古事記365|親子で学ぶ|2026年7月22日|火の山を、まもりつづけて——阿蘇君
古事記365|親子で学ぶ|2026年7月22日|
火の山を、まもりつづけて——阿蘇君
日本最古の歴史書『古事記』を
親子で毎日読む連載《古事記365》、
2026年7月22日の記録です。
おはようございます、古戸音羽です🌿
友引の水曜日。朝と夕方が吉の時間。今日は一粒万倍日、始めごとに良い日です🌿
⸻
【この記事でわかること】
✅ 神八井耳命の子孫・阿蘇君と、
今に続く阿蘇神社(古事記中巻)
✅ 2026年7月22日の暦(友引・一粒万倍日)
✅ 七十二候「鷹乃学習」最終日
✅ 季節の小話:打ち水の知恵
⸻
☀️ 今日の暦|2026年7月22日(水)
⏰ 運気の時間帯(友引)
朝 🌸🌸🌸🌸 吉
昼 ・・(11〜13時頃)ひかえめに
夕 🌸🌸🌸🌸 吉
🌸 季節の歩み
二十四節気 夏至 ─── 🌸小暑 ─── 大暑
七十二候 鷹乃学習 🌸🌸🌸🌸🌸🌸(6日目/6日・最終日)
⸻
⚫六曜:友引(ともびき)
「友を幸せに引き込む」とされる日。朝と夕方が吉、お昼どき(11時〜13時頃)だけは、ひとやすみを。
今日は一粒万倍日(いちりゅうまんばいび・一粒の籾が万倍に実るとされ、始めごとに良い日)と、
神吉日(かみよしにち・神さまに関わることに良い日)が重なります。
新しいことを、朝のうちにひとつ🌿
⸻
🌾 二十四節気:小暑(しょうしょ)
小暑も今日で最終日。
明日からは大暑(たいしょ)——
一年でいちばん暑い節気へ入ります。
🌬 七十二候:鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)最終日
今日で「鷹乃学習」が終わります。
明日7月23日からは
「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」——
桐が実を結びはじめる頃へ。
⸻
🌌 今日の古事記:火の山を、まもりつづけて
——阿蘇君
今日も、庭の大きな木に寄りかかりながら、mumuwawaがお話を聞いているようです👀🌳✨
⸻
【今日の古事記はここから👇】✨
(この神八井耳命は、)
阿蘇君(あそのきみ)
(……らの祖である。)
⸻
◾️ 原文(漢文)
〔此神八井耳命者、……〕阿蘇君〔……等之祖也。〕
※神八井耳命を祖とする、
長い氏族の列記の中の一つです。
⸻
🌳 大きな木とmumuwawaの会話
mumuwawa:
「阿蘇! 火の山があるところだよね。
おとといの『火の国』とつながってる?」
🌳大きな木:
「よくつながったね。そのとおり。
阿蘇君は、あの阿蘇山のふもとの土地を
治めた一族なんだ。」
mumuwawa:
「火山のそばって……
こわくないのかな?」
🌳大きな木:
「火山は、こわい面もある。
けれどね、火山灰がつもった土は
作物がよく育ち、
地下からは温泉がわき出る。
めぐみと、きびしさ。
その両方といっしょに生きるのが、
火の山のふもとの暮らしなんだ。」
mumuwawa:
「だから、神さまをおまつりして……」
🌳大きな木:
「そうだね。そして驚くのはここからだ。
阿蘇には、いまも阿蘇神社という
大きなお社がある。
その神社をお守りしてきた家は、
この阿蘇君の系譜を伝えているんだよ。」
mumuwawa:
「えっ、じゃあ、いまも続いてるってこと!?」
🌳大きな木:
「そういうことになるね。古事記に書かれた一族が、千三百年をこえて、いまも火の山のふもとで神さまをまつりつづけている。
討てなかった兄が選んだ『祈る道』は、
こんなにも長く、受けつがれているんだよ。」
⸻
🍃 親子で読む解説文
神八井耳命の系譜、今日は阿蘇君(あそのきみ)です。
