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古事記365|親子で学ぶ|2026年7月17日|祈る人の子孫たち——そして、古事記を書いた人へ

古事記365|親子で学ぶ|2026年7月17日|
祈る人の子孫たち——そして、古事記を書いた人へ

日本最古の歴史書『古事記』を
親子で毎日読む連載《古事記365》、
2026年7月17日の記録です。

おはようございます、古戸音羽です🌿

先負の金曜日。午後が吉の時間。
今日は鬼宿日・大明日・辰の日と
吉日が重なる、上昇の気配の一日です🌿



【この記事でわかること】
✅ 神八井耳命が多くの氏族の祖と
記される場面(古事記中巻)
✅ 2026年7月17日の暦(先負・鬼宿日・大明日・辰の日)
✅ 七十二候「鷹乃学習」初日
✅ 季節の小話:学ぶ季節のはじまり



☀️ 今日の暦|2026年7月17日(金)

⏰ 運気の時間帯(先負)
午前 ・・・・・・ ひかえめに
午後 🌸🌸🌸🌸🌸🌸 吉

🌸 季節の歩み
二十四節気 夏至 ─── 🌸小暑 ─── 大暑
七十二候  鷹乃学習 🌸・・・・(1日目/6日)



⚫︎六曜:先負(せんぶ)
「先んずれば即ち負く」——午前は控えめに、
午後が吉。あわてず進めるのが良い日です。

今日は吉日が三つも重なります。
鬼宿日(きしゅくにち・鬼が宿にこもり、
邪魔の入らない吉日)、
大明日(だいみょうにち・太陽の光が隅々まで届く日)、
そして辰の日(龍にちなみ、上昇の運気の日)🐉
午後の時間を、のびのびと使いたいですね🌿



🌾 二十四節気:小暑(しょうしょ)
暑さが次第に強まっていく頃。
梅雨明けが近く、夏本番へ向かいます。

🌬 七十二候:鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)初日
今日から新しい候に入ります。
鷹のひなが、
親から飛び方や狩りを学びはじめる頃です。



🌌 今日の古事記:祈る人の子孫たち——
そして、古事記を書いた人へ

今日も、庭の大きな木に寄りかかりながら、mumuwawaがお話を聞いているようです👀🌳✨



【今日の古事記はここから👇】✨

この神八井耳命(かむやゐみみのみこと)は、
意富臣(おおのおみ)をはじめとする、
多くの氏族(うじ・一族のこと)の
祖(おや・ご先祖さま)である。



◾️ 原文(漢文)

此神八井耳命者〈意富臣…等之祖也〉

※原文では意富臣のあとに、
火君・阿蘇君・科野国造など、
たくさんの氏族の名前が続きます。



🌳 大きな木とmumuwawaの会話

mumuwawa:
「昨日、弟にゆずって
『祈る人』になったお兄さん……。
そのあと、どうなったの?」

🌳大きな木:
「今日は、その答えの場面だ。
古事記はこう記している。
『神八井耳命は、多くの氏族の祖(おや)である』——とね。
兄の子孫たちは、日本中に広がって、
たくさんの一族になったんだ。」

mumuwawa:
「天皇にならなかったのに、
すごくたくさんの子孫が
つながっていったんだね。」

🌳大きな木:
「そうなんだ。九州の阿蘇の一族、
信濃(いまの長野)の一族……
名前を挙げきれないほどだよ。
そしてね、この中にとっておきの一族がいる。
『意富臣(おおのおみ)』——
多氏(おおうじ)とも呼ばれる一族だ。」

mumuwawa:
「おおうじ? どんな一族なの?」

🌳大きな木:
「この古事記そのものを書き記した人、
太安万侶(おおのやすまろ)は、
この多氏の人なんだよ。」

mumuwawa:
「えええっ! じゃあ、この本を書いた人の
ご先祖さまが、あの震えたお兄さん!?」

🌳大きな木:
「そういうことになるね。
討てなかった兄の物語を、
その子孫が、千年以上あとに書き残した。
震えたあの手が、筆を持つ手につながっていた
そう思うと、ふしぎな縁を感じないかい。」



🍃 親子で読む解説文

7月11日から読んできた兄弟の物語は、
今日、系譜(けいふ・家のつながりの記録)で
締めくくられます。

弟に位を譲り、神をまつる道を選んだ
兄・神八井耳命。
古事記は、その子孫として実に多くの氏族の名を書き連ねます。
意富臣、火君、阿蘇君、科野国造——
九州から信濃まで、日本各地に広がる一族たちです。

そして、この系譜には、
とっておきの事実がひとつ隠れています。
筆頭に記される意富臣(多氏)は、
『古事記』を編纂した太安万侶(おおのやすまろ)その人の氏族なのです。

震えて討てなかった兄。
位を譲り、祈る人となった兄。
その物語を、千年ののちに子孫が書き記した——。
安万侶は、自らのご先祖さまの、
決して勇ましくはない姿を、
隠すことなく残しました。
そこに、この記録の誠実さがあるように思います。

勝った人だけが歴史に残るのではない。
ゆずった人、祈った人の系譜も、
確かに続いていく。兄弟の物語の結びとして、これほどふさわしい一節はないのかもしれません。



🦅 季節の小話:学ぶ季節のはじまり

今日7月17日、旧暦六月四日。
七十二候は今日から
「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」——
鷹のひなが、飛び方や狩りのわざを学びはじめる頃です。

空の王者と呼ばれる鷹も、
生まれつき飛べるわけではありません。
親鳥のそばで、何度も羽ばたき、
失敗しながら、少しずつわざを身につけていきます。

今日の古事記に登場した太安万侶も、
きっと長い年月をかけて、文字と物語のわざを磨いた方だったのでしょう。
学ぶことに、近道はないのでしょうね。

🌿親子で楽しもう
もうすぐ夏休み。「この夏、挑戦したいこと」を親子でひとつずつ決めてみませんか。
鷹のひなのように、少しずつで大丈夫です🦅



✍️ 今日のひとこと|つながる手

震えた手は、
祈る手になり、

祈る人の子孫の手が、
この物語を書き残した。

鷹乃学習の空へ、ひなが羽ばたく頃に🦅



古戸音羽(こと おとは)
《古事記365》毎日更新中🌿



🌿 もっと知りたい方へ

Q. 神八井耳命の子孫には、どんな氏族がいますか?
A. 意富臣(多氏)をはじめ、火君、阿蘇君、科野国造など、九州から信濃まで各地の多くの氏族の祖と記されています。(出典:古事記原文・中巻)

Q. 太安万侶(おおのやすまろ)と神八井耳命の関係は?
A. 古事記を編纂した太安万侶は、神八井耳命を祖とする多氏(意富臣)の出身です。(出典:古事記原文・中巻、『古事記』序)

Q. 「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」とはどういう意味ですか?
A. 鷹のひなが飛び方や狩りを学びはじめる頃を指す、小暑の末候の七十二候です。明治7年(1874年)『略本暦』では7月17日〜21日頃とされています。



【参考文献】
・古事記(原文:漢文)中巻・神武天皇の段
・国立天文台暦計算室「二十四節気」「七十二候」
・明治7年(1874年)『略本暦』「鷹乃学習」(小暑・末候)



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https://note.com/mumuwawa/m/mdf5d5ba90e65

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