萌えるいのち、春の山海に満ちる。春をいただきます。
タケノコの旬が盛りの頃、桜も散って、
里山には緑が萌えてきた。
雑木山の木々の芽が芽吹き、
紅葉のときとはまた違うが、
色とりどりの緑の錦。
緑にも、いろんな緑があると、
しみじみ見てしまう。
空には、いつの間にか、ツバメ。
鳥たちがさえずり、春風はすがすがしい。
天草、そして、不知火海の海辺に行ってみた。

春の海は、シケていた。春は、風が立つ。
風があって、イカは一夜干しとなる。

(天草市・JA直売天草 天草とれたて市場で購入)
春の天草は、柑橘類があふれている。
不知火、ジューシー、河内晩柑、パール柑などの様々な晩柑、
そして、レモン。

熟成していたのか、このレモンは、やさしい香り。
ネーブルのように、かぶりついたら、
すっぱさの中に甘さがある。
ネーブルのように、食べてしまった。
不知火海沿岸では、20年くらい前から
ライムやレモンが物産館で見られるようになった。
国産のレモンやライムが、手ごろな値段で手に入る。
地産地消のぜいたくさ。
天草の地野菜、天草かんらん(花かんらん)。
カリフラワーの一種である。
この広がった感じが、シャキシャキとして、
良くゆでるとホクホクして、おいしい。


熊本では、ワケギを茹でて、酢味噌とともに食べる。
茹でたワケギをぐるぐる巻きにしたものを
「ひともじのぐるぐる」という。
若いネギの、一文字らしい、ねっとり感と、土のにおい。
酢味噌がとろりと包みこむ味わい。

まだまだ続く、たけのこのおすそ分け。
実家の庭の山椒の葉と、酢味噌であえる。



3月に漬けた阿蘇高菜の新漬けは、
すぐ食べないものは冷凍している。
冷蔵の、やや発酵が進んだものを、
思い切って炊き込みご飯にした。


うっすら塩味で、どこかひなびた里の味がした。
高菜炊き込みご飯に、ちりめん昆布が、合う。
ふりかけのように、かける。
塩分の調整、うまみの追加ができる。

炊き込みご飯は、小分けして冷凍。
こんな旬の冷凍ご飯が、冷凍室に詰まっている。
安心感がこみ上げる。
春の冷凍室は、ぎゅうぎゅうになってくる。
