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Shopee GMV(流通総額)はeBay越え

東南アジア・台湾最大級のECモール「Shopee」やゲーム事業を手掛ける「シー(ニューヨーク証券取引所上場)」が2025年3月4日に発表した2024年1〜12月期通期決算で、ShopeeのGMV(流通総額)を開示しましたので、本記事では詳細に紹介します。

「eBay」は1995年設立、現在190カ国で展開しており、2023年のGMVは732億ドル(前年比1.0%減)2024年のGMVは746億ドル(前年比1.9%増)となりました。「eBay」に対し、「Shopee」は2015年設立、現在11の国と地域で展開しており、2023年のGMVは785億ドル(前年比6.8%増)となり、2023年時点で、「Shopee」は「ebay」のGMVを既に超えていました。また、昨日発表された2024年のGMVは1,005億ドル(前年比28.0%増)となり、2024年12月末日の為替レートで約15兆円となりました。

ちなみに、日本国内大手プラットフォームのGMVは、「楽天」約6兆円(2024年12月期)、「Amazon(日本)」は約5.2兆円(2023年12月期)、「Yahoo!ショッピング」は約1.7兆円、 「メルカリ」のGMVは約1兆円とされています。


Shopeeを運営する「Sea Limited」とは?

2009年シンガポールにて創業、デジタル・エンターテインメント事業、デジタル金融サービス事業、EC事業を手掛けており、2017年にニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場しました。

① デジタル・エンターテインメント事業「Garena」
2009年「Garena」として、ゲーム事業を東南アジアや台湾で始めた後、南米やその他市場に進出。現在では、世界130カ国超で自社開発ゲーム「Free Fire」を提供しています。

② デジタル金融サービス事業「SeaMoney」
2014年にベトナムやタイで参入し、2019年にブランド名を「SeaMoney」に統一しました。2020年12月にシンガポールで「デジタルフルバンク」の免許を取得したほか、2021年にインドネシア、2022年にフィリピンで「SeaBank」を立ち上げています。

③ EC事業「Shopee」
2015年からEC分野に進出。東南アジアと台湾でECサイト「Shopee」の運営を始め、南米などに広げています。

東南アジア・台湾最大級のECモール「Shopee」

Shopeeは、シンガポールの電子商取引プラットフォームで、2009年にフォレスト・リーが設立したSeaグループの傘下となります。Shopeeは2015年にシンガポールで最初に立ち上げられ、その後マレーシア、タイ、台湾、インドネシア、ベトナム、フィリピン、ブラジル、メキシコへと事業を拡大しました。Shopeeは東南アジアおよび台湾のユーザーに商品をオンラインで売買するサービスを提供しています。

GMVとは?

GMV(ジーエムブイ)とは、Gross Merchandise Valueの略で、日本語では「流通取引総額」や「流通総額」などと訳されます。ECサイトやフリマサイト、決済サービスなどで使われる指標の1つで、一定期間の間に取引された商品やサービスの合計金額を表します。

GMVは、マーケットプレイスの取引規模を示す重要な指標で、企業会計やマーケティング分野、決算説明会などで多く用いられます。GMVが大きいということは、売上高(決済額)も大きいということを表すため、ユーザー数や1人当たりの取引金額の増加などが非常に重要な要素となります。

eBay GMV(流通総額)

出典: eBay Fainancial Infomation 2025年2月26日発表

「eBay(NASDAQ上場)」は1995年アメリカで設立され、世界中で1.6億人、Sellerは2,500万人(個人・法人含む)とインターネットオークションでは世界最多の利用者を持ち、190カ国で展開している2023年のGMVは732億ドル(前年比1.0%減)2024年のGMVは746億ドル(前年比1.9%増)となりました。

Fourth Quarter and Full Year
2024 Business Highlights(2024年第4四半期および通年の事業ハイライト)

出典:Sea Limited. E-commerce (Shopee) Investor Relations 2025年3月4日発表

Sustaining Strong Growth And Market Leadership(力強い成長と市場リーダーシップの維持)

出典:Sea Limited. E-commerce (Shopee) Investor Relations 2025年3月4日発表

① Strong growth & improving profitability(力強い成長と収益性の向上)

・2024年度GMVが1,000億ドルを突破
・2024年通期の調整後EBITDAがプラスを達成
・2024年度のGMVが前年比28%増加し、2024年のガイダンスを上回る
ブラジルでの好業績:2四半期連続で調整後EBITDAがプラスを達成。2024 年第4四半期の平均月間アクティブ購入者数は前年比40%以上増加

Shopeeの2025年通期のGMV成長率は約20%になると予想しており、収益性も向上する予想。

② Improving monetization effectiveness(収益化の有効性の向上)

・市場の合理化に合わせて、手数料と広告テイクレートが上昇し、年間を通じて収益性が向上
・2024年第4四半期の広告収益は前年比50%以上増加
・2024年第4四半期の広告テイクレートは前年比50bps以上改善
・AIによるイノベーションにより、セラーの広告支出が増加

③ Progress made on key operational priorities(主要な業務上の優先事項の進捗)

サービス品質の向上と単位コストの削減:
・2024年第4四半期、アジアでのSPX Express注文のほぼ半数が発注から2日以内に配達されました
・2024年第4四半期、Shopeeの注文あたりの物流コストは前年比5セント削減されました

活気あるコンテンツエコシステム:
・2024年第4四半期、1日あたりの平均ユニークストリーマー数と視聴者数はそれぞれ前年比40%以上と30%以上増加しました
・2024年第4四半期、東南アジアでの物理的な商品の注文量の約15%をライブストリーミングが占めました

GMV and Gross Orders(GMVと総オーダー件数)

出典:Sea Limited. E-commerce (Shopee) Investor Relations 2025年3月4日発表

上記スライド右図のとおり、2023年のGMVは785億ドル2024年のGMVは1,005億ドル(前年比28.0%増)となり、総オーダー件数も、2023年は82億件2024年は109億件(前年比32.9%増)となりました。

GAAP Revenue & Take Rate(GAAP収益とテイクレート)

出典:Sea Limited. E-commerce (Shopee) Investor Relations 2025年3月4日発表

GAAP Revenue(GAAP収益)」とは、一般に公正妥当と認められた会計原則(GAAP)に基づく収益の認識方法で、「Take Rate(テイクレート)」とは、プラットフォームやマーケットプレイスが取引ごとに徴収する手数料の割合を指し、GAAP収益をGMVの割合で表したものです。

Shopee日本越境セラーにとっては、手数料が高くなることは歓迎できませんが、「Shopee」は今まで他のECプラットフォームに比べ、低かったので、適正な収益をあげながら、プラットフォームとしても成長・発展していただきたいものです。

Adjusted EBITDA(調整後EBITDA)


出典:Sea Limited. E-commerce (Shopee) Investor Relations 2025年3月4日発表

Adjusted EBITDA(調整後EBITDA)」とは、EBITDA(Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortization)を調整した指標です。営業利益に減価償却費や株式報酬費用、その他の営業収益や費用を加えたもので、企業のキャッシュフロー創出力を表す指標として用いられます。

まとめ

Shopeeは初心者でも簡単に始められる仕組みが整っています。出店コストが低く、各マーケットの決済方法や物流をサポートしているため、初めての越境ECでも安心して挑戦できます。2025年通期のGMV成長率も約20%になると予想されておりますので、東南アジア・台湾・ブラジル市場でのビジネスチャンスを最大限に活かしましょう。

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