阿蘇は、世界有数の巨大なカルデラ(火山の噴火でできた大きなくぼ地)をもつ土地。火山灰の大地は牧草を育て、地下からは湯がわき、いっぽうで噴火のきびしさとも向き合ってきました。めぐみとおそれの両方を持つ自然のそばで、人々は古くから神をまつってきました。
その中心が、阿蘇神社です。
主祭神は健磐龍命(たけいわたつのみこと)——神武天皇の孫にあたるとされ、
湖だった阿蘇のカルデラの水を切り開いて田畑にした、という開拓の伝説をもつ神さまです。
そして阿蘇君は、この阿蘇神社を代々お守りしてきた一族として、その系譜を今日に伝えています。
ここに、この系譜シリーズのいちばん驚くべきことがあります。7月13日に読んだ、
あの「手が震えて討てなかった」兄。
彼が自分で選んだ「祈る人になる」という道は、千三百年をこえて、いまなお火の山のふもとで続いているのです。
勝つことよりも、続くこと。
武勇の物語ではなく、祈りの物語が、
いちばん長く生き残った——古事記の系譜は、
そんなことも教えてくれます。
⸻
💧 季節の小話:打ち水の知恵
今日7月22日、旧暦六月九日。
小暑の最終日です。
明日からは「大暑」——
一年でいちばん暑さのきびしい季節に入ります。
エアコンのなかった時代、
日本の人々は知恵で涼をとりました。
その代表が「打ち水」。
夕方、道や庭に水をまくと、水が蒸発するときにまわりの熱をうばい(気化熱といいます)、
コツは、日が傾いてから、日かげにまくこと。日なたの暑いうちにまくと、
すぐ蒸発して逆に蒸し暑くなってしまうのです。
火の山のふもとに湧く温泉も、
夕暮れの打ち水も、自然の力とうまくつきあってきた日本の暮らしの知恵ですね。
🌿親子で楽しもう
夕方、玄関先に打ち水をしてみましょう
「まく前」と「まいたあと」で、
どれくらい涼しく感じるか、
親子で比べてみるのも楽しいですよ🚿
⸻
✍️ 今日のひとこと|続くということ
勝つことよりも、
続くこと。
祈る道を選んだ兄の系譜は、
火の山のふもとで、いまも生きている。
小暑の終わり、打ち水の音を聞きながら💧
⸻
古戸音羽(こと おとは)
《古事記365》毎日更新中🌿
⸻
🌿 もっと知りたい方へ
Q. 阿蘇君(あそのきみ)とはどんな氏族ですか?
A. 神八井耳命を祖と記される、阿蘇の地を治めた氏族です。阿蘇神社の社家として、その系譜が今日まで伝えられています。(出典:古事記原文・中巻)
Q. 阿蘇神社の主祭神はどなたですか?
A. 健磐龍命(たけいわたつのみこと)です。神武天皇の孫にあたるとされ、阿蘇を開拓した神として信仰されています。(参考:阿蘇神社の社伝)
Q. 「鷹乃学習」の次の七十二候は何ですか?
A. 「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」——桐が実を結びはじめる頃です。大暑の初候にあたります。
⸻
【参考文献】
・古事記(原文:漢文)中巻・神武天皇の段
・阿蘇神社社伝(健磐龍命・社家の系譜について)
・国立天文台暦計算室「二十四節気」「七十二候」
・明治7年(1874年)『略本暦』「鷹乃学習」(小暑・末候)
⸻
📖 連載マガジンはこちら
https://note.com/mumuwawa/m/mdf5d5ba90e65
#古事記 #古事記365 #親子で神話 #神話と子育て #暦のある暮らし #日本の季節と行事
#日本神話に学ぶ #子育てエッセイ #親子で学ぶ暮らし #日本の神様 #暮らしと神話
#神八井耳命 #阿蘇君 #阿蘇神社 #健磐龍命 #古事記中巻
#小暑 #鷹乃学習 #七十二候 #打ち水 #夏の知恵 #季節の暮らし
#友引 #一粒万倍日 #神吉日 #丙午 #書籍化してほしいnote #毎日更新note #創作大賞2026 #オールカテゴリ部門
#エッセイ好きな人と繋がりたい #mumuwawa #むわさとし #muwasatoshi #kotootoha #古戸音羽
