「また来たか」AIツールの熱狂と、静かな免疫の話
また、来た。
「これを知らないと乗り遅れる」
「もう誰もが使っている」
そんな見出しが、今日もタイムラインに流れています。
私は繰り返し、その波に乗っては、またここにいます。
Clubhouseに熱狂した夜を覚えている。
AI画像生成ツールのアカウントを作り続けた時期も。半年後、それらのほとんどは、自分の道具として使えません。

今回はOpenClawだった。自分のツールになるのか?
「あなたのパソコンを、AIが自律的に動かしてくれる」
記事を読んだり検索したり。構造も理解しました。Redditの辛辣な声も当然拾ったり、書いた人が触っているかどうか疑いながら、私はひとつの記事にしました。
書き終えて、気づいた。
あれ?
私も触っていなかった。
調べた記事をもとに、知っているように書いてしまいました。
悪意はなかった。でも構造は同じだった。
疑問を抱いた側がやりそうな下調べを自分も同じことで
「知った気になり」 調査終了。

問題はツールではない。
マーケターが先に動き、経済紙が拾い、
「革命的」という言葉が一人歩きを始める。
体験なき言葉が、本物の体験より速く広まる。
そしてその波は、気をつけていた私さえも、一瞬で飲み込んでしまう。
これが現代の伝達経路という構造である。

それでも、何かが残った。
「ああ、また来たか」
次に新しいツールの記事が流れてきたとき、私の中にそういう声が聞こえます。疲れではない。諦めでもない。
何度も時間を使って、
矛盾に気づいて、
やっと手に入れた、静かなフィルターです。
だから今、私は一つだけ問うことにしています。
「それは、今の自分の課題を解決するか?」
YESなら調べる。NOなら無視する。それだけ。
時間は有限です。熱狂は伝染します。
免疫は、失敗からしか手に入らないと気づきます。

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#創作大賞2026 #エッセイ部門
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