実は1本の線でつながっている
最初の投稿で、ムックのために今までに学んだ講座や、将来の夢についてお話しました。
今では学ぶことも将来の夢もムックのためだったり、少しでもわんちゃんたちの役に立てれば…ということばかりですが、もともとの私の将来の夢は全く違うものでした。
「アメリカに移住すること」
これが私のずっと抱いていた夢であり、目標でした。
初めて映画館で見た洋画が、小学校低学年の頃に見た『ベンジーの愛』。
あらすじはよく覚えてないのですが、ベンジーという名前の犬が家族と旅行中に家族と離れ離れになってしまいます。
事件に巻き込まれながら、家族と再会を果たすというストーリーだったと思うのですが、幼かった私は大きなスクリーンに映し出される外国の風景にすっかり魅了されました。
そして、
「英語を話せるようになれば外国に行けるかも」
と英語にも興味を持ちました。
(実際は英語を話せなくても海外には行けますが😅)
さらに、子供の頃、人気のあったアメリカのドラマ『奥様は魔女』にもハマり、日本とはまるで違う生活スタイルに釘付け。
(年齢がバレバレですね😅)
ドラマは日本語吹替で見ていましたが、
ますます
「英語を話せるようになりたい‼︎」
「海外に行ってみたい‼︎」
と思うようになりました。
中学に入り、英語の授業にワクワクしたことは言うまでもありません。
その後、私は女子大に進学したのですが、ある時、同じ敷地内にあった短大で、ニュージーランドへのホームステイの参加者を募集しているではありませんか‼︎
このチャンスを逃さないはずがありません。
事務局に行って、直談判。
「私は短大生ではなく大学の学生ですが、どうしても参加したいんです‼︎」
私の熱意に押されたのか、無事に参加を認めていただくことができました。
初めての海外、しかも、ホームステイ‼︎
旅行とは違い、ホストファミリーのもとで一緒に生活することができます。
もう、ワクワクが止まりません☺️
ところが…
湾岸戦争勃発😱
ニュージーランドは全く関係ありませんでしたが、保護者たちが心配して次々と辞退する学生たちが出てきて、企画が中止になってしまいました😭
ちなみに、わが家は「ニュージーランドは関係ないのにどうして?」と、全く心配していませんでした。
海外に行けないまま、大学4年生になり、就職も決まった頃、当時通っていた英会話スクールがバンクーバー校を開校する記念に、クリスマスシーズンの1週間のホームステイを企画しました。
チャンス到来‼︎
両親にはすでに卒業旅行の旅費を出してもらうことになっていたので、「少しずつ返すから」という約束でホームステイの参加費を出してもらい、念願の海外へ。
クリスマスということもあり、ホストファミリーの親戚一同が集まるホームパーティーに参加したり、大きな教会のクリスマス礼拝に出席したり、今では日本でも珍しくありませんが、街中がクリスマスのイルミネーションでキラキラしていて、住宅もデコレーションされていて、工事現場さえライトアップされていて、見るもの聞くもの全てが感動的でした✨
1週間はあっという間に過ぎ、帰りの空港で「帰りたくない」と泣いたほど。
そして、この経験がきっかけで、「海外に行ってみたい」から「海外に移住したい」「もっと英語を話せるようになりたい」という夢と目標ができたのです。
帰国してすぐに、
「就職はやめて留学したい」
と母に伝えたのですが、「そんな経済的な余裕はありません」と言われ、妹も私立の大学に通っていたし、これ以上の負担は難しいことは理解できたので、私も留学は諦め、予定通り就職。
就職してからも英会話スクールに通っていましたが、仕事が忙しくなり、退会してしまいました。
今思えば、働いてお金を貯めて、ワーキングホリデーを利用することもできたと思うのですが、当時の私はそこまで思いつきませんでした。
独学で英語の勉強はしていたものの、いつしか海外移住の夢も忘れ、結婚して、会社も辞めて、子育てに専念。
ただ、英語学習への関心は続いていました。
息子を英会話スクールのベビークラスに通わせていたのですが、保護者も一緒にレッスンに参加するので、私も英語のレッスンを受けている気分。
赤ちゃんだった息子より私の方が張り切って参加していました。
ベビークラスからキッズクラスになると、レッスン中、保護者はロビーで待機。
すると今度は、待っている間に外国人講師が英語で話しかけてくれるのが嬉しくて、ますます息子とスクールに通うのが楽しくなりました。
そんな時、大人クラスのお試しレッスンのお知らせをいただいたのです。
リーズナブルな料金で10回レッスンを受けられる。
10回でも受けてみたい‼︎
すぐに申し込み。
毎回楽しくて仕方ありません♪
「あ〜、ずっとレッスンを受けたいな〜」
こうなったら、もう止められません。
同時に、気づいてしまったのです。
息子には「将来の夢を見つけて、目標に向かって努力しなさい」と言っている私が、何も達成していないことを。
そして、海外移住の夢を思い出してしまったのです。
そこで、私もレッスンに通うことにしました。
そこから再び、私の英語熱が再燃。
隙間時間を見つけてはテキストの音読をしたり、単語を覚えたり。
その頃、同居していた父の認知症がひどくなり、私の息抜きは英語学習だけでした。
そんな時に迎えたのがムックです。
父が大声を出したり、それを私たちが制止したり……赤ちゃんだったムックには不安な毎日だったと思います。
さらに夫の単身赴任も重なり、「私が頑張らなくちゃ」と空回りしていた私は、ムックが私にベったり甘えてくれているのに、その心に目を向ける余裕がありませんでした。
父が亡くなり、ようやく気持ちに余裕ができたとき、ハッと気づいたのです。
「ムックはどうして無表情なんだろう? どうして、他のわんちゃんみたいに笑わないんだろう?」

