阿蘇高菜新漬けは、おしとやかな、うまみがあると思う。
三池高菜の新漬けは、もう少しツーンとした辛みがある。
高菜といえば、天草。
春先の、まだ肌寒いこの時期になると、
天草での風景を思い出す。
天草の御所浦島の物産館には、「島高菜」が売られていた。
ここにも、高菜の束と、自家製高菜漬け。
島の人は、畑から採った高菜をまずきれいな海水で
洗って、またきれいに真水で洗浄して漬けると聞いた
ことがある。
島高菜は、三池高菜とも阿蘇高菜とも違う。
阿蘇高菜のようにあっさりしている。
見た目は三池高菜に近いが、葉は青々として紫がかっていない。
島高菜の新漬けにイワシの釜揚げ(しらす・しろご・白子)
を添えて、一緒に食べるという島の味わい方を教えてもらった。
高菜は、奥深い。
九州、そして全国には、地域地域に「地野菜」「伝統野菜」
としての多種多様な高菜が存在しているようである。
高菜好きとしては、わくわくする。
まだまだ出会っていない未知の高菜に、
会いに行こうではないか。
私の「高菜をめぐる旅」は、続く。