笑顔を見せることはありませんでした。
そんな時、不思議なご縁から、ある犬のイベントに声をかけていただきました。
そこには、ずっとお会いしたいと思っていたドッグトレーナーさんの姿が!
早速カウンセリングを申し込み、そこからムック10歳の挑戦、基本のレッスンが始まりました。
ムックには「お手」や「おすわり」などは教えていましたが、レッスンでは「待て」やハンドターゲットなどを中心に基礎を教えていただき、その後は歯みがきレッスンも受けました。
レッスンを重ねていくうちに、できることが増え、褒められることが増えていくと、ムックも自信がついたのか、どんどん表情が豊かになり、ついに笑顔を見せるようになったのです☺️
私にとって感動的な出来事でした。

初めて見るムックの笑顔に感動‼︎
同時に、マッサージのような施術に対して、体を触られることが得意ではなく、緊張するということもわかってきました。
それならば、私ができることを増やしていけば良いのかな…と考えるようにもなり、ムックのための学びに積極的になっていきました。
何を学んだかは最初の投稿にある通りですが、ドッグトレーナーさんとの出会いから、別のトレーナーさんと繋がる機会があり、さらに、その方から今お世話になっているトレーナーさんを紹介していただきました。
この出会いが私の運命を変えました。
私が老犬介護士の勉強をしたいと話すと、ドッグライブリー協会の講座を教えてくださったのです。
ついに、念願の老犬介護士になることができ、シニアドッグアドバイザーとして活動をスタートすることができました。
さらに、私は書くことが大好きで、今こうしてコラムを書いていることも、私にとってもう一つのやりがいにつながっています。
さて、ここで、話を最初に戻したいと思います。
私が英語や海外に興味を持つきっかけは何だったでしょう。
そうです。子供の頃に見た映画、その主人公は「犬」だったのです。
なんだか、とても不思議な縁を感じます。
私の夢や目標は、180度方向転換したかのように見えて、実は最初からちゃんと、1本の線でつながっていたのです。
そして今、私は、この夢を叶えるためにムックがわが家の子になってくれたに違いない。
そんなふうに感じています。

どんどん表情が柔らかくなっています